この人,またまた知ったかぶりをして思い切り恥をかいているな….
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このコラムでも散々指摘したとおり、現実の株価や為替は、ファンダメンタルズと呼ばれる実体、言い換えれば、企業業績や金利などにより決まるわけではない。しかし、無関係とも言えない。そのような現実の中で、株価や為替などの金融資産の市場価格がその資産のリスクとリターンというファンダメンタルズでほとんどすべて説明できると主張し続けるファーマと、それに疑問を呈し、いや、真っ向から反論し続けているシラーが同時に受賞するのであるから、どちらかは必ず間違っていることになる。どちらかが必ず間違いとなることを承知で、ノーベル賞を与えた、将来、完全に誤った主張をし続けた学者がノーベル賞をもらっていたということが起こることが100%確実な中で、二人に賞を与えることにしたのだから、ノーベル賞委員会も度胸がある。
「ファイナンス学者」という肩書きを自分で名乗っているのに,ファーマかシラーの一方しか理論は正しくない,二者択一だと言い切る.これはトンデモない間違いだよ.どうして受賞理由のプレスリリースを読まないかな.
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/economic-sciences/laureates/2013/popular-economicsciences2013.pdf
資産価格の予想について,ファーマは(超)短期には予想できない.シラーは長期にはある程度予想ができる,つまり同じ資産価格について長短二つの側面をそれぞれ解明したのが受賞理由で,全然二者択一じゃない.経済学では短期長期を区別できないのはただのバカだと教わるらしいけれど,やっぱりこれは….
誤った理論が受賞した、ノーベル経済学賞 | 行動ファイナンス小幡績 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
(via kashino)(via ryukak)
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