週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

スキャナー代わりにiPhoneで真上からの画像を取り込める「SnapLite」速攻レビュー|Mac

2014年05月21日 14時00分更新

 「ScanSnap」シリーズでおなじみのPFUが5月21日、デスクライトとドキュメントスキャナーが融合した新ジャンルの製品「SnapLite」を発表しました。iPhoneとBluetooth接続するLEDライトで、本体の上にiPhoneを載せて撮影すると真上からの画像を取り込めます。対象物に上から光を当てて撮影できるほか、専用アプリで撮影画像の台形補正・トリミングを行うことで、スキャナーのように使えるというものです。

 なお、対応OSはiOS 6.0以降で、対応機種はiPhone 5/5s/5c。速攻レビューしてみました!

SnapLite
PFU(SnapLiteスペシャルサイト)
●1万2800円(5月28日発売予定)

SnapLite
SnapLite

 ぱっと見は普通のデスクライトですが、上部にiPhoneを載せるスタンドがあります。専用アプリを立ち上げてiPhoneを載せると自動的に撮影モードになり、照明とレーザーガイドが点灯。台座部分にあるリスのマークのボタンを押すと撮影できます。

 料理やお弁当、プラモデルやアクセサリーなど小物の制作過程、ネイルアート、凹凸のあるグリーティングカード、立体的な作品などを記録するのにピッタリ。0.5/1/2/3秒のタイマー撮影もできるので、自分の両手を入れた撮影ができるのもポイントです。ネイルサロンに自ら売りに行きたいですね。

SnapLite
SnapLite
SnapLite

 実際は斜め上からの撮影ですが、専用アプリの高度な画像解析技術により、自動的に傾き補正とトリミングを実行して、まるで真上から撮影したようなフラットな画像を取り込めます。通常のスキャナーが使えない厚みや高さのある物体も上から撮影できるので、複数枚の紙を重ねたり、紙と立体物を組み合わせたコラージュなども作れるのが特徴。こんな感じ。

SnapLite

 便せんの上に折り紙を重ね、紙粘土で作った作品を置いています。台形の画像が正しく補正されているのがわかります。通常のカメラと違って手の影が入ることもなく、まさにカメラとスキャナーのいいとこ取り!

SnapLite

 レーザー枠に収まり切らない原稿は、A3サイズまでなら「合成モード」で2回に分けて撮影して合成可能。アプリが重なりを解析し、2枚の画像をひとつにしてくれます。

SnapLite
SnapLite
SnapLite

 名刺やレシートなどを複数枚並べて撮影すれば、自動でトリミングして別々のファイルとして保存することも可能。ショップカードやチケットの半券を記録するのにもよさそう。旅行の思い出類を撮ってみたらちゃんと分割できました。

SnapLite

 トリミングされてひとつひとつの画像が小さくなってしまったほか、時間が経って色が褪せているものはやや不鮮明に写りました。とはいえ、捨てられない紙類を記録に残す程度なら十分。これで心おきなく捨てられます。

SnapLite
SnapLite
SnapLite
SnapLite
SnapLite

 デスクライトとしての機能も充実しており、専用アプリで昼白色と電球色の切り替えや明るさ調節が可能。

SnapLite

 さらに、本体にはiPadの急速充電にも対応する2.1AのUSBポートがあり、卓上でiPhone/iPadを充電するのに重宝します。

SnapLite

 反り返ったレシートではトリミングに失敗することがありました。また、角度調整ができないため光沢のある原稿では映り込みが発生する場合もあります。木目調の机でトリミングがうまくいかない場合は、無地の紙や布を敷くといいです。

 断裁できない本や書類を本格的にどんどん取り込みたいといった場合は「ScanSnap SV600」(関連記事)がオススメですが、リビングに置いてちょっとした記録をよりキレイに手軽に残すといったライトな用途にはピッタリ。「SnapLite」のその名の通り、ScanSnapの便利さをライトに味わえる製品です。

ScanSnap SV600

 さて、まもなく発売となるMacPeople7月号は、巻頭特集の新MacBook Air速攻レビューのほか、現行マシンを改造パワーアップ特集、まもなく表参道店オープンと噂されるアップルストア特集、Cocos2d-xゲーム開発入門、YouTube動画作成術、デベロッパーに聞くスマホアプリの最新トレンドなどが掲載予定。

MacPeopleはNewsstandでも配信中
1ヵ月の定期購読なら最新号が600円!

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります