ずっと明るく頑張ろうと思ったけど:誰もが、にわか正義の味方?
2011年 03月 16日
金曜日の動揺の日から、ずっとがんばろうと思ってた。
私は大地震にびっくりしたし、ひとりぼっちでとっても不安だった。
でも震源地はかなり遠いところ。
家の中は本がいくつかひっくり返っただけだし、なんにもモノが壊れなかったし。
心細いっていっても赤坂に車で出かけていた夫も4時間後ぐらいに戻ってきた。
地震が起こった時に夫と一緒にいた横浜に住んでいるという取材相手が途方にくれていたので、初対面ながら家に泊まっていただいて3人で鍋を囲んで一安心。
ああ、私も人の役に立てたなあと暖かい気持ちに。
次の日、TVをつけたらこわい場面がいっぱい。
でも被災者を思い続けても私が出来る事ってない。
自分に出来る事は節電&義援金。
ちゃんと信頼出来そうな情報をRTするぐらいしか思いつかなかった。
三日目〜。
サントリー天然水のポスター(私が描いた山の絵)を地震直後の電車内で見て、自宅までの7時間を歩けたっていう人とか、こういうときこそ絵を見たいっていう人たちからのツイート。
そうか、私にも出来る事があった!
絵を描けばいいんだって思ったら嬉しかった。
ブログを楽しみにして下さってる人も多かったから、なるべく地震の話をしないで明るくなれる事を提供したいと思った。
気晴らしに外に出たら、たくさんの人たちが家族で散歩したりカフェでお茶を飲んでたり。
そういう日常が大事だなって思った。
そうして五日目。
朝から涙が出て出て、ずうぅっと出て仕方がない。
なぜなんだろうって自分でもわからなかった。
毎朝Twitterに載せている「今朝の一枚」の絵を描こうと思った。
でもそのたびに吐き気がして手が震えて結局描けなかった。
午後から個展の打ち合わせ。
「俺たち腐ってもプロだから!」っていう大好きなメンバーで集まる。
こういう時だからこそ、仕事に没頭出来るって楽しいって思ってた。
思おうとしてた。
だけどやっぱりだめだった。
私がTwitterやブログで書くこと全てが気に喰わない人たちのエキセントリックな反応。
「TVで現実を見て下さい!」
自分の中の悲しさの原因がわかった。
あさましく無意味な正義感を振りかざしそれを人にも求める人たち。
なんにも解決策を持たず、ただただ被災者の事を考えろって言ってくる人たち。
私がなんにも知らないでお気楽に暮らしてると思ってるんだろうか。
あまりにも脊髄反射的な、そして感情的な反応に絶句。
TVでずううぅっと、家々が流される映像を見続けろって言うの?
それを見てどうしろっていうの?
何にも出来ないよ。
映画のワンシーンを見るかのように口を開けて「わあすごい、信じられない」っていうよりも、冷静にNHK第一放送のラジオを聴いたり、信用出来る方々のブログ見ればちゃんと的確な情報は入るよ。
専門家じゃない人たちがそれを見て感想を言い合って何か解決するわけ?
そんな事はTwitterではもちろん言わない。
「掲載誌に載ったこの絵かわいいでしょ」
「髪を切りにいったらみんなの笑顔が嬉しかったよ!」
Twitterでもほとんど99%は私のそういう楽しいツイートを喜んでくれた。
だって、元々は私の絵を好きって思って下さってる人たちだから。
不安に思って心細いって思って、でも誰か同じ思いの人と繋がりたいと思ってる人たちだから。
でも私はたぶん普通よりもかなり精神的に弱い。
たった1%のノイズに、眠れなくなるぐらいに弱い。
私はこの数日Twitterで何人かをブロックした。
もうそういう事をしたくないの。
だからどうか私の発言を不愉快だと思うなら、今のうちにフォローを外して下さい。
私は自分から立ち向かう夫と違って、誰とも戦いたくない。
ただ、同じ感覚をもった人たちと繋がりたいと思っているだけ。
それは偏った考えだとは思っていない。
平均以上にバランスを持った人たちだと思ってる。
だからこそ私の絵を、うまいんだかへたなんだかよくわからないけどグッと来るよって思って下さってると思う。
地震よりも原発よりも、集団ヒステリー状態になってなんでもかんでも「不謹慎!」って言いながら、ガソリンも食料も電池も生活必需品を必要な人たちへ届かなくしてる人たちと、繋がりたくないし彼らを理解したくないしなんにも発信したくない。
今日は長くなっちゃった。
最後まで読んでくれてありがと。
インテリアにぴったりの犬プリントパネルはいかがでしょうか?
Facebook松尾たいこファンページ登録してね。(「うちのSさんが作った毎日のごはん」を載せてます)
Twitterやってます
公式サイトTAIKO MATSUO ART-WORKS
私の記事が見られたり作品販売などしているサイトの紹介ページ
私は大地震にびっくりしたし、ひとりぼっちでとっても不安だった。
でも震源地はかなり遠いところ。
家の中は本がいくつかひっくり返っただけだし、なんにもモノが壊れなかったし。
心細いっていっても赤坂に車で出かけていた夫も4時間後ぐらいに戻ってきた。
地震が起こった時に夫と一緒にいた横浜に住んでいるという取材相手が途方にくれていたので、初対面ながら家に泊まっていただいて3人で鍋を囲んで一安心。
ああ、私も人の役に立てたなあと暖かい気持ちに。
次の日、TVをつけたらこわい場面がいっぱい。
でも被災者を思い続けても私が出来る事ってない。
自分に出来る事は節電&義援金。
ちゃんと信頼出来そうな情報をRTするぐらいしか思いつかなかった。
三日目〜。
サントリー天然水のポスター(私が描いた山の絵)を地震直後の電車内で見て、自宅までの7時間を歩けたっていう人とか、こういうときこそ絵を見たいっていう人たちからのツイート。
そうか、私にも出来る事があった!
絵を描けばいいんだって思ったら嬉しかった。
ブログを楽しみにして下さってる人も多かったから、なるべく地震の話をしないで明るくなれる事を提供したいと思った。
気晴らしに外に出たら、たくさんの人たちが家族で散歩したりカフェでお茶を飲んでたり。
そういう日常が大事だなって思った。
そうして五日目。
朝から涙が出て出て、ずうぅっと出て仕方がない。
なぜなんだろうって自分でもわからなかった。
毎朝Twitterに載せている「今朝の一枚」の絵を描こうと思った。
でもそのたびに吐き気がして手が震えて結局描けなかった。
午後から個展の打ち合わせ。
「俺たち腐ってもプロだから!」っていう大好きなメンバーで集まる。
こういう時だからこそ、仕事に没頭出来るって楽しいって思ってた。
思おうとしてた。
だけどやっぱりだめだった。
私がTwitterやブログで書くこと全てが気に喰わない人たちのエキセントリックな反応。
「TVで現実を見て下さい!」
自分の中の悲しさの原因がわかった。
あさましく無意味な正義感を振りかざしそれを人にも求める人たち。
なんにも解決策を持たず、ただただ被災者の事を考えろって言ってくる人たち。
私がなんにも知らないでお気楽に暮らしてると思ってるんだろうか。
あまりにも脊髄反射的な、そして感情的な反応に絶句。
TVでずううぅっと、家々が流される映像を見続けろって言うの?
それを見てどうしろっていうの?
何にも出来ないよ。
映画のワンシーンを見るかのように口を開けて「わあすごい、信じられない」っていうよりも、冷静にNHK第一放送のラジオを聴いたり、信用出来る方々のブログ見ればちゃんと的確な情報は入るよ。
専門家じゃない人たちがそれを見て感想を言い合って何か解決するわけ?
そんな事はTwitterではもちろん言わない。
「掲載誌に載ったこの絵かわいいでしょ」
「髪を切りにいったらみんなの笑顔が嬉しかったよ!」
Twitterでもほとんど99%は私のそういう楽しいツイートを喜んでくれた。
だって、元々は私の絵を好きって思って下さってる人たちだから。
不安に思って心細いって思って、でも誰か同じ思いの人と繋がりたいと思ってる人たちだから。
でも私はたぶん普通よりもかなり精神的に弱い。
たった1%のノイズに、眠れなくなるぐらいに弱い。
私はこの数日Twitterで何人かをブロックした。
もうそういう事をしたくないの。
だからどうか私の発言を不愉快だと思うなら、今のうちにフォローを外して下さい。
私は自分から立ち向かう夫と違って、誰とも戦いたくない。
ただ、同じ感覚をもった人たちと繋がりたいと思っているだけ。
それは偏った考えだとは思っていない。
平均以上にバランスを持った人たちだと思ってる。
だからこそ私の絵を、うまいんだかへたなんだかよくわからないけどグッと来るよって思って下さってると思う。
地震よりも原発よりも、集団ヒステリー状態になってなんでもかんでも「不謹慎!」って言いながら、ガソリンも食料も電池も生活必需品を必要な人たちへ届かなくしてる人たちと、繋がりたくないし彼らを理解したくないしなんにも発信したくない。
今日は長くなっちゃった。
最後まで読んでくれてありがと。
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by taikoma
| 2011-03-16 09:16
| 日々のこと