シャオミの最新スマートフォン「Xiaomi 14T」と「Xaiomi 14T Pro」を使ったので、両者の比較をレポートする。Xiaomi 14Tはau、UQモバイル向けで、12月中旬発売予定。Xiaomi 14T Proはソフトバンクおよびオープンマーケット向けに発売中だ。まず、両モデルの主要スペックを比べておこう。
画面サイズは同じで、本体サイズもほぼ同等。プロセッサーの性能はXiaomi 14T Proのほうが高く、120Wの急速充電に対応していることもアドバンテージ。しかし、カメラのスペックに大差はなく、無印のXiaomi 14Tでも満足できそうな気がするのだが……?
Xiaomi 14T | Xiaomi 14T Pro | |
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ディスプレー | 6.7型有機EL(20:9)144Hz対応 | |
画面解像度 | 1220×2712 | |
サイズ | 約75.1×160.5×7.8mm | 約75×160×8.4mm |
重量 | 約195g(ガラス) 約193g(PUレザー) |
約209g |
CPU | Dimensity 8300 Ultra | Dimensity 9300+ |
メモリー | 12GB | 12GB |
ストレージ | 256GB | 256/512GB |
外部ストレージ | - | |
OS | Android 14(Xiaomi HyperOS) | |
対応バンド | 5G NR:n1/3/28/41/77/78 LTE:1/2/3/4/5/7/8 /12/13/17/18/19/20/26 /28/38/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
5G NR:n1/3/28/41/77/78 LTE:1/2/3/4/5/7/8 /12/17/18/19/26/28 /38/39/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 |
カメラ画素数 | 5000万画素(OIS対応) +1200万画素(超広角) +5000万画素(光学2倍) /イン3200万画素 |
5000万画素(OIS対応) +1200万画素(超広角) +5000万画素(光学2.6倍) /イン3200万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(67W充電対応) | 5000mAh(120W充電対応) |
Qi | × | ○ |
FeliCa/NFC | ○/○ | ○/○ |
防水・防塵 | ○/○(IP68) | |
生体認証 | ○(画面内指紋+顔) | |
SIM | nanoSIM+eSIM | |
USB端子 | Type-C | |
イヤホン端子 | - | |
カラバリ | チタンブルー、チタングレー、レモングリーン | チタンブラック、チタングレー、チタンブルー |
価格 | 5万7300円 (au オンラインショップ) |
10万9800円 (256GB、SIMフリー ) |
発売時期 | 12月中旬以降 | 発売中 |
背面パネルに差があり、手にした印象が異なる
チタンという名称だが実際はアルミフレーム
筆者が使ったのはXiaomi 14Tのチタングレーと、Xiaomi 14T Proのチタンブルー。どちらも「チタン」とあるが、実際にチタンが使われているわけではない。しかし、チタンを連想させるメタリックな印象に仕上がっているが、サイドフレームはアルミで、背面パネルはガラス(Xiaomi 14Tのレモングリーンは樹脂素材)だ。ちなみに、Xiaomi 14Tは、ほかにチタンブルーとレモングリーンがあり、レモングリーンの背面パネルはヴィーガンレザー調だ。
Xiaomi 14T Proは、ほかにチタンブラック、チタングレーが用意されている。
両モデルのデザインの違いは、背面パネルにある。Xiaomi 14Tの背面パネルはフラットだが、Xiaomi 14T Proはエッジ部にカーブが施されている。Xiaomi 14T Proのほうがわずかに厚く、重い。Xiaomi 14Tはスタイリッシュな印象で、Xiaomi 14T Proは手にしたときのフィット感がいい。どちらを好むかは人によって分かれるだろう。
ボタンや外部インターフェースの搭載位置も共通。どちらもステレオスピーカーを搭載し、音の臨場感を向上させる「Dolby Atmos」にも対応している。
nanoSIMは1枚しか挿せないがeSIMは追加できるので、nanoSIM+eSIMのデュアル回線でも運用可能。microSDは非対応だ。
性能はXiaomi 14T Proが高いが
Xiaomi 14Tも不満を感じない水準
SoCはどちらもMediaTek製。Xiaomi 14Tはミドルハイ向けのDimensity 8300-Ultra(最大3.35GHz)、Xiaomi 14T Proはハイエンド向けのDimensity 9300-Ultra(最大3.4GHz)を採用している。しかし、筆者がウェブサイトやSNS、動画を見たり、カメラで撮影したりした範囲では、どちらも快適に使えて、パフォーマンスに差は感じられなかった。12GBのメモリーを搭載しているためか、複数のアプリを起動させても、サクサクと切り替えて操作できた。
両モデルの処理速度を比較するために、「Geekbench 6」というアプリでベンチマークを測定してみた。結果はそれなりの差ではあったが、Xiaomi 14Tもミドルレンジとしては高いスコアを記録した。動画を編集したり、グラフィックに凝ったゲームをしたりするのでなければ、Xiaomi 14Tでも十分に満足できるだろう。
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