エガオノダイカ・第1話
タツノコプロによるオリジナル作品との事。
どこかの星のどこかの王国。王女ユウキ・ソレイユは事故によって亡くなった両親の国王と王妃の後を継いで新国王に就任した。ユウキには幼馴染の騎士ヨシュア・イングラムが付き添う。
前国王夫妻は新型のクラレスの開発の視察の時に事故に巻き込まれて亡くなった為に、未だ12歳のユウキが王位を継承したのだ。未だ12歳なのに。
ところが騎士団の謁見の時にユニ・ヴァンキッシュが新女王を試す様な事を言い出す。もう王制は必要ないと思っていると。これに怒り心頭のヨシュアだったが、ユウキの合格点の回答で取り敢えずヴァンキッシュ姉弟は下がるが、この二人はどこまで忠誠心があるのか。
だから収まらないヨシュアが二人に決闘を申し込む。ロボット兵器のシミュレーターによる決闘。ヨシュアが直情型だから二人相手にどこまで通用するのかと思ったが、そこにやって来たユウキがヨシュアの補助に入る。ここに来る前にチェスで戦略眼を学べとレイラ・エトワールに言われていたので、これは逆にユウキにはその才能があるんじゃないかと思ったのだが、案の定ユウキの誘導と、意外にも戦術眼のあるヨシュアの戦闘によって決闘はヨシュアの勝ち。
ソレイユ王家が統治するソレイユ王国の隣国にはグランディーガ帝国がある。帝国に対する認識をユウキが問われた時に隣国とは仲良くと言う答をしていたが、その帝国への使節に騎士団が出発する。ヨシュアも加わって。
だが帝国との関係はユウキが思っていた状態とは全く異なり、国境線上では王国と帝国は戦闘状態にあったのだ。ユウキ女王陛下を軫念させるなとばかりに騎士団は戦場に突入する。
最近までは王女として蝶よ花よと育てられたからユウキ自身が王国と帝国の戦争状態を知らないと言うのはまあ分からないでもないが、国家元首になった以上は、戦争状態を知りませんでは済まないだろうに。
それはさておき、なかなかおもしろかったし、絵が綺麗。
但し私はロボット戦闘アニメはあまり好みではないので、どこまでそれが少ないか次第かな。ロボットは単なる道具で戦争が主眼なら話は別なのだが。