アケビの皮を食べるレシピは肉料理にも使えるジャムがおすすめ

アケビの皮でジャムのようなコンポートを作ってみました。クラッカーに良し、ヨーグルトに良し、肉料理の隠し味にもオススメです。

アケビの皮を食べるレシピは肉料理にも使えるジャムがおすすめ

先日アケビを箱買いしたので、アケビの皮料理にはまっております。

あけびの実

ただアケビ皮の調理法を調べると 大体レシピが固まってますね。大筋で以下のどれかみたいな。

  • アケビの皮の味噌炒め
  • アケビの皮の肉詰め
  • アケビの皮の天ぷら

あと、変化球としてきんぴらが入る程度で。

でも「これ絶対甘くしても美味しいと思うんだよな~」と思って蜜煮のようなものを作ってみたら、めちゃくちゃ使い勝手の良いソースが出来ました。割と簡単にできるのでレシピ置いときます。(´ω`*)

アケビの皮コンポートのレシピ

コンポートというか、ジャムというか、コンフィチュールみたいなものを作ります。とにかく甘く煮たやつ。

アロエのような食感で、イチジクジャムのような味で、香りは生蜂蜜に近いかな。

そのまま食べると平凡な味なんですけど、ヨーグルトに入れたりカレーの隠し味にすると様々な表情を見せてくれます。ホロ苦いコクが意外と乳脂肪にも合う感じ。

クラッカーに乗せると香りが広がってお酒もどんどん進むしね。ブランデーやラムのお伴に是非どうぞ。(結局そこ)

材料

煮詰めるのが手間なので、ある程度まとまった分量のほうが作りやすいです。アケビの皮5~6個で300ccのジャム瓶1本分くらい。

  • アケビの皮  中5~6個
  • 三温糖    150~200g
  • レモン汁   大さじ3

個人的趣味により甘みに三温糖を使ってますが、お好みに応じて上白糖やグラニュー糖を使っても。

調理の手順

皮を食べやすい大きさに切ります。皮は空気に触れた端から茶色く変色するので、ボウルを用意して水に取りながら作業します。

アケビの皮のあく抜き

どんどん灰汁が出るので、1時間ほど水に浸しては水を替える…という作業を2~3回繰り返します。いくら水を替えても苦すぎて不安な人は一度茹でこぼしても。

ざるにあけて水を切り、レモン汁を大さじ1~2ほどを回しかけて砂糖をまぶすと皮の中の水がどんどん出てきます。まずはこの砂糖水だけを取り出して煮詰めます。

糖度をゆっくりあげたいので、小鍋で蜜を煮立てては皮に戻し数時間おくというやり方で。おせちで黒豆の甘さを含ませるときに使う方法ですね。

シロップを煮立てては戻しを3~4回繰り返すと、濃くなった蜜によってアケビ皮の水分が絞り出されて次第に食感が変化します。残りのレモン汁は、シロップを煮立てるときに数滴ずつ垂らして味を調えるのに使って下さい。苦みが和らいで甘さが引き立ちます。

アケビの皮を蜜で煮る

蜜が煮詰まってトロッとしてきたら、皮を加えて一煮立ちさせて完成です。蜜は固くてもゆるくても扱いが難しいので、クリーム系ドレッシングくらいの粘度を目指すと取り回しやすいです。

実食

当初とろけるくらい柔らかかったアケビの皮が、最終的に締まってしっかりした食感に変わります。見た目はあまり良くないけど、いろんな要素が詰まっていて、ちょっと他に替えがたい素材かも。

アケビの皮のコンポート

イチジクみたいなコクがあるので、肉料理に足すと深みが出ます。

ヨーグルトと合わせたら酸味と苦みが打ち消し合って大正解。ヨーグルト乗せを何人かに振る舞ってみたところ、大人だけでなく小さい人にも好評だったのは意外でした。

肉味噌や天ぷら以外のアケビ皮料理を試してみたいと思ったら、是非作ってみて下さい。٩( ‘ω’ )و

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