週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

NHK『MUSIC JAPAN』がアイドル祭り! 女性アイドルグループ特集に要注目!

2010年05月18日 01時44分更新

 5月17日、NHKホールがアイドルファンのMIXに揺れた! この日、7組総勢59名の女性アイドルグループが勢ぞろいし、5月30日放映分の収録に臨んだのだ。

Music Japanステージ
アイドル7組、全59名の入場を待つステージ。

 今回出演するのは、女性アイドルグループ二大巨頭のAKB48とアイドリング!!!。もはやベテランの風格も漂うモーニング娘。いずれも5月にデビューしたももいろクローバー、東京女子流、スマイレージ。そして異色デュオのバニラビーンズという全7組。

彼女たちのパフォーマンスは5月30日(日)18時10分からの放映を観ていただくとして、ここでは記者会見の様子をお届けする。

アイドル7組勢ぞろい
NHKホールのステージにアイドルグループ7組59名がズラリと並んだ姿は壮観だった。

アイドリング!!!

3号遠藤舞 「私たちはフジテレビ出身のアイドルみたいに思われがちなんですけど、NHKさんに出ることが私たちの夢だったので、今日出ることができて全員本当にうれしく思っております。私たちらしく、自分たちの良さをアピールしていきたいと思います」

アイドリング!!!
初NHKホールで、いわばアウェイのアイドリング!!!だが、入場時はリラックスした笑顔を見せていた。

 挨拶後にNHKの石原 真エグゼクティブ・プロデューサーから「NHKホールはいかがですか?」と問われると、遠藤はすかさず「広いですね!」と即答。5月3日には隣接する渋谷C.C.Lemonホールでライブを開催したアイドリング!!!だが、キャパはNHKホールのほうが2倍近く大きく、そのスケールに感動していたようだ。

アイドリング!!! 遠藤舞
アイドリング!!!は3号遠藤舞が挨拶。新曲の『目には青葉 山ホトトギス 初恋』を披露した。週刊アスキーでは6月1日発売号からアイドリング!!!の連載を開始するので、お楽しみに!

AKB48

チームA 前田敦子 「今日はすごいアイドルのみなさんがたくさん集まっているということで、盛り上がればいいなと思っています。私たちも一所懸命がんばりたいと思います」

 AKB48は新曲のPVをグアムで撮影。本番のステージではそのときのエピソードとして高橋みなみが「初めて空撮していただいたんですが、ヘリがものすごく接近して、風圧で飛ばされました」とのエピソードを披露していた。

AKB48 前田敦子
AKB48は前田敦子が挨拶。こちらも新曲の『ポニーテールとシュシュ』を披露。

スマイレージ

和田彩花 「私たちがデビューするときに、つんく♂さんから1万人以上の方の笑顔の写真を集めればメジャーデビューできるという指令があったのですが、それを無事達成し、メジャーデビュー決まったので、期待を裏切らないように(がんばります)。あとここにいるみなさんに失礼かもしれませんが、これから1万人以上の方に応援してもらうためにも、みなさんのファンをスマイレージのファンにできるようにがんばります」

 さらに和田は、同じハロプロの先輩であるモーニング娘。に対して「負けません!」と下克上を表明。切磋琢磨して競い合っていく姿勢をあらわにしていた。

スマイレージ 和田彩花
スマイレージの挨拶はダーワーこと和田彩花が担当。

東京女子流

庄司芽生 「私たちは2010年1月1日結成の、5人組ダンス&ボーカルグループです。私たちは将来、アジアで歌って踊れるようなアーティストを目指してがんばります。よろしくお願いします」

 年齢未公表ながら、おそらく最年少の東京女子流。石原プロデューサーから、日本に、アジアに、世界に羽ばたいてくださいと激励を受けていた。また、記者会見後には「東京女子流*ではなく、東京女子流です」と、その正式表記について事務所側からのアナウンスもあった。

東京女子流 庄司芽生
東京女子流はリーダーの山邊ではなく、庄司芽生が挨拶した。

バニラビーンズ

レナ 「北欧の風に乗ってやってきました、清楚でイノセンスな雰囲気を持つ女の子2人組、バニラビーンズです。今日は最年長、最高身長でがんばっていきますので、みなさんよろしくお願いします」

 レナのほうは石原プロデューサーから、モーニング娘。では第7期の最終オーディションまで行き、AKB48のほうは書類審査で落ちたとの逸話が披露された。またリサについては本番のステージで、アナウンサーが「カップ麺を食べたことがない、ユニットバスを見たことがない」と、そのセレブぶりを暴露。満員の観衆(とくに女子)がどよめいていた。

バニラビーンズ レナ

モーニング娘。

高橋愛 「アイドルグループがたくさん出てきて、たくさんの方に観てもらう機会が増えて、こういう場を設けてもらって感謝しております。モーニング娘。は今年で13年目を迎えて、先輩方から受け継いだものを大切にしながら、新しいことにも挑戦していきたいと思っておりますので、みなさんよろしくお願いします」

 また高橋は、他のアイドルグループを意識して「みんなと、アイドル業界が盛り上がるようにがんばっていきましょう」との意気込みを口にしていた。その言葉通り、各グループが競うことで盛り上がっていけるのが理想的だろう。

モーニング娘。 高橋愛
結成13年目で最古参のモーニング娘。は高橋愛が挨拶した。

ももいろクローバー

百田夏菜子&早見あかり 「今日はこんなにたくさんのアイドルの方がいるなかで、最近、アイドル戦国時代と言われていますが、私たちももいろクローバーが狙うのは、アイドル戦国時代で天下統一をすることです! 私たちの目標は、今年の紅白歌合戦に出ることです。精一杯がんばりますので、よろしくお願いします!」

 実は今回の収録では、別の放映日用に韓流男性スターも登場し、客席には女性の姿も多かった。そのなか、トップバッターで出演という難しいポジションを与えられたももクロだったが、見事その大役を果たし、会場の熱いアイドルファンを喜ばせていた。

ももいろクローバー 百田夏菜子
本番のステージではトップバッターを務めたももクロ。挨拶は百田夏菜子→早見あかり→百田という変則のバトンタッチで行なった。

 アイドル戦国時代とも呼ばれる今年、ついにNHKがその合戦場を用意したとも評される今回の『MUSIC JAPAN』だが、ステージ裏では各グループが緊張した面持ちで出番を待っていた。その姿からは、自分たちのできることを精一杯ファンに届けようという、ピュアな想いが伝わってきた。だからこそ会場のアイドルファンは、どのグループにも平等に熱い声援を送っていたのだ。

アイドル入場
記者会見に向け下手からステージに登場するアイドルたち。うれしそう笑顔から緊張した面持ちまで、それぞれの表情を浮かべていた。

 また、本番のステージではアイドルファンの熱い応援が女性客の目を惹いていたが、それ以上に印象的だったのは、人気韓流スターが登場したときのすさまじい声援だ。記者はアイドルからロックや格闘技まで、地方のライブハウスや東京ドームなどでさまざまなステージを取材してきたが、観客の声援だけで耳が痛くなるほどの音圧を感じた経験は滅多にない。出演した女性アイドルグループたちもおそらく、バックステージでその歓声を耳にし、いろんな想いを胸に抱いたことだろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります