露地ものの不ぞろいな苺が大変身!お手軽イチゴシロップの作り方です。
「苺ってこんなに香りが高かったの!?」…と驚くこと請け合いですよ。簡単に作れるので是非試してみて下さい。
イチゴシロップを作ろう!
最初に謝っておくと、このイチゴシロップ正直5分で完成しません。
でも作業工程のほとんどが放置時間なので、実際に台所で手を動かす手順はわずかです。
不揃いな苺が安かったのでシロップ作ったよー
洗ってヘタ取った苺にお好み分量の砂糖とレモン汁ふって放置、苺から水分が上がったら一煮立ちさせて完成
ジャムやコンフィチュールほど煮詰めないので2~3日しかもたないけど、ヨーグルトに添えると鮮やかなルビーレッドが広がってうっとりだ?( ´ω` )? pic.twitter.com/1rD6sjRIRs
— 所長おち (@02320_ochi) 2018年5月8日
手作りイチゴシロップの材料はとてもシンプル。イチゴと砂糖とレモン汁しか使いません。
イチゴを砂糖で煮たものは、濃度によってざっくり「ジャム系」と「シロップ系」の2系統に分かれます。イチゴは砂糖多めで煮詰めると保存性が高く、軽く火を通しただけのものは華やかな香りが残る感じ。
本レシピは、甘さ控えめで香り重視のシロップタイプです。
ジャムやコンフィチュールほど煮詰めないのであまり保存はききませんが、手間もかからず市販品にはない香りを楽しめる点がオススメです。
イチゴシロップの作り方
手作りイチゴシロップのレシピです。
用意するもの
まずは材料から。
違う分量で作るときはイチゴの量に応じて調節してください。イチゴは洗ってへたを取り、キッチンペーパーなどで水気を切っておきます。
他に必要な器具は、小鍋とボウルと保存瓶とアク取り用具など。
作り方
材料が揃ったら混ぜあわせて放置します。作業工程の9割以上は待ち時間なので、のんびりやりましょう。
まずはイチゴにレモン汁と砂糖をまぶします。イチゴは丸ごとでも小さく切っても構いません。丸ごとの方が作業が楽だし、手作り感が出るのでオススメです。
イチゴに砂糖とレモン汁ををまぶすと、浸透圧により自然と果汁が上がって来ます。このイチゴから上がってきた果汁だけで煮るのがポイント。余計な水は足しません。
果汁が溜まる時間は果実の大きさや熟れ具合によっても左右されるため、小一時間で充分なこともあれば2~3時間かかることも。時間は正直テキトーです。夏場など暑い時期は冷蔵庫で寝かすと良いでしょう。
果肉がクタッとして十分に果汁が上がってきたら、果肉と果汁を一緒に鍋に入れて火に掛けます。あまり何分も沸騰させると果実の色が悪くなるので、一煮立ちすれば充分です。
途中、灰汁が出るのですくいます。イチゴパック1杯分くらいの分量で作ると果汁一滴が貴重になってくるので、おたまを使うより網じゃくしや刷毛やキッチンペーパーでなでるように泡だけ取ると気分的に平和です。
粗熱が取れたら保存瓶に入れて完成!
煮詰めないシロップなのであまり保存が効きません。冷蔵でも数日を目安に使い切ってください。どうしても短期間に使い切れないときは、砂糖を増やすか冷凍庫へ。
甘さを調整するときの注意
砂糖はお好みで増減可能ですが、あまり少なすぎると傷みやすくなります。甘さ控えめにするときは、最低でも果肉重量の2割は糖分を入れて下さい(イチゴ300gに対して砂糖60~70g以上)。
砂糖の種類は基本的に何を使っても構いません。グラニュー糖や上白糖だとクリアなルビーレッドが楽しめますし、三温糖だと若干落ち着いた色とコクのある甘みが楽しめます。
レモン汁について
ジャム的な料理のレシピを見てると、必ずと言って良いほどレモン汁って書かれてますね。
ジャム作るときにレモン汁を入れるのは、フルーツに含まれるペクチンを効果的に働かせるためです。ただし、このレシピではゲル化するほど煮詰めません。レモン汁を入れるのはほぼ風味付けです。
なのでレモン汁がなければ入れなくても構いません。ただ、入れるとやっぱり味の奥行きと保存性が高まるので、代用する場合はバルサミコやリンゴ酢などのフルーツ酢を使うのがオススメです。
イチゴシロップの使い道
何はともあれ、色がキレイ。あとめっちゃ香りが豊かです。
…というわけで、ヨーグルトやかき氷にかけるとスプーン一杯で幸せになれますね。カナッペなんかにも良いですよ。沢山作ったらフルーツカクテルの香りづけに使っても。
露地ものの不ぞろいですっぱいイチゴで作っても味わい深くなるのがまた良いんですよね。簡単に作れるので是非お試しあれ。(∩* ´ ω ` *∩)
コメントをどうぞ(´ω`*)