時折、古いネット友達の消息が気になって検索すると当時のWEBページが残ってたりして嬉しくなるんですが、うっかり見に行くと大抵エロサイトに成り下がっててがっかりします。
ac.jpドメイン内の非公式サイトに要注意
学校の情報系授業で作らされるWEBページ、一定以下の世代なら割と経験があるんじゃないでしょうか。
今はさすがに個人情報保護とか何とかですぐに消されちゃうと思うんですけど、学生ノリで作った研究室やサークルの紹介ページは割と長く残りますね。ちょっと詳しい院生がちょいちょいっと手打ちで書いたようなやつ。
管理者はとっくの昔に卒業したと思われるのに延々残っててそこからリンクされてるページが商材屋なんかの温床になってます。
公的機関からのバックリンクは中古ドメイン屋の売り文句
もちろん元は知り合い同士のリンクだったのでしょうが、素人でも独自ドメインが取得できるようになって十余年、管理しきれず手放されたドメインも随分増えてきました。世の中にはこうした放出ドメインを熱心に売買する中古市場があって、よそからナチュラルリンクを受けてるサイトには相応の値段が付きます。場合によってはそれなりのプレミアが付くことも。
初回登録年が古かったり、よそから受けたリンクの種類が重視されるあたり中古法人の売買とやってることは変わりません。
そして教育機関である ac.jp ドメインは社会的信頼が高いので、そこからリンクされてるドメインが手放されると当然買い手が出てきます。教育機関からの被リンクがあると、専用アイコンつけて売り文句にしてる業者があるほどです。
事実上、教育機関が詐欺や風俗の宣伝に荷担してしまってるわけですが、技術的には大学側に一切アクションしてないため問題がなかなか顕在化しません。大学側のページをたまたま訪れた人が、関係者のページだと思って見に行くとすっかりおかしなことになっている、というわけです。
高値が付きやすいドメイン
教育機関からの被リンクの他に売り文句になりがちなのは、政府機関(go.jp)からの被リンク、Wikipediaからの被リンク、SNS経由での膨大なシェア数など。
見直すのも手間だからとチェックを怠ってると信用を落とすことにもなりかねません。
SEO効果は正直それほどないと思う
Googleのサイト評価は日々刻々と変化しています。仮にある一時期良質なページだと評価されていたとしても、その後へんてこりんなビジネスを始めればページランクが下がるのは時間の問題です。
今やサイトの構造エラーを修正すれば2~3日で検索結果に反映するほどの勢いでクローラーが世界中を駆け回っているのです。サイトの内容が悪質なら、良質な被リンクなんてあっと言う間に吹き飛ぶでしょう。そういう古いSEOを信じて何万も出すのは本当にバカバカしいと思います。
それにつけても居抜きサイトは熟女ものが多い気がします。個人所有のドメインだった名残で未亡人っぽさをアピールしてるんでしょうか。変なところに演出が細かくてフワ~ってなりますね。(・∀・;)
そういうわけですので、思い当たる節のある先生方におかれましては古いページ見直してみて下さい。
情報セキュリティ教本―組織の情報セキュリティ対策実践の手引き |
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