「大連立の構想」から「安全保障政策の転換」へ(スピンしたい。)
11月5日の森田 実さんの亀井静香国民新党代表代行の傾聴すべき良識ある政治論に、亀井静香さんが、フジテレビに出演された際の発言の要約があったのですが、一部誤解があるのではないかと思いました。誤解の部分を引用してみます。
(4)福田・小沢会談で「自衛隊の海外派遣基本法」の制定で話がついたが、そうだとすれば「新テロ特措法」は成立する。 (以下略)これは、小沢さんの辞任表明会見の前のものということなので、小沢さんの辞任表明を聞いていただいて、新テロ特措法に対する福田総理との合意内容は、まったく逆のものだったと、亀井さんもご理解いただいたのではないでしょうか?でも、この点について、多くの方々の中にも誤解があるように思うので、少しこだわって書いてみたいと思います。(追記:天木直人さんも誤解されていました。新聞等の報道をもとに書かれているのでしょうか?残念ながら、実際の小沢さんの会見を見ておられないのでしょう。) 昨日、小沢さんが辞任してまで伝えたかったことは・・・。で、その合意内容を、朝日新聞の記事を引用して、 福田総理が、(1)自衛隊の海外派遣は国連活動への参加に限る(2)連立ができれば補給支援特措法の成立にはこだわらない――の2点について、首相が小沢氏の主張を「丸のみ」したと書きましたが、人工樂園さんが、実際の小沢さんのお話を書き起こしておられましたので、そのまま引用させていただきます。 11月2日の党首会談において,福田総理は,衆参ねじれ国会で自民・民主両党がそれぞれの重要政策を実現するために,民主党と連立政権を作りたいと要請するとともに,政策協議の最大の問題であるわが国の安全保障政策について,極めて重大な政策転換を決断されました。 緑字にしたのは私ですが、この部分の持つ意味は、すごく重要なことだと思いました。昨日引用させていただいたさとうしゅういちさんの言葉をお借りすれば、「左翼の方々から見れば甚だ不十分だろう」けど、少なくとも「1997年の日米新ガイドライン以前に逆戻り」させようとしたものだということです。いろんな解釈があるとしても、憲法をまもろうとしているのは、どちらでしょうか? ぜひ、花・髪切と思考の浮游空間さんの「日米同盟」って何。をお読みください。ぜひ、天木直人さんのいまこそ日米軍事同盟の実態を直視する時だ(後編)をお読みください。 スピンドクターにより、メディアでは、「大連立構想」のことばかり話題にされていますが、「安全保障政策の転換」こそ、今回の重要なテーマではないでしょうか? 山口県の方々にも読んでもらいたくて、
by dket
| 2007-11-08 07:39
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