デトロイト市が財政破綻、米自治体では過去最大
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【7月19日 AFP】米中西部ミシガン(Michigan)州のデトロイト(Detroit)市は18日、連邦破産法9条の適用を申請した。米地方自治体の財政破綻としては過去最大となる。米自動車産業の中心地である同市は、ここ数十年にわたって人口減少と都市運営の失敗に苦しんできた。
同州のリック・スナイダー(Rick Snyder)知事は声明で、「デトロイトが直面している財政上の現実は、あまりにも長い間目を背けられてきた」と述べ、破産法の適用申請は唯一の選択肢だったと説明。「この難しい決断をしたのは、デトロイトの人々が受けるべき基本的サービスを利用できるようにするため、また、将来の成長と繁栄を可能にする健全な財政体質にデトロイトを置くためだ」と述べた。
かつて米国第4位の都市だったデトロイトは、1950年に180万人いた人口が、現在では68万5000人と、半分以下に減少。その背景には、犯罪の増加や、郊外への人口流出、自動車産業の空洞化による都市基盤の浸食があった。(c)AFP/Mira OBERMAN
同州のリック・スナイダー(Rick Snyder)知事は声明で、「デトロイトが直面している財政上の現実は、あまりにも長い間目を背けられてきた」と述べ、破産法の適用申請は唯一の選択肢だったと説明。「この難しい決断をしたのは、デトロイトの人々が受けるべき基本的サービスを利用できるようにするため、また、将来の成長と繁栄を可能にする健全な財政体質にデトロイトを置くためだ」と述べた。
かつて米国第4位の都市だったデトロイトは、1950年に180万人いた人口が、現在では68万5000人と、半分以下に減少。その背景には、犯罪の増加や、郊外への人口流出、自動車産業の空洞化による都市基盤の浸食があった。(c)AFP/Mira OBERMAN