サルコジ仏大統領の再婚、「国家機密並み」のかん口令
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【2月3日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領(53)は、2日に挙式した元スーパーモデルの歌手カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さん(40)との結婚について、式が終了するまで明かさないよう、「国家機密」並みの秘密保持に努めていたと、式を執り行ったパリ8区長が明かした。
サルコジ大統領とブルーニさんは前日、パリのエリゼ宮(大統領府)1階にあるレセプションホールで、約20人の親族や親しい友人たちだけが見守る中、エリゼ宮があるパリ8区のフランソワ・ルベル(Francois Lebel)区長によって結婚式を挙げた。
大統領府がようやく結婚式の事実を認めたのは、式が終わった数時間後。サルコジ氏は前月、式をしてもメディア関係者にそれを知らせるのは終了してからだと宣言していた。
■大統領特権で結婚公示も免除
結婚の誓いによって目まぐるしく展開した2人のロマンスストーリーにようやく決着がついたが、ルベル区長は2日遅く、カップルの「行動の自由」を守るために払われた努力について語った。
フランスでは結婚前に結婚する予定を公の場に張り出すが、この「結婚公示はしなかった。共和国大統領にはよくあることだが、法律に対する特別な適用免除を共和国検察官から受けたからだ」
また通常、市庁舎で行われるべき民事婚(役所での婚姻儀式)をエリゼ宮で行う特別許可も、大統領は管轄区検察官から得ていたという。しかし、ルベル区長は「すべては共和国の通常の方法に則って遂行された」と強調した。
式中の2人の様子については「花嫁は白の服を着て、いつもどおり美しかった。花婿も同じく、悪くなかった」と述べた。カップルは感情を豊かに表現し、また「アツアツ」だったとも語った。式行程は「誓いを交わした後、通常のキスをした。何も特別なことはなかった」と述べた。
ルベル区長によると、両者がサインした結婚契約書では、離婚した際には財産を均等に2等分するのではなく、結婚の日以前に互いが所持していた分の保持が保証されているという。(c)AFP
サルコジ大統領とブルーニさんは前日、パリのエリゼ宮(大統領府)1階にあるレセプションホールで、約20人の親族や親しい友人たちだけが見守る中、エリゼ宮があるパリ8区のフランソワ・ルベル(Francois Lebel)区長によって結婚式を挙げた。
大統領府がようやく結婚式の事実を認めたのは、式が終わった数時間後。サルコジ氏は前月、式をしてもメディア関係者にそれを知らせるのは終了してからだと宣言していた。
■大統領特権で結婚公示も免除
結婚の誓いによって目まぐるしく展開した2人のロマンスストーリーにようやく決着がついたが、ルベル区長は2日遅く、カップルの「行動の自由」を守るために払われた努力について語った。
フランスでは結婚前に結婚する予定を公の場に張り出すが、この「結婚公示はしなかった。共和国大統領にはよくあることだが、法律に対する特別な適用免除を共和国検察官から受けたからだ」
また通常、市庁舎で行われるべき民事婚(役所での婚姻儀式)をエリゼ宮で行う特別許可も、大統領は管轄区検察官から得ていたという。しかし、ルベル区長は「すべては共和国の通常の方法に則って遂行された」と強調した。
式中の2人の様子については「花嫁は白の服を着て、いつもどおり美しかった。花婿も同じく、悪くなかった」と述べた。カップルは感情を豊かに表現し、また「アツアツ」だったとも語った。式行程は「誓いを交わした後、通常のキスをした。何も特別なことはなかった」と述べた。
ルベル区長によると、両者がサインした結婚契約書では、離婚した際には財産を均等に2等分するのではなく、結婚の日以前に互いが所持していた分の保持が保証されているという。(c)AFP