製品紹介
組み込み向け音声合成エンジン
小型・軽量にこだわった組み込みシステム向けの音声合成エンジンです。
昨今、サーバーで音声を合成するクラウド型のシステムが流行っていますが、 AquesTalkを使えばクラウドが使えないシステムでも音声合成できます。
- AquesTalk
- 規則音声合成エンジン: テキスト情報(音声記号列)をリアルタイムに音声に変換します。 AquesTalk10/AquesTalk pico/AquesTalk2/AquesTalk1の4種類のエンジンがあります。
- AqKanji2Koe
- 言語処理エンジン: 漢字を含むテキストを AquesTalk用の音声記号列に変換します。
- AquesTalk-KM
- 小型IoT機器向けに言語処理と規則音声合成エンジンを組み合わせたものです。
その他の製品(アプリケーション)
- AquesTalkPlayer
- 3種類のAquesTalk音声合成エンジンを使ったWindowsアプリです。 簡単な操作でテキストの読み上げや、WAVファイルに書き出すことができます。 各種エンジンの評価にもお使いください。
- AquesTalk Pico LSI
- AquesTalk picoエンジンを組み込んだ1チップの音声合成LSIです。
- AquesTalk ESP32
- Espressif Systems製のマイクロコントローラ ESP32用の音声合成ライブラリです。AqKanji2Koe-MとAquesTalk picoエンジンが移植されており、漢字を含むテキストからの音声合成ができます。
- AquesTalk Pi
- Raspberry Pi 上で音声合成を可能にするアプリケーションプログラムです。AqKanji2Koe-AとAquesTalk1エンジンが使われており、少ない処理量で高速に音声合成できます。
- AquesTalk TTS
- Android TTS API準拠のテキスト音声合成エンジン アプリです。 AqKanji2Koe-AとAquesTalk1エンジンが使用されています。AquesTalk10エンジンを採用し、機能も拡張した 「AquesTalk TTS Pro」もあります。
言語処理部と規則音声合成部に分かれています
当社の音声合成エンジンは、漢字を含むテキストを、かな表記の音声記号列に変換する言語処理部 AqKanji2Koeと、音声記号列を音声に変換する規則音声合成部 AquesTalkの2つのモジュールに分かれています。
漢字仮名混じりテキストからの音声合成の場合には、2つのモジュールを組み合わせて使用します。
動的に漢字を読む必要がない場合は、規則音声合成部だけを用い、よりコンパクトに実装できます。
文中の単語を置き換えるなど、プログラムで動的に音声記号を置換・生成したり、 数値の桁読みなどのAquesTalkの独自機能を使うことで、 規則音声合成部だけでも数多くのアプリケーションに対応できます。
AqKanji2KoeとAquesTalkは完全に独立しており、それぞれ異なる環境、例えば言語処理はLinuxサーバーで、規則音声合成はマイコンで動かすといった柔軟なシステム構成も可能です。
現在、AqKanji2Koeは2種類、AquesTalkは4種類のエンジンがあり、任意の組み合わせが可能です。システムに適した組み合わせも提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
また、小型IoT機器向けに、言語処理と規則音声合成を組み合わせた AquesTalk-KMもリリースしました。
パッケージとカスタムの2つの製品種類があります
当社の音声合成エンジンはソフトウェアライブラリとして提供します。お客様はこれを製品やシステムに組み込んでお使いいただきます。
パッケージ製品は、あらかじめ主要なプラットフォーム(OS)向けにビルドしたライブラリで、すぐに検証や開発が行えます。評価版も用意されています。 製品一覧、評価版ダウンロード
カスタム製品は、特殊なOSやOSを持たない組み込みシステム向けに、お使いの環境(CPU種類など)に合わせてビルドして提供します。 ライブラリのインターフェースや機能のカスタマイズなど、様々なニーズにも対応できます。例えば、音声出力しながら他の処理も可能なフレーム単位の音声出力、声の種類の差し替えや調整、文字コード、入出力フォーマットやサンプリング周波数の変更などにも柔軟に対応いたします。
製品についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。