WIREDで見かけた「家庭用プリンタで印刷できる通電性インク」がステキだった。
WIRED : 家庭用プリンターで作れる、電子工作キット:日本のヴェンチャーが開発
ざっくり言うと、これまでハンダ付けなどの工程を必要とした電子工作の結線作業が まるで「紙工作のように切り貼りできる」というインクの話です。
お絵かきソフトで回路を描いてはさみでチョキチョキ、電池や素子を接着剤でぺたぺた貼ればプロトタイプマシンの完成とか。やっだ何それ楽しすぎる。
プリンタ用の通電性インクは既出なのでペンタイプに期待
該当記事へのコメントを見ているとプリント基板の線出しが不要になる、って意見もありましたが一人えっち 個人でエッチングなんて普通やんないし規模としては考えなくてもよいのでは。第一、結線が簡単になって業界の底上げに繋がるというなら電子ブロックが復刻したとき もっと飛ぶように売れたはずです。
とはいえ常温で電子工作が出来る事に対する利便性は計り知れません。正直、特殊インクを家庭用プリンタに積むこと自体は目新しい話じゃないので個人的には通電性インクを装填したペンって方にむしろ興味あります。
もし、ちょっとした接点補修に使えるとしたら相当便利ですよね。一家に一本めっちゃ欲しい。最近メッキが薄いから保証期間超えるとすぐダメになるじゃないですか。
あと、作業時の電源確保や廃熱処理を考えなくて良いので山奥や宇宙船といったエクストリーム環境でも重宝しそうです。
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印字可能なメディアは?
先の通り家庭用プリンタや筆記具にも使える通電性インクは既に製品化されているため、最大の争点は何に印刷できるかって部分でしょうか。たとえば三菱製紙の銀ナノインクは水性なので、紙に印刷できてもプリント基板には使えません。
あと、現状インクとしての品質保持期限が結構短いため どれくらいコロイド状態が保持できるかも気になりますね。家庭用としては一年くらい使えて欲しいところです。
動画は他社の先行製品ですけど、こういうのが日本でも手に入ると思うと凄くワクワクするな。ペンが2000円程度だったらかなり買いじゃないですかね。(^^
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