「
アソんであげるわ……。おいで、
鉈女」
「彼なら……。圭一なら。出口無き惨劇の迷路を打ち破れるかもしれない……」
「そう……、そういうこと……。いいわ、
アソんであげる……」
自分、
弱いんすよねぇ……(
鼻の頭を掻きながら)
黒梨花ちゃま(
仮称)には……
普段の、
みぃ~、で、
にぱ~、な梨花ちゃまも
ステキです!!
それは
揺るがないッ!!(
力強く)
……しかし、普段の彼女とは
まるで違う、別人格とも言える、梨花ちゃま……
その、稚い姿からは想像もつかないような、
コトバを発し
圭一たちが知りえぬ、この世界の
秘密を識る
体力、体格ともに、
はるかに劣る、というのに……
鉈女と
対等に渡り合う、その技量!!
残念な事に、
梨花ちゃまvsレナ、という
対戦カードは、
我々の目に触れることなく決着してしまったようです
色々と
テンパってる鉈女を相手に、
無手で(もしかしたら、なにか
隠し武器でも持っていたかもしれませんが……。梨花ちゃまは、以前にも
注射器を隠し持っていた、という前科がありますからねw)どのように対抗したのか?
圭一くんでさえ、
形見のバットを振るって、
やっと対等(負けましたがw)だというのに……
うーむ、
非常に興味がありますね!!w
しかし、校舎から出てきた彼女は、
目立つ傷も無く、
着衣の乱れも無く(
ぇ)自力で脱出してきました
それはつまり、梨花ちゃまは
無手でテンパってる鉈女と対決し、
大した怪我もせずに、圭一くんが起爆装置を解除するまでの
時間を稼ぐ事に成功した、という事になります
それって、
凄くないですか?(
驚きの表情で)
そのように、
底の知れない黒梨花ちゃま(
仮称)に、
魅力を感じてしまっても……、なんつーか、
ふつーですよね?(
目が素で)>それはどうかな?>えーーー!!
ふつーだよーー!!(
ダダをこねながら)>弱いからなぁ、
人外ロリにw>
人外言うなwww ……まあ、
キライじゃないですが……。
人外ロリ……(
はにかみながら)
今話ラスト、
大石に呼び出される梨花ちゃま!!
運命は、梨花ちゃまに
惨劇の幕を開けさせるのかッ!!
運命に抗いつづける、彼女ならッ!! この惨劇の迷路から
抜け出せるのではないかッ?!
待て!!
次週ッ!! >
最 終 回 ですからッッ!!www
アニメ化って、
本当にムズかしいですね
原作にチカラがあれば、あるほどに、アニメ化した際に感じる
ギャップが大きくなってしまいます
特に、原作が
活字ベースの作品――
小説、ノベルゲーム――だと、
読み手側に想像させる部分、が
非常に大きいです
それは、読み手が百人いれば、百通りの
脳内イメージがある、という事です
それを
補完する意味で、小説ならば
挿絵、ノベルゲームなら
グラフィックや
サウンドで、
共通するイメージを用意しています
ひぐらしでは、グラフィック(
キャラ立絵、
背景)にサウンド(
BGM、
効果音)は原作ゲームの方でも用意されています
したがって、
キャラクターたちを動かすにあたって――
アニメ化――の
必要なイメージは、多くのプレイヤーが
共通のイメージを持っている、と思います
まあ、キャラクターデザインは、
原作とは似ていない、と言っても間違いではない、と思います
そして、多くの方が、その点については、
それほどの違和感を訴えていない、のはこの作品の、
特殊な事情、だと言えるでしょう
……まあ、つまりは
「原作とは
全然カオ違うよ!! あんなのは
俺の梨花ちゃまじゃない!!」(
憤慨)
というような話は、あんまり
聞かないかなーー?という事ですねw
そういう意味では、ひぐらしのなく頃に、という作品の、アニメ化、
自体は成功している、と言ってもいいでしょう
部活メンバー、そして多くの登場人物たち
彼らが、雛見沢村を舞台に、色々と
動き回っている姿は、
原作では味わえないオモシロさがあったはずです
それは、
動かないはずのものが動く、というアニメーションの
根源的なオモシロさでもあります
アニメ用に、デザインし直されたキャラクターたちは、
画面狭しとよく活躍した、と私は感じております
しかし、この作品で
問題となるのは、そういう
ヴィジュアル的な面ではありません
キャラクターたちは、がんばって画面の中で動いてくれました
しかし、肝心の、
シナリオ、
演出、に
いただけない面が多々あります
しかし、それも、
ちょっとイジワルな言い方かもしれませんね……
そもそもひぐらしは、
連作のゲームをプレイする事によって、
作品全体の大きな謎が、少しずつ把握されていく、という、ちょっと珍しい作品です
完結に至るまでの作品の数も多く、全ての作品を通しでプレイしたら……、多分
100時間くらいかかります
その上、大きな謎に辿り着くまでの、
情報の蓄積はプレイヤーに委ねられている、という部分があります
つまり、~編で、描かれている点が、別の~編で生かされたり、かと思うと、逆もまた然り、であったり、するわけです
多くの情報に翻弄されつつ、自身で
仮説を立てたり、
推理をしたり……
その様に、原作は、
連作のゲームの過程、を楽しむ作品なのです
上記したように、原作のひぐらしは、雛見沢村での惨劇にまつわる多くの――大きな――謎に、
プレイヤーが挑む作品です
原作は、いわゆるノベルタイプのゲームで、プレイヤーはかなりの量の、テキストに挑む事になります
活字による表現、は読み手側に、
多くの想像の余地があり、また、
あえて不透明な表現を使う事によって、それを
強調する事も可能です
そこを、
上手く使っているのです!! 原作では!!
多くの場合は、圭一くん視点で物語は進みます
しかし、圭一くん視点が、
常に物事を正確に見ているとは限りませんw
彼は、色々と
疑心暗鬼に囚われる事もあり、世界を
正確に――我々プレイヤーに――伝えて
くれない事も多いですwww
そういう、
テキストの裏を読むような――
隠された真実を想像する――楽しみ方が、ひぐらしには似合います
選択肢がない(一箇所だけありますが)、この作品は、
果たしてゲームと呼べるのか?という意見もありますが……
連作の作品を読みつづける事で、大きな謎に迫る、その
過程
ただ、
漫然と文字を辿っただけのヒトと、タイムテーブルを作ったり、人物の相関図を作ったり、と
物語の解析に――
謎に――
挑んだヒトとでは、
楽しみ方に――
満足感に――
大きな差があることでしょう
自分でアソび方を――
楽しみ方を――
見つけるゲーム、であると言えるでしょう
そういう意味では、
プレイヤーを選ぶ作品とも言えますね
筆者は、残念な事に、それほど熱心なプレイヤーでは無く、膨大なテキストに、情報に翻弄され、謎に迫る事が叶わなかったクチですwww
さて、上記したように、原作のひぐらしは、
一種の思考ゲーム、である、といえます
数少ない情報(テキストによる情報は、
あいまいであり、多くの
想像の余地が残されている)から、
解を導き出す、思考ゲーム……
それを、
多くの情報を持つ、アニメーションにする、という事
画面の、隅から隅までが、
くっきりと鮮明な世界
圭一くんの見たもの=
視聴者が見たもの、であり、
あの時の~は、
実は圭一くんの
見間違いで……、と言われても、
あまりにも興ざめです
また、原作をプレイした際の感覚(
謎に満ちていて、
不透明な表現で、多くの
想像の余地が残されている)を
忠実にアニメーションにすると……
それは、
説明不足で、
視聴者を突き放した、
訳のわからない作品、ということになってしまいます
暴言かもしれませんが、アニメ化には、
あまり向かない作品だったのかもしれませんね……
私は、アニメ版だと
暇潰し編が、一番良かった、と思っておりますが……(
梨花ちゃまが主役だから、という意味ではなく。……まあ、それも
多少ありますが(
苦笑))
理由としては、
惨劇にまつわる謎が(
比較的)少なく、つまりは、
深読みをしたり、
テキストの裏を読んだり、する必要が
あまり無い、という点が大きいと思います
アニメ化と
相性がいい、ということですね
大臣の息子の誘拐、赤坂と(黒)梨花ちゃまとの出会い、誘拐犯との立ち回り、梨花ちゃまの謎に満ちた予言……
どのシーンも、アニメ化、という
変換によって、原作とは
また違うオモシロさを魅せてくれました!!
製作スタッフの皆様の、
腕の冴え、を魅せていただきました!!
アニメ化、は
決して間違いではなかった、とその時、思いました!!
……しかし
圧倒的に、原作とアニメ化は、
相性が悪い、と言わざるを得ませんね
2クールと、最近の深夜アニメとしては、
多くの話数を使ったとしても……
あの、
長大な原作を表現するには、いかにも足りない、ですからね……
かといって、例えば、
鬼隠し編だけを2クール使って、みっちりやっても
しょうがないですしね……(連作のゲームの
過程を楽しむ、という点が
スッポリと抜けてしまう)
うーーーーむ!! なんだか
スッキリしませんね~
PS2版に期待かな?
かな? >アニメ版の事は
忘れるのか?www>
ソンナコトハナイヨ?>
嘘だッ!!>
貴女はッ?!www