このところ、めざましい活躍を見せるフリーの3Dアニメーション作成ソフトMikuMikuDance(MMD)。
Google ChromeのCMや、アニメ『gdgd妖精's』でMMDが使われたことを皮切りに、テレビの映像制作や、あるいは、有料モデルといった商業分野へも進出。大手企業から「プロモーションで使いたい」といった声も、ちらちらと聞こえてくる。
そんななか、あろうことか、あのマイクロソフトの自作パソコン応援キャラクター“窓辺ななみ”と、“クラウディア・窓辺”のMMDモデルが、本日4月16日から『窓辺ななみ Kinect対応3Dデータセット Kinect for Windows スペシャルパック』として提供されている。
これは、『Kinect for Windows』と、DSP版のWindowsを同時購入すると、先着1500名に配布されるもので、MMDに対応したPMDデータのほか、FBX形式のデータも付属。PMDデータをMMDに読み込み、配布されているモーションデータや音楽ファイルを読み込むことで、窓辺ななみやクラウディア・窓辺に、好きなダンスを躍らせることが可能だ。
PMD版 窓辺ななみ
PMD版クラウディア・窓辺
というわけで、週アスPLUSでは、入手したPMDデータを使い、早速、窓辺ななみちゃんとクラウディア・窓辺さんに、オリジナルダンスを踊ってもらった。
窓辺ななみちゃんとクラウディア・窓辺さんを踊らせてみた
かわいいよ、ななみ。かわいいよ、クラウディア……ゴホゴホ。
とまあ、モデルの可愛さは動画を見てもらえば一目瞭然。MMD標準の初音ミクVer.2用のモーションをそのまま利用しているが、大きな破たんも見られない。ただ、動画制作者向けにあえて書いておくと、表情データが「あ」「う」「お」しかないため、この動画のように、リップシンクで歌うといった用途には、あまり向いていないかも。表情は、このほか“まばたき”しか用意されていない。また、スカートの物理演算設定はちょっと甘く、足が貫通するシーンも。よりびびっと来る動画を作りたい方は、改造のスキルが必要になるかも。
いずれにせよ、またまたMMDに可愛いキャラクターが降臨した。動画を制作してみたいMMDerも、モデルコレクターのキミも、いますぐスペシャルパックをGetだ。
↑表情データは「あ」「う」「お」と、まばたきだけ。
↑むむ、このボーンは! クラウディアさんは、ちゃんと物理で揺れますw
ちなみに、4月24~25日開催される『Microsoft Windows Developer Day』(WDD)。このなかでボーカロイド関連のセッションが予定されいてるというが、ツイッター情報によれば、MMDの動画クリエーターのまさたかPが、オープニング映像を制作中のとのこと。こちらも、合せて注目したい。まさたかめ、ギギギ。
■関連サイト
Kinect for Windowsスペシャルパック
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