NY市、特大サイズの炭酸飲料に販売規制導入 全米初
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【9月14日 AFP】米ニューヨーク市(New York City)保健委員会は13日、炭酸飲料などの「特大サイズ」の販売を一部禁止する新規制を正式に承認した。特大サイズ飲料の規制導入は全米の都市で初めてで、半年後の来年3月12日に施行される。
新規制はマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長が肥満対策として推進していたもの。正式決定を受け、トーマス・ファーリー(Thomas Farley)市衛生局長は「歴史的な出来事」だと述べた。
ただ、健康推進運動に携わる人たちが規制を歓迎する一方、清涼飲料業界からは強い反発の声が上がっている。飲料メーカー社長でロビー団体「New Yorkers for Beverage Choices(飲料選択の自由を支持するニューヨーカー)」の代表を務めるリズ・バーマン(Liz Berman)氏は、「差別的」で「不正」な規制だと糾弾する声明を発表した。
「委員会がわれわれの選択肢を制限するのは悲しいことだ。私たちは何を食べ、何を飲むべきかを自分で決めるのに十分な知性を持ち合わせているのに」(バーマン氏)
新規制では、ファストフード店などの飲食店やスタジアムなどの娯楽施設を対象に、販売する炭酸飲料1杯あたりの容量の上限が16オンス(約473ミリリットル)に制限される。一般的な缶飲料よりは多いが、映画館やスポーツ競技場などで販売されている特大容器の約半分のサイズとなる。
もっとも、16オンス以下のサイズの飲料を何杯も注文することは可能。また、スーパーマーケットで販売される飲料や、やはり糖分を多く含む乳製品やフルーツ飲料は、規制の対象に含まれていない。(c)AFP/Sebastian Smith
新規制はマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長が肥満対策として推進していたもの。正式決定を受け、トーマス・ファーリー(Thomas Farley)市衛生局長は「歴史的な出来事」だと述べた。
ただ、健康推進運動に携わる人たちが規制を歓迎する一方、清涼飲料業界からは強い反発の声が上がっている。飲料メーカー社長でロビー団体「New Yorkers for Beverage Choices(飲料選択の自由を支持するニューヨーカー)」の代表を務めるリズ・バーマン(Liz Berman)氏は、「差別的」で「不正」な規制だと糾弾する声明を発表した。
「委員会がわれわれの選択肢を制限するのは悲しいことだ。私たちは何を食べ、何を飲むべきかを自分で決めるのに十分な知性を持ち合わせているのに」(バーマン氏)
新規制では、ファストフード店などの飲食店やスタジアムなどの娯楽施設を対象に、販売する炭酸飲料1杯あたりの容量の上限が16オンス(約473ミリリットル)に制限される。一般的な缶飲料よりは多いが、映画館やスポーツ競技場などで販売されている特大容器の約半分のサイズとなる。
もっとも、16オンス以下のサイズの飲料を何杯も注文することは可能。また、スーパーマーケットで販売される飲料や、やはり糖分を多く含む乳製品やフルーツ飲料は、規制の対象に含まれていない。(c)AFP/Sebastian Smith