『ユーリ!!! on ICE』 舞台探訪(聖地巡礼) ~佐賀県唐津市~
2016年秋に放送されたフィギュアスケートを題材としたアニメ『ユーリ!!! on ICE』。
その美しい描写の数々から女性ファンを中心に大人気となりました。
この作品の舞台となった長谷津のモデルが、佐賀県の唐津市。
唐津神社の秋季例大祭である唐津くんちや特別名勝の虹の松原、呼子朝市などで有名です。
ここではユーリが生まれ育った長谷津のモデルとなった舞台の風景をご紹介していきます。
(1日しか探訪時間がなかったので全部は巡れていませんが、随時訪問してカットを追加していきたいと思います。)
【唐津へのアクセス】
唐津市は佐賀県北部にある町。
福岡市と佐賀市、いずれからもアクセスしやすいですが、福岡空港や博多駅から電車で一本で行けるので、利便性の高い福岡市側からのアプローチをおすすめします。
福岡市営地下鉄とJR筑肥線が直通運転をしており、乗り換え無しで唐津まで行けるので便利です。
また、高速バスも便利です。
レンタカーを借りるなら福岡空港や博多駅で借りてそのまま唐津方面へ向かうのがいいでしょう。
●飛行機
東京・羽田→福岡空港 約90分
名古屋・中部→福岡空港 約75分
大阪・伊丹→福岡空港 約65分
福岡空港→唐津駅 福岡市営地下鉄/JR筑肥線 約69分
●新幹線
名古屋→博多駅 約3時間20分
新大阪→博多駅 約2時間20分
広島→博多駅 約1時間
鹿児島中央→博多駅 約1時間20分
博多駅→唐津駅 福岡市営地下鉄/JR筑肥線 約58分
●高速バス「からつ号」
博多バスターミナル→唐津市内 約60分
※高速バスの場合は、唐津駅前ではなく唐津城付近の宝当桟橋が乗降場所になります。
●自家用車
福岡ICから福岡都市高速・西九州道経由で唐津市街地まで約1時間
【唐津駅】
1話に登場した唐津駅のホーム。(1)
高架の新しい駅舎です。
ほぼそっくりな電車が登場しています。
305系電車、まだ新しい車両です。
車内の様子はエンディングで登場。
福岡市営地下鉄にも乗り入れています。
構内にはエスカレーターは設置されていません。
似たような場所はありますが、若干アレンジが入っています。
自動改札機とICカードは実際に導入されています。
改札の内側より。
駅ナカの看板まで十分に再現。
改札前。
実際はスロープがかなりの面積を取っているのが分かります。
コインロッカーも描かれています。
後方に見えるコンビニはファミリーマート。
看板まで再現されています。
案内板。
ショッピングモールが黒塗りにされている理由は不明()
【唐津駅前】
唐津駅の外観。(2)
ここまでの本数ではありませんが、桜の木もあるようです。
ロータリーのバス乗り場。
中心部だけならバスに乗らなくても巡れます。
駅前広場のモニュメント。
なぜか作中ではイカのモチーフの像に変更。
像のすぐ前の足元にある案内。
このカットでは唐津焼曳山像という本来の像の名前がそのままになっています。
駅の看板はフォント等が異なっていますが、雰囲気は一致。
自転車の位置そこじゃない(
号外が配られていた駅前。
【商店街】
ユリオがやってきたシーンで登場した商店街。
京町アーケードです。(3)
オブジェはここでもなぜかイカに変更。
後ろの看板などは一致しますが、店舗の配置は異なっています。
アーケードの形も一致。
4話で登場したミナコ先生が働いているスナック。(4)
モデルとなったお店は実在します。(敷地外より撮影)
さて、ここに来たユーリファンならぜひ寄っておきたいお店をご紹介します。
中町にあるステーキ店のキャラバンさん。
おいしいステーキやハンバーグを堪能できるのはもちろんなのですが、
ここの店主さんがユーリファンを大歓迎しており、連日多くの人で賑わっています。
とても楽しい方なので、絶対に満足して帰れますよ。
予約しておくと、こんなマットが登場します。
注文は店主さんにお任せした方がいいと思います!
原作者の方も訪れたようで、サインが飾ってありました。
ステーキのお店なのでやはりお値段はかかってしまいますが、それ以上の価値があるお店なのでぜひ覚えておきましょう。
●キャラバン ステーキ専門店
11:30~15:00(L.O14:30)
17:00~22:00(L.O20:30)
火曜日定休
常に満席状態なので、事前予約をおすすめします。
【唐津城遠景】
「アイスキャッスルはせつ」の場所のモデルとなっています。
スケートリンクはここには無く、実際は早稲田佐賀中学校・高等学校があります。(5)
唐津城の遠景については一致しているのが分かります。
スケートリンクについては、後述していますが福岡県の飯塚市にモデルがあります。
【舞鶴橋】
唐津城の近くに架かる橋。(6)
勇利がトレーニングしていた橋として印象的です。
【唐津城】
唐津の町のシンボル。
別名は舞鶴城。
1608年、豊臣秀吉の家臣・寺沢広高が築城。
現在の天守閣は1966年に復元されたものです(建立当時の資料が無いようなので復元と言えるかは不明)
2017年夏ごろまで修理のため、天守閣には入れなくなっているので注意。
このカットは、城の前の地下道を越えて石段を登る前の場所。(7)
お土産物店の軒先から見たアングルになっています。
唐津城へ登る石段。(8)
勇利が駆け上がってトレーニングをした場所として印象的です。
藤は5月頃に、桜は3月下旬頃に見頃を迎えます。(9)
唐津の町並みを一望できます。
実際の展望とは違うアングルで描かれているようです。
ベンチは実際に設置されており、再現度が高いです。
ベンチ付近から唐津城を見上げたアングル。
インスタのロシア語への仕方がよく分からんかった()
唐津城の前、砂利が広がっています。(10)
現在改修工事中のため、一部が立ち入り禁止になっています。
【西の浜海水浴場】
2話で勇利がランニングしている砂浜。(11)
【虹の松原海岸】
日本三大松原の一つである虹ノ松原に隣接している海水浴場。
エンディングなどで登場しています。
EDで登場したシャワー。(12)
虹ノ松原を抜けた先に旅館やホテルが並んでいる場所がありますが、その近くにある駐車場付近になります。
使用禁止になってますが夏になると使えるのでしょうか。
4話の海岸のシーン。
シャワーの場所のすぐ近くになります。
作中ではもっと松原の中のイメージになっているので、実際はこの場所ではちょっと松原のボリュームが少ないです。
沖合いにある島の形が一致します。
この日は冬の寒空で、季節は違うものの作中の天気のイメージとよく合いました。
実際に人気の海水浴場になるので、夏場は撮影は難しいかもしれません。
【鏡山温泉茶屋 美人の湯】
勇利の実家の温泉施設「ゆ~とぴあ かつき」のモデル。
鏡山温泉美人の湯です。(13)
幹線道路沿いにあるのでこれ以上下がっての撮影は危険です。
ここの警備員のおじさんがとても親身で、巡礼者の写真撮影をお手伝いしてくれます。
ここから館内の様子。
館内は部分的に一致しているものの大幅なアレンジが加えられており、玄関は全く一致しません。
ここの食堂への入口は雰囲気が似ています。
食堂内の様子。
かなり雰囲気が似ています。
反対側の様子。
薄型テレビが設置されています。
ここに来たほとんどの人はこれがお目当てだと思いますが、カツ丼もしっかり食べられます。
館内にいたファンの人は皆カツ丼を頼んでいましたw
館内は許可を得て撮影しております。
また、人が少ない時間帯を選んで撮影をしています。混雑時の撮影はご遠慮ください。
~鏡山温泉茶屋美人の湯~
営業時間:10:00~22:00 最終受付21:30
定休日:毎月第3木曜日(祝日の場合は営業)
●食堂営業時間
11:00~21:30 (料理L.O. 21:00)※平日・土曜日は15:00~17:00お休み
JR虹ノ松原駅から徒歩で10分
無料駐車場あり
【鏡山】
唐津市街地の望遠カットを撮影できます。(14)
ここは車じゃないとアクセスは難しいです。
鏡山温泉の近くから登り口があります。
上までの道は2車線の走りやすい道です。
虹の松原と唐津市街地の絶景を堪能できるスポットです!
【見返りの滝】
3話で滝修行をしていた滝のモデル。(15)
唐津市南部の相知町にありますが、車がないとアクセスは厳しいです。
【ドライブイン鳥】
伊万里市内にある「ドライブイン鳥 伊万里店」の前。(16)
唐津市街地から車を使わないと行けない上に片道1時間かかるので、ワンカットなので時間が無いなら省略してもいいと思いますが、時間に余裕があるのでしたら伊万里観光と合わせてどうぞ!
【福岡市・中州の屋台】
EDでヴィクトルが飲んでいた場所。
福岡市の中州の屋台街です。(17)
国体道路が架かる春吉橋の南東側、キャナルシティ側です。
ラーメン屋などの屋台が立ち並び、観光スポットになっています。
【福岡空港】
9話で勇利が帰国したシーン。
福岡空港国際線ターミナルビルです。(18)
地下鉄と直結している国内線ターミナルと反対側にあるので、連絡バスに乗る必要があります。
到着ロビーのシーンですが、ロビーは国内線ターミナルビル南到着口なので注意。(19)
現在、ターミナルビルがリニューアル工事中のため、作中とはほとんど一致しなくなっています。
この黒とオレンジのソファーも実際に設置されています。
【飯塚アイスパレス】
アイスキャッスルはせつの内部のモデル。(20)
一致度は高いとは言えないかもしれませんが、九州では数少ないスケートリンクの一つです。
JR福北ゆたか線の新飯塚駅から徒歩15分ほどでアクセスが可能です。
スケートリンク内を撮影する場合は、入口にある券売機で観覧券(200円)の購入が必要。
リンク内を滑っている人を撮影したらいけないそうなので、オープン直後かクローズ寸前でないと撮影は難しいと思われます。
※施設利用可能時間
平日:12:00~20:00
土曜:12:00~19:00(3月まで10:00~)
日・祝日:10:00~19:00
【まとめ】
放送直後の1月上旬に唐津を始めて訪れてみましたが、既に市内各所にポスターが貼り出され、ユーリファンを歓迎する様子が伝わってきました。
キャラバンの店主さんをはじめ、みんな親切で優しかったですね。
女性ファンの姿が多く、グループで巡ってる人をたくさん見かけました。
1人で巡ってる人も多かったので、お一人様でも安心して訪れられる場所だと思います!
【唐津の巡り方】
●公共交通機関+徒歩
駅~唐津城周辺は十分徒歩で巡れます。
鏡山温泉は虹の松原駅、海水浴場は浜崎駅からそれぞれ徒歩でアクセス可能。
ただし、筑肥線はそこまで本数が多いわけではないので、時間に余裕を持った上で時刻表をよく確認するようにしましょう。
●レンタサイクル
唐津観光協会および唐津市ふるさと館・アルピノでレンタサイクルが借りられます。
自転車があると鏡山温泉や虹の松原方面へのアクセスが容易になります。
利用時間に注意しましょう。
●車
鏡山温泉や虹の松原方面はもちろん、鏡山展望台や見帰の滝方面へも簡単にアクセスできます。
各ポイントに駐車場が整備されていることが多いので駐車場所に困ることは少ないです。
ただし、市街地は駐車料金が有料になるので注意しましょう。
ユーリで唐津を回るなら、2日以上かけてゆっくり巡るのがおすすめです。
唐津市内にはホテルは十分な数があるので、唐津で宿泊しながら2日や3日かけての探訪・観光がいいでしょう。
福岡は食べ物がおいしいので満足できるはずです。
福岡市内にもホテルがあるので、中洲などを観光したい場合はそちらも合わせて巡るといいと思います。
この記事では「ユーリ!!! on ICE」の作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は©はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会にあります。