会いたい
今年の元日も、いつものように、
レトルトカレーの詰め合わせ福袋を購入するため、
自転車で、ショッピングセンターへ向かった。
店頭で、今年から、予約制となったことを聞かされ、
購入することはで来なかった。
人気店の商品を、半額ほどで購入出来るので、
カレー好きの私としては、お得感があると思っていたので残念だった。
新年早々、ルーティンのしょっぱなをくじかれた。
毎年、モール内にあるスポーツ店で、
テニス関係の買い物をしているのだが、
今年は、買わないといけないものがないため、
店には行かないつもりだったが、
福袋を買えなかったこともあり、
このまま帰るのも何なので、
スポーツ店内を、“見るだけ”のぶらぶら歩きをした。
毎年来るたびに、
テニスコーナーの領域が狭まっているのを感じる。
バレーボール、バスケット、サッカー、卓球、野球、ゴルフなど、
強くなってきた他のスポーツに比べて、
日本のテニス界は、層も薄いし、世界で通用しなくなっている。
このことで、人気に陰りが出てきており、
店舗面積の縮小につながっていると考えられる。
モール内のソファーに座り、
出してなくて来た年賀状2枚にコメントを書き入れ、
店舗を出たとこにあるポストに投函した。
家に戻り、
「ニューイヤー駅伝」を見て、夜は、「家について行っていいですか」を見て、夜中に「スキージャンプ」を見て、元日は終わった。
あすは「箱根駅伝」「大学ラグビー」を見る予定だ。
多くの人は、新年を迎えて、
「今年の抱負」というものを掲げると思うが、
抱負というのは、
かなえたいことがあり、それを実現したいために掲げるのであり、
私の場合は、
願いはあっても、それは実現不可能なものであるため、
抱負は語れないことになる。
その願いというのは、“妻に会うこと”。
普通であれば、実現不可能なのであろう。
強く相手に“会いたい”と思うものとして、
「失恋」と「死別」がある。
「失恋」して、
相手に会いたいと思う感情が出るのは、
「恋している」からであり、
相手よりも、自分に重心がかかっている。
「死別」で、
相手に会いたいと思うようになるのは、
「愛してる」からであり、
自分より相手に重心がかかっている。
私は、妻と死別をして、
愛する妻に会いたいと思っている。
会うことが、実現不可能であっても、
この愛を、見えない妻に届けるべく、
『またいつか』という言葉を送り続けたい。