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生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落落磊磊
by usaccons
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週末の記録

金曜日は、Wei さんちにお呼ばれ。
土曜日は、マッサージに行って、実験少々。
日曜日は、引っ越しの荷作りと実験少々。

gardener の「研究ってそんなに面白いのかな?なにが目的でやってるの?」
は、H 先生の格好の餌食になってるので、なんだかなあと思った。
一方で、正直 H 先生の言うことはあまりにもきれい事という気もして、
ピンと来なかった。
だって、こぐまのような若輩者の経験からしても、
日々のラボ生活では、
面白いと思って実験する時間よりは
辛いと思って実験する時間の方がトータルとしダントツに多い。
そもそも
「研究とは幸運にめぐまれて選ばれた人が、
面白いと思えることを追求することを許された特権」って何なんですか?
たとえ、選ばれない人だって、誰だって「研究する」権利はあると思います!
職業として成立するかどうかってところは、
もちろん幸運と特権なのかもしれないけれどさ。
establish された研究者の特権階級意識みたいなものが
もし H 先生にあるんだとしたら、とても哀しく思いマス・・・。

それよか、石器人先生の言うことの方がずっと共感できた。
麻薬はやったことないんで、「麻薬」の感覚はちょっとわからないけど(笑)。

こぐまの意見だと、
改めてそう聞かれると「面白いよ」と、もちろん答えるけど、
超エキサイティングなことは1年に1回程度しかないし、
そんなことを毎日毎日期待していてラボに行く元気がでるはずもない。
だから、
免疫染色が綺麗にできるとか、PCR が一発で増えるとか、
細かい実験の1つ1つの作業に悦びを見出そうとするわけだけど、
この年になっても失敗するもんは失敗するしで、
それが「研究の面白さ」とはとても言えないんじゃないかって思う。

「研究の目的」については、こぐまの答えは至極簡単。
「自分が不思議だと思うことをもっとよく知りたい!」
ほんとにそれだけっす。
by usaccons | 2007-03-26 12:47
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