今週の明るい彗星 (2024年12月28日:北半球版)

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Updated on January 2, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。現在は4.9等(12月31日、Marco Goiato)。計算上は-3等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。日本では、今後は観測できない。南半球では、まもなく観測できなくなるが、1月中旬から観測できる可能性がある。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  17 15.87  -32 52.6   1.481   0.631    18    5.9   6:07 (307, -5)  
Jan.  4  17 50.84  -27 55.5   1.260   0.418    16    3.7   6:09 (303, -3)  

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は10.1等(12月26日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  19 37.87    6  1.0   2.651   1.915    33   10.2  18:26 ( 89, 12)  
Jan.  4  19 44.34    6 35.0   2.797   2.024    31   10.5  18:31 ( 93,  7)  

* リニア彗星 (333P)

12月初めに地球に0.55天文単位まで接近して、10.7等まで明るくなった(12月5日、Mike Olason)。現在は12.4等(12月22日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  21 10.02   47 51.7   0.851   1.182    79   12.2  18:26 (125, 47)  
Jan.  4  21 39.73   40 49.8   1.044   1.218    73   12.9  18:31 (115, 46)  

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は10.1等(11月10日、Mike Olason)。次第に暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  17 21.33  -15  8.9   3.641   2.720    17   12.4   5:36 (288,  0)  
Jan.  4  17 31.21  -15 52.8   3.682   2.793    21   12.6   5:38 (292,  3)  

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.9等(12月24日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   2 29.11   64 21.9   3.148   3.785   123   12.8  19:59 (180, 61)  
Jan.  4   2  8.20   62 17.3   3.238   3.801   118   12.9  19:11 (180, 63)  

* シュヴァスマン-ヴァハマン第1彗星 (29P)

11月1日から2日の間に、大きなアウトバーストを起こした。11月末に再びバーストを起こした。現在は12.6等(12月23日、宮崎修氏)。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  10 12.19    8 47.7   5.622   6.233   124   13.7   3:46 (  0, 64)  
Jan.  4  10 10.88    8 47.8   5.534   6.234   131   13.7   3:17 (  0, 64)  

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は14.6等(10月22日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  16 26.77  -48 10.8   4.394   3.627    34   13.8   5:36 (321,-12)  
Jan.  4  16 35.42  -48 19.6   4.423   3.700    38   13.9   5:38 (324, -9)  

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

夏に12.7等まで明るくなった(8月7日、Thomas Lehmann)。現在は14.2等(12月10日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。だが、3月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  20  3.13  -13  9.2   3.270   2.413    24   13.8  18:26 ( 69,  6)  
Jan.  4  20 14.92  -11 10.3   3.316   2.429    21   13.9  18:31 ( 74,  3)  

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

急激に増光中。現在は観測できない。2025年の春に10等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪く、明るい時期は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  18 48.47   -3  6.7   2.432   1.552    20   14.3  18:26 ( 88, -3)  
Jan.  4  19  9.72   -3  0.4   2.374   1.488    19   13.9  18:31 ( 90, -5)  

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.1等(12月23日、ATLAS Chile)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6 32.39    4 43.9   4.851   5.792   161   14.1   0:07 (  0, 60)  
Jan.  4   6 29.41    5 13.8   4.836   5.776   161   14.1  23:32 (  0, 60)  

* フォーブズ彗星 (37P)

現在は13.4等(12月19日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  20 47.61  -16 23.6   2.521   1.785    33   14.2  18:26 ( 60, 12)  
Jan.  4  21  6.15  -14 44.8   2.583   1.814    31   14.3  18:31 ( 63, 11)  

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.3等(12月22日、門田健一氏)。しばらく14等を保つ。次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  14 57.61  -19  2.3   5.645   5.054    48   14.3   5:36 (315, 22)  
Jan.  4  15  3.37  -18 52.0   5.565   5.063    54   14.3   5:38 (320, 25)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.8等(12月21日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。しばらく15等を保つ。南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  23  0.53   -2 53.1   4.519   4.264    68   14.6  18:26 ( 41, 44)  
Jan.  4  23  6.13   -2 17.6   4.588   4.238    63   14.6  18:31 ( 49, 40)  

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.8等(12月12日、門田健一氏)。しばらく14等を保つ。日本では、4月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  19  2.32   32 51.1   2.452   2.081    56   14.7  18:26 (117, 20)  
Jan.  4  19 27.67   32  2.9   2.434   2.040    55   14.6  18:31 (117, 18)  

* P/2023 S1彗星 (P/2023 S1)

現在は15.2等(12月14日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   9 18.65   19 19.5   1.811   2.643   140   14.7   2:53 (  0, 74)  
Jan.  4   9 16.10   19 10.9   1.753   2.638   147   14.6   2:23 (  0, 74)  

* リニア彗星 (249P)

今回帰はまだ観測されていない。11.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。3月には18等以下になる。1月には観測できなくなる。2月に太陽に0.5天文単位まで接近して、11.5等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  16 26.55  -23 25.3   1.621   0.880    27   15.7   5:36 (303,  5)  
Jan.  4  17 10.86  -23 51.5   1.552   0.778    24   14.7   5:38 (301,  2)  

* アトラス彗星 (C/2024 M1)

ほぼ恒星状。現在は14.4等(12月26日、Juan Jose Gonzalez)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、1月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   3 27.42   35 22.9   0.905   1.771   139   15.1  20:57 (180, 89)  
Jan.  4   3  4.12   39 38.1   1.016   1.797   128   15.5  20:07 (180, 85)  

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は14.0等(12月1日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。4月には18等以下になる。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  16 57.27   21 24.0   2.441   1.956    49   15.1   5:36 (261, 25)  
Jan.  4  17  8.95   20  0.4   2.484   2.007    50   15.3   5:38 (264, 28)  

* マシェク彗星 (C/2024 Y1)

明るい新彗星。現在は14.5等(12月27日、Martin Masek)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  22 35.36  -68 47.5   1.074   1.006    58   15.2  18:26 ( 12,-17)  
Jan.  4   0 14.34  -65 41.3   1.034   1.082    64   15.4  18:31 (  7,-11)  

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.8等(12月16日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   3 40.32  -70 31.0  15.718  15.606    81   15.4  21:10 (  0,-15)  
Jan.  4   3 37.63  -70 18.4  15.715  15.583    80   15.4  20:40 (  0,-15)  

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.6等(10月9日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと明るくなっていく。現在は観測できない。南半球では3月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  19 39.19  -23  2.2   2.995   2.070    16   15.6  18:26 ( 65, -4)  
Jan.  4  19 56.83  -22 40.4   3.001   2.057    13   15.5  18:31 ( 67, -7)  

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

現在は15.2等(12月6日、吉見政義氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6 23.71    9 18.1   2.619   3.581   165   15.6  23:54 (  0, 64)  
Jan.  4   6 19.77    9 18.0   2.643   3.597   163   15.6  23:23 (  0, 64)  

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は15.6等(12月13日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  21 14.95   31 33.4   4.463   4.192    67   15.6  18:26 (102, 45)  
Jan.  4  21 23.71   31 14.9   4.596   4.261    64   15.7  18:31 (104, 40)  

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は15.6等(12月16日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   1 43.97   14 14.9   2.360   2.888   112   15.7  19:15 (  0, 69)  
Jan.  4   1 46.85   14  5.0   2.428   2.863   106   15.6  18:51 (  0, 69)  

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.5等(12月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   5 46.82   21  6.9   6.634   7.605   170   15.7  23:17 (  0, 76)  
Jan.  4   5 42.52   21 21.4   6.716   7.659   162   15.8  22:45 (  0, 76)  

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.1等(12月18日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   7 39.92  -24  8.8   3.446   4.141   129   15.8   1:14 (  0, 31)  
Jan.  4   7 31.75  -22 56.6   3.380   4.120   133   15.8   0:39 (  0, 32)  

* サイディング・スプリング彗星 (487P/2024 N5)

2012年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は15.0等(12月10日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   2 45.54   54 44.7   1.173   1.944   128   15.8  20:17 (180, 70)  
Jan.  4   2 41.18   55 28.8   1.254   1.970   122   16.1  19:45 (180, 69)  

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.2等(12月22日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、2月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  12 22.73   36 24.9   4.225   4.572   104   16.0   5:36 (252, 86)  
Jan.  4  12 24.98   38 27.3   4.118   4.554   110   15.9   5:31 (180, 87)  

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は16.2等(12月14日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  12 44.81  -30  9.3   3.681   3.558    75   16.0   5:36 (350, 24)  
Jan.  4  12 51.68  -31  7.5   3.592   3.554    79   16.0   5:38 (355, 24)  

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.3等(12月15日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   2 13.35   13 30.3   1.123   1.819   119   16.2  19:45 (  0, 69)  
Jan.  4   2 16.06   15 13.7   1.150   1.785   113   16.1  19:20 (  0, 70)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

現在は15.7等(12月23日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   8 39.79   75 38.1   1.899   2.592   125   16.2   2:16 (180, 49)  
Jan.  4   8 31.48   75 46.1   1.902   2.601   125   16.2   1:40 (180, 49)  

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は15.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、4月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6 35.12  -51 21.2   6.175   6.504   105   16.2   0:09 (  0,  4)  
Jan.  4   6 24.99  -51 14.4   6.215   6.549   105   16.3  23:26 (  0,  4)  

* ラインムート第1彗星 (30P)

現在は17.3等(12月22日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  14  0.77   -5  0.4   2.353   2.162    66   16.2   5:36 (319, 41)  
Jan.  4  14 11.83   -5 37.7   2.308   2.194    71   16.3   5:38 (325, 43)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.5等(12月18日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6 57.64  -30 30.1   6.141   6.763   125   16.2   0:32 (  0, 24)  
Jan.  4   6 54.78  -30 11.3   6.113   6.752   127   16.2   0:01 (  0, 25)  

* ZTF彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は15.8等(12月7日、A. Pearce)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  21  6.95  -61 49.8   6.969   6.339    47   16.2  18:26 ( 25,-17)  
Jan.  4  21 11.32  -61 24.2   7.053   6.394    44   16.3  18:31 ( 27,-19)  

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.5等(6月6日、Giuseppe Pappa)。しばらく16等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  13 42.28  -43 56.7   5.604   5.198    60   16.4   5:36 (342,  8)  
Jan.  4  13 40.13  -44 33.2   5.499   5.196    67   16.4   5:38 (348,  9)  

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなった。現在は17.1等(12月23日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   1 52.44    8 35.0   2.177   2.713   112   16.5  19:24 (  0, 64)  
Jan.  4   1 55.70    9 11.8   2.300   2.747   106   16.7  19:00 (  0, 64)  

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は16.0等(11月30日、吉本勝己氏)。今後は急激に増光する。3月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   2  0.50   25 24.7   0.925   1.650   119   16.6  19:31 (  0, 80)  
Jan.  4   1 48.14   22 29.0   0.953   1.579   109   16.7  18:51 (  0, 77)  

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は15.1等(8月2日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  12 37.97  -55 41.3   9.642   9.344    69   16.6   5:36 (355, -1)  
Jan.  4  12 39.18  -56 20.1   9.614   9.388    73   16.6   5:38 (359, -1)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は16.4等(12月14日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく16等を保つ。日本では、今後は次第に低くなり、2月には観測できなくなる。だが、3月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  22 10.40   18 20.3   5.728   5.444    68   16.6  18:26 ( 76, 50)  
Jan.  4  22 10.88   17 53.4   5.791   5.401    62   16.6  18:31 ( 82, 43)  

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は16.7等(12月20日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   8 25.03  -43 27.7   3.562   3.978   108   16.8   1:59 (  0, 11)  
Jan.  4   8  8.83  -43 31.7   3.557   4.027   111   16.8   1:16 (  0, 11)  

* スキッフ彗星 (305P)

現在は16.6等(12月22日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   1  2.76    7 37.4   0.961   1.500   100   16.8  18:35 (  0, 63)  
Jan.  4   1 24.38    8 14.6   1.026   1.529    99   16.9  18:31 (  1, 63)  

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は16.6等(12月7日、A. Pearce)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   2 39.73    8 44.4   3.268   3.899   123   16.9  20:11 (  0, 64)  
Jan.  4   2 40.07    8 39.5   3.359   3.900   116   16.9  19:44 (  0, 64)  

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   0 47.25  -63 47.9  10.815  10.541    71   16.9  18:26 (  1, -9)  
Jan.  4   0 45.83  -62 57.8  10.872  10.549    68   16.9  18:31 (  5, -8)  

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は16.6等(12月21日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6  6.74  -40 12.9   5.705   6.204   116   16.9  23:36 (  0, 15)  
Jan.  4   6  0.65  -39 29.8   5.755   6.253   116   17.0  23:03 (  0, 16)  

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は16.9等(9月25日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  15 19.46  -29 56.9   4.163   3.500    42   17.0   5:36 (318, 10)  
Jan.  4  15 19.16  -30 11.5   4.049   3.487    49   17.0   5:38 (324, 14)  

* コマス・ソラ彗星 (32P)

昨年の冬に13.5等まで明るくなった(2023年12月5日、Chris Wyatt)。現在は16.6等(11月10日、J. Nicolas, F. Kugel)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  13 59.38   -5 29.4   3.165   2.921    66   17.0   5:36 (320, 41)  
Jan.  4  14  6.28   -6  5.6   3.109   2.959    72   17.1   5:38 (327, 43)  

* アラン-リゴー彗星 (49P)

2025年の春に、14等まで明るくなる。現在は16.8等(12月24日、門田健一氏)。今後は急激に増光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   0 10.04  -20 40.9   1.737   1.811    78   17.3  18:26 ( 13, 34)  
Jan.  4   0 20.43  -18 43.3   1.759   1.769    74   17.1  18:31 ( 19, 34)  

* スパール彗星 (242P)

現在は17.1等(12月19日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   3 48.43  -16 33.9   3.334   3.972   124   17.2  21:19 (  0, 39)  
Jan.  4   3 46.80  -16  9.7   3.401   3.972   119   17.2  20:50 (  0, 39)  

* ブルーイントン彗星 (154P)

6月に12.0等まで明るくなった(6月13日、門田健一氏)。現在は18.0等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   9 37.39   32 45.4   1.764   2.576   137   17.2   3:12 (  0, 88)  
Jan.  4   9 31.12   33  2.3   1.759   2.626   145   17.3   2:38 (  0, 88)  

* リニア彗星 (492P/2024 O3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.6等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   9 44.29   30 42.2   1.618   2.423   135   17.4   3:18 (  0, 86)  
Jan.  4   9 40.52   31 10.4   1.610   2.469   143   17.4   2:47 (  0, 86)  

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.5等(9月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   3 21.86  -15 49.5   1.911   2.549   120   17.4  20:53 (  0, 39)  
Jan.  4   3 20.25  -15 36.3   1.933   2.502   114   17.5  20:24 (  0, 40)  

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.5等(12月5日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   7 33.00   41 48.2   6.169   7.085   157   17.5   1:08 (180, 83)  
Jan.  4   7 30.05   41 54.3   6.169   7.100   159   17.5   0:37 (180, 83)  

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.0等(12月23日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   6 44.65   -7 57.2   3.684   4.551   148   17.7   0:19 (  0, 47)  
Jan.  4   6 40.37   -8 22.2   3.677   4.545   148   17.6  23:43 (  0, 47)  

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.9等(5月17日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  13  1.20  -48  7.4   5.791   5.490    67   17.7   5:36 (350,  6)  
Jan.  4  13  0.46  -48 18.9   5.686   5.478    72   17.7   5:38 (355,  6)  

* 小惑星2013 LU28 (468861)

現在は18.0等(8月18日、Taras Prystavski)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   7 24.60   37 34.7   7.874   8.810   161   17.7   1:00 (180, 87)  
Jan.  4   7 18.74   37 26.5   7.863   8.815   164   17.7   0:26 (180, 88)  

* アラン彗星 (50P)

現在は18.3等(12月12日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28  10 12.35   32 29.7   1.983   2.722   130   17.8   3:46 (  0, 87)  
Jan.  4  10  8.76   32 52.0   1.956   2.759   137   17.9   3:15 (  0, 88)  

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.3等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   4  9.21  -60 20.5   4.880   5.007    91   17.9  21:38 (  0, -5)  
Jan.  4   3 54.17  -59 54.8   4.931   5.014    89   18.0  20:56 (  0, -5)  

* パンスターズ彗星 (253P)

現在は17.3等(12月6日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 28   1 12.19    1  7.4   1.676   2.094   100   17.9  18:44 (  0, 56)  
Jan.  4   1 21.09    2 15.6   1.764   2.108    96   18.1  18:31 (  3, 57)  

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