ストックホルム大学修士課程2年目の@tppayです。
大学院2年目ともなるとさすがに英語文献読むのも慣れてきましたが、昨年、入学したばかりの時は死に物狂いでした。僕は仕事もしてて完全に自活してるのだ、たださえ時間を割くのが大変だったので、課題をこなすのもいろいろと工夫をしてました。
英語の論文は、本当慣れたかなと思ったら、ちょっとテイストが違うと全然読めなくなったり、集中できないカフェとかに入ってしまうともう全然だめです。
そんなときに、今でもたまに活用しているがMacのこの機能。
Previewの読み上げ機能です!
こうすれば使えます。
超流暢ではありませんが、しっかり読み上げてくれます。これを聴きながら目で追って、流し読みすることができます。読み上げ機能を使うことのメリットは、
- 視覚と聴覚の二つの感覚器官から情報を取るので、情報が入りやすい
- 故に集中力がないときでも、垂れ流しておけばだいたいつかめる
- 自力で普通に読むときは、読む「モード」に入ってないと集中力が切れやすいが、読むモードに入ってなくても情報が入ってきやすい
- わからない英単語の発音がわかる
- 一定のスピードで読み上げていくので、それになれると速読力がつく(ような気がする)
- 結果、普通の読みも早くなる(かも)
僕は全体の要旨をつかんでかつどこからどこまでカバーしているかを概観したいときによく使います。抽象的な議論が多い文章では、ついていくのが大変かもしれないので、そういうときは、読み上げ機能なしの精読と併せて使うのがいいです。
留学始めや、英語論文になれていない段階、その分野の基本的な概念や理論が入ってない段階でこれをすると、聞きながら寝てしまうので、ある程度のレベルになってから活用することをおすすめします。
なお読み上げのスピード遅いと感じたら、設定から変更しましょう。
やっぱ留学にはMacですね!
追記 : 読みあげている英語がカタカナ英語だったら?
この記事とても反響がありました。が、Twitterでこのような投稿を発見しました。
真似してみたらデフォルト日本語設定のものすごくカタカナ英語っぽい発音の音声が流れてきて度肝を抜かれた。英語設定に変更したらかなりまともになった。『英語の論文を速読したかったら、Macのこの機能を使ってみましょう!』 https://t.co/CnyTAEUSjC
— Takuma SHIRAISHI (@ts7i) 2015, 11月 9
@tppay ありがとうございます。が、OS 全体の言語設定を変える必要はなくて、読み上げの話者設定 (システム環境設定を “speech” で検索すると見つかるはず) を変えるだけでいけます。
— Takuma SHIRAISHI (@ts7i) 2015, 11月 9
どうやら読み上げの話者設定が日本語だと、英語の発音が「カタカナ英語」のようになるようです。僕はデフォルの言語が英語だったのでこれに気づきませんでした。Takuma SHIRAISHI さんありがとうございました。
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