【レビュー】 #2115 ロボ道 スコープドッグ
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2024年12月17日
12月はロボット系の高額ハイエンドトイの
リリースラッシュ。
今週末にはメタルビルドのフリーダムや
ストフリと並べたい人も多いような
そうでもないような、4万円のロボが
発売されるけど、尼で予約しているので
また強制キャンセルされないか
ヒヤヒヤだぜ!
小隊買いするのでトータル7万超えのロボは
空気を読んで発売延期されたので、
ほっと胸をなで下ろしながら、
今回は11月に発売された
ロボ道スコープドッグをレビューするよ。
ロボ道のボトムズシリーズ第2弾。
スリーゼロからはロボ道誕生以前にも
スコープドッグがリリースされているけど
そういや中古で見たことはほとんど無い気がする。
箱とブリスター。
付属品は─
・ライフル
・弾倉×3
・パイロットフィギュア
・アームパンチエフェクト
・交換用手首(平手、武器持ち手各左右)
─以上。
設定では武装やオプションが豊富な
スコープドッグだが、シンプルな商品構成で
必要最低限とも言えるセット内容。
28600円という定価を鑑みればむせる
…もとい割高感を感じなくもない。
ロボ道よりもデカいHI-METAL Rは
武装てんこ盛りで2.5万前後だからね。
ハイメタルRがほぼ成型色仕上げなのに
対して、ロボ道は全塗装されているけど。
そこそこ骨太なスタイルだとは思うけど
頭部が小さいのはちょっと気になる。
真正面から見ると、頭頂部がほとんど
見えない。
個人的にはそこまで悪くはないが
人によっては違和感が強いかも。
外装は全塗装でマーキング入り。
全体的に錆を表現したウエザリングが
施されている。
塗装表現に対しても好みは分かれそうだが
仕上がり自体は上々で、鉄の棺桶のような
雰囲気はよく出ている。
ハイメタルRとバンダイのHGプラモとの
比較。
ロボ道は1/24と1/35の中間の大きさ。
頭頂高は約15cm。スコープドッグの
設定全高は約3.8mなので、
スケールに換算すると約1/25ってことに
なるのかしら?
ここから可動範囲のチェック。
頭部の可動は左右への回転のみ。
ターレットレンズは回転し、左右にスライド。
腕は真横より気持ち上ぐらいまで上げられる。
肘は二重関節でしっかりくの字状に曲がる。
前腕はスライドし、
アームパンチのギミックを再現。
前腕の凹部に排出された薬莢のエフェクトを
取り付けることもできる。
胴の可動は左右回転のみ。
股関節は上下にスライド。
太腿の上部にロール軸があり、
足をハの字開きすることができる。
足は正面ぐらいまで上げることができ
ほぼ真横まで開脚できる。
腰サイドアーマーは外側に引き出すことが可。
膝は90度ぐらい曲がる。
足首はつま先をほぼ真下に向けることが
できるが、左右のスイング域は狭く、
接地はイマイチ。もう少し動くのかもしれんが
固いので無理はさせないでおく。
また足首の付け根にもロール軸がある。
足首の構造はやや複雑なので、
可動の支店がどうなっているのか
ちゃんと確かめながら動かすようにしたほうが
いいだろう。
最初の状態では関節は全体的に固め。
降着姿勢を取ることも可。
コクピットハッチが開閉。
内部もガンメタをメインにフル塗装され
雰囲気は良い。
操縦桿は前に倒すことができる。
パイロットフィギュアの搭乗が可。
フィギュアも全塗装されており、
仕上がりの感じは良い。
ポーズは着座固定で、ハイメタルRのように
可動はしない。
バイザー、胸のハッチも開閉。
つま先を上げると、連動して足裏の車輪が
少し飛び出す。
スライドさせてピックも出すことができる。
付属のライフルはオーバースケール気味。
実はハイメタルR付属のライフルよりも
若干長い。
持たせた際、腕や胴への干渉を緩和するためが
ライフル後部が若干左右に動くようになっている。
サブグリップは左右に動くが、
肩が引き出せたりはしないので、
両腕で構えさせにくい。
ライフルの弾倉は腰サイドアーマーに取り付け可。
やはりオーバースケール気味のような。
ブンドドしてみると、やはり足首の接地性が
低いのが気になるかな。
ライフルの両手持ちも
クリアランスがあまり無く自由度が低い。
フル塗装でウエザリングまで施され、
模型作例のような手の込んだ仕上がりだが、
その分コストがかさんだのか、
3万円近い定価ながら、武器がライフルしか
付属せず、コスパの悪さを感じる。
可動にも物足り無い点が散見されるので
あまり積極的におすすめはできないな。
スコープドッグのトイの決定版は、
やっぱりコイツになるのかな。
頭が小さいのとデカいライフルも気になるけど
仕上がりはいいので、満足はしていないけど
買って損したとは思っていないって感想かな。