「テガミバチ REVERSE」#9【ひとりぼっちの200年】最後まで慣れなかったよ…。
ニッチ姉編、完結ですね。
かなり原作通りにはやってくれていて、
作画も綺麗だったし良かったけど、
私はやっぱねぇ…、
姉さんの声が、どうしても…慣れなかった。
声の演技も、自分の想像とだいぶ違ってた。
演技については監督の指示なのだろうから
声優さんのせいでもありませんし、
仕方ないですけどね。
私が先に勝手に脳内で想像してたのが
悪いってことで…。
まぁでもそのせいで、思ったほどは
盛り上がれなかったかなぁ。
先週は、姉さんよりニッチがメインだったから
盛り上がったんだけど…。
今日は感想書いてても、ノリが悪いは
筆が進まんわで、こんな遅くなっちゃった。
まぁ今日は昼過ぎまで出かけてたり
用事があったりで、パソに向かってる時間が
少なかったってのもあるんだけどさ…。
かなり原作通りにはやってくれていて、
作画も綺麗だったし良かったけど、
私はやっぱねぇ…、
姉さんの声が、どうしても…慣れなかった。
声の演技も、自分の想像とだいぶ違ってた。
演技については監督の指示なのだろうから
声優さんのせいでもありませんし、
仕方ないですけどね。
私が先に勝手に脳内で想像してたのが
悪いってことで…。
まぁでもそのせいで、思ったほどは
盛り上がれなかったかなぁ。
先週は、姉さんよりニッチがメインだったから
盛り上がったんだけど…。
今日は感想書いてても、ノリが悪いは
筆が進まんわで、こんな遅くなっちゃった。
まぁ今日は昼過ぎまで出かけてたり
用事があったりで、パソに向かってる時間が
少なかったってのもあるんだけどさ…。
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テレビ東京 あにてれ 「テガミバチ REVERSE」公式HP
原作の公式HP「テガミバチ」
あらすじ 第九話「ひとりぼっちの200年」
200年前のこと、ニッチと双子の姉は、呪われた子として人々に疎まれ、
ついには彼らの手で葬り去られることになった。川に流され、誰よりも
大切に思っていた妹と引き離された姉は、たったひとりで成長を遂げ、
以来、ずっと摩訶とともに暮らしてきた。だが、やっと巡り会った妹の
ニッチはそのときのことを覚えておらず、「人」であるラグを守ろうと
する。そんな妹の姿にショックを受けた姉は怒りをあらわにし、妹もろ
とも人々を抹殺しようとする。ラグは姉をとめようと、ありったけの想い
を込めた心弾を放つが・・・・・・。
前話はニッチと姉さんが
湖に投げ込まれた所で終わってましたね。
「忌まわしき事柄は湖に凍らせたた。
後世には立派な史実を伝えようではないか」
にっこり笑う当時の長が怖い。
町民達も町長責めてるけどさ、
湖の水を持って帰ろうとしたり、
醜さは変わらないよね。
愚かな"人"。
姉さんは金の剣を振り下ろす。
「今度は私の気まぐれだ。"人"…
消えて無くなれ」
ラグは町長の身体を掴んで横へ飛ぶ。
更にそこへと姉さんの剣は一斉に向かいますが、
ラグの前にニッチが立ちはだかりました。
ニッチの顔の前数十センチで剣先は止まっている。
「なぜ人を庇う…妹よ。
この話は私とお前のことだよ。
そのくだらん遊びを続けるつもりか」
「あそびではない!しごとだ!」
か、カッコ良いよニッチ。
「ラグのしごとは
テガミのこころをはこぶ。
ニッチはラグをまもる。
なにがあってもそれはかわらない」
くーっしびれるねぇ。
町民達はこの隙に出口へと逃げて行く。
ニッチの為に何も出来ないのかとラグは歯噛みする。
俗世界で成長も遂げられず、
人の下僕として付き従うことを選んでいる。
「哀れな妹…お前も消してあげた方が良いか」
金の剣はニッチを襲うがいち早く彼女は
上へと飛んでいた。
それでも姉さんの評価は、
「のろま」
厳しいのぉ。
あ~でもここの上向いた姉さんの顔が、
めっさ美人だ。
構図、良いね~。
「よわい…よわい…ひよわ」
姉さんの金の髪はあらゆるものへと形を変える
優れものですが、
今度は一見素敵な細工の大刀へと変化。
それで空中のニッチをはたくと、
今度は毛を細かくして巨大弓矢へと姿を変える。
見事ですよねぇ。
ニッチが矢の嵐を受けるカットは、随分引きの画だなぁ。
あまり近いと残酷だから?
一瞬にして傷だらけになりますよね。
回転して「ヌニィ~」と飛んでくステーキ可愛い。
「とどめ。今度は別れが言えるな。
さようなら、私のいもうと…」
その時、赤針が姉さんの身体を貫いた。
赤いし、知らない人が見たら心臓撃たれて
血を吹いてるように見えなくもない、
なかなか迫力ある画です。
でも心弾ですから、鎧虫以外はこれで死ぬことはない。
姉さんの身体になだれ込んでくるラグの記憶。
ラグとニッチの懐かしい思い出です。
そう、出会いは駅の構内だったね。
何かを踏んで立ち止まったラグは、
壁の隙間にちょこんと座っている女の子を見つけた。
-ヨタカの駅で
まるで捨てられているみたいだった。
暗い隙間から、海色に光る眼が
ぼくを じっと見ていた。
テガミバチになる前のラグなら規則は関係ない。
その少女にかつての自分を重ねたラグは、
放っておくことが出来ず、
送り先に届ける為、二人で僅かの間旅をした。
-ぼくはその小さな女の子を
助けたつもりでいた。
道中、彼女に名が無いと知り、ニッチと名づけた。
無事、パンツもはかせることが出来た。
-でも本当に助けられたのは…
『ラグ、おまえがさよならにかなしむなら、
ニッチはおまえのそばにいる』
『さよならは、かなしいか?』
もしも"こころ"をなくしてニッチを忘れてしまったら
どうするかと彼女に聞いたことがあった。
う~んと少し考えたニッチは、平気だと返した。
『ラグがわすれても、
ニッチがラグをわすれないからな。
だからずっといっしょだ』
助けられたのは、ラグの方でしたよね。
いつもいつも。
名場面ダイジェストでしたねぇ。
キュンキュン来たシーンですよ。
ニッチがラグを忘れないっていうあのシーンは、
ニッチの作画も良く、表情が凄く可愛かった。
原作より回想長めですが、ニッチとラグの絆の大事な
ところだし、これは良かったかなと思います。
「私の中に…何を入れた…妹…
妹への感情…これは…私に撃ち込んだのは
お前の…"こころ"なのか…!?」
ニッチの元へと駆け寄るラグ。
ステーキもヌニィヌニィ言いつつ駆けつける。
「ずっと…一緒だと?
摩訶と人が…絆で結ばれる…か…」
これで姉さんも分かってくれたかと思ったら甘かった。
町民達は出口へと急ぎながらも、千年生きられる水を
少しだけ持ってきたと話してる。
彼らを見ていれば、確かに愚かなことこの上ないわな。
愚かな"人"のくせに生意気、
自らをわきまえることすらできない生き物が、と
姉さんは怒りで顔を歪める。
そして怒りの矛先はまたニッチへと向かう。
摩訶の"こころ"を忘れ、
自分がされたことすら忘れて、
そんな愚かな"人"に加担する哀れな妹。
彼女は金の髪を更にすさまじい武器へと
変化させた。
「なげ…嘆かわしい!!!何もかもが嘆かわしい!!!」
ええっと…姉さん?
Sなプレイしたりする人が持ってそうな
おっかない道具ですねソレ。
チェーンの先に鉛トゲ玉…って感じ?
素材はチェーンでも鉛でもないのだけど。
ここ、「にゃにもきゃもが、にゃげっきゃわしい」って
言ってくれなくて残念。
ここも感情がエスカレートして、
姉さんの言葉がだいぶおかしくなるのが楽しいのだけど。
まとめて消えろと首をグンッと振った姉さん。
おっかない道具はニッチを抱き起こしているラグの所に
振り落とされた。
ラグってなにげに反射神経良いよね。
トゲ玉、とっさにちゃんとよけてるよ。
ざんぶりと水は被りましたが。
ラグがステーキにニッチを託す。
ステーキったら、ニッチの頭食ったぁー。
いや、咥えたんだな、うん。
ラグは心弾を何発も姉さんに向けて放つけど
彼女はひょいとそれをかわしている。
何発も撃って、ラグは肩で息をしてますな。
あまり無理するとまた倒れるよ。
人を愚かだと姉さんは言う。
でも妹を傷つけるのは愚かじゃないのか。
摩訶は愚かじゃないのか。
「愚かじゃない生き物なんているのか!!?」
これ以上ニッチを傷つけるなら
たとえお姉さんでも許さないと
ラグは再度心弾銃の銃口を向ける。
姉さんはラグの瞳の精霊虫を興味深げに見る。
彼女によると、かなりのエネルギーを残したまま
琥珀化しているらしい。
「"人"の匂いがしないのは
そのためか…?
いや…違うな…?
お前は一体…」
ええーっラグって…人じゃないんですかぁ?
なんにせよ、妹はこれでお別れ。
姉さんは再び髪を伸ばして水中を進み、
なんと今度はザルになったぁぁ。
ここは原作でもちょっと笑ったんだよ。
「妹よ、あの時の別れがなければ
摩訶としてここで共に…」
姉さんの髪で、今度はゴージャスな剣タイプの
弓が出来た~。
「さらばだ、妹」
睫が長くて綺麗な瞳~。
「やめろーっ!!!」
姉さんに向かって走るラグ。
ザクザクと振り降りてくる金の剣を避け、
懐に飛び込んだ。
そして姉さんの豊かな胸に銃口を当てる。
…ラグのえっち。
今、胸がぷるんって持ち上がりましたね。
ラグよ、何もそこに当てなくても…。
いや、わざとじゃなく、たまたま飛び込んで当てたら
そこだったんでしょうけどね。
「人も摩訶もない!
ニッチはニッチだ!
ぼくの大切なニッチなんだ!!!」
ラグが放った赤針。
今度見えたのは見世物小屋でのニッチとの別れのシーン。
チップを渡されて、ご苦労さん、といわれた。
小屋に連れられていくニッチが振り向いた。
『ありがとう。ラグ、さらばだ』
その姿に、姉さんは自分の"別れ"を思い出す。
-まて…いくな…
いくな!…どこへいく…!
ニッチに駆け寄ろうとしたラグの足が、
「いつも…」
姉さんの呟きで止まる。
「いつも…一緒だった…」
あ、ニッチの髪がステーキの頭に被さって、
下手なカツラみたいになってて笑える。
原作でもこのままなんだけど、小さなカットだし
あんまり気にしてなかったよ。
「覚えている…星明りの届かない暗い部屋…
目が覚めると…それは、いつもそばにいた」
互いのほっぺをプニプニつんつん触ってる二人が
凄い可愛いですっ。
「いつも…ふたりだった…」
ある日長が民と共に現れ、
二人を見下ろし呟いた。
おぞましい化け物、もっと早く葬るべきだった、と。
摩訶を恐れて手を出せなかったが、
これだけ摩訶が姿を現さないとなると
摩訶は飢饉で死んでしまったか、
この双子に興味がないかどちらか。
そんなやりとりも、姉さんは起きて聞いていたけど
ニッチの方は眠っていて、聞いてないんだよね。
そして二人は湖へと投げ捨てられる。
この時もニッチは眠っていて、
状況は分かってない。
湖面に落ちた姉さん。
幼児体型でお腹がぽっこり水面から顔出してるのが
面白いよね。
流れていく妹の姿を目で追い、
起きろと心の中で叫んだ。
流れる水の方へいってしまう。
彼女は泳いだ。
どんどん遠くなる妹に近づこうと。
-いつも…いつも二人だった。
だがやがて彼女はおぼれて水中へと沈んでしまう。
-わたしといもうと…
">『あれ…どこ…?
いもうと…いない…いもうと!
わたしは…ひとりになってしまった…』
彼女に突然訪れた孤独。
激しい感情が内側で沸き起こった。
『かなしいよ…さみしいよ
…かなしいよ…さみしいよ
いもうと!!!』
どれぐらいの時が流れたか、
大きな感情の揺れが静まると
姉さんは成長を遂げていたのだという。
そして自分が何者で何をすべきかを理解した。
刻まれた摩訶の記憶、命の理に従うように、
彼女はここにたどり着いた。
「それでニッチは…ニッチを探そうとは
しなかったんですか?」
同じように成長を遂げれば
必ずここに導かれてくる筈だと彼女は考えた。
助けに行かなければ生き残れないようなら
摩訶の役目を継ぐ資格はない。
だからあえて探さなかったようなのだが…
ラグにしてみりゃ信じられませんわな。
「それで…ずっと…」
ラグの瞳からまた涙ぼろぼろ。
「愚かなのはお姉さんの方だよ…
世界でたった一人会いたい妹なのに
ずっと一緒にいたかった妹なのに…」
ひとりぼっちで二百年も、彼女は待っていた。
「"人"はそんなに愚かじゃないよ!!
そんな立派に愚かになんてなれないよ…!!」
面白いことを言うヤツだと姉さんが笑う。
「私の方が愚か、か。
私も結局、愚かな"人"から生まれた子
ということか」
「ヌニヌ!ヌニヌ!ヌニヌーッ!
ヌニーッヌニーッ」
ステーキが泣き叫んでる。
摩訶がニッチを拾い上げたのですね。
それにしてもステーキ、必死だな。
ニッチはアンタの事、非常食としてしか見てないのに
アンタったらニッチのことほぉんと好きだよねぇ。
摩訶がニッチを緩く掴んだまま、
クルクル回すのが和むわぁ。
脱水ですか、お父さん。
心配するラグに姉さんは安心しろと言う。
「摩訶が妹をティルナの泉に連れて行くだけだ」
この洞窟の奥に肉体の傷を癒す泉があるらしい。
「ま、"人"が噂した
"千年生きられる水"などというものは
どこにもないけどな」
ぷははははっ。ニッチが自慢げな時にするムフー顔。
-お姉さんもあの顔するんだ。
やっぱ、姉妹ですねぇ。
町長と町民達は無事出られたみたいだけど、
出たとたん千年生きられる水の取り合いしてます。
見苦しいねぇ。
結局、町長が奪いましたよ。
「わしも千年生きたいんじゃ」
そんなに長く生きたいものですかねぇ。
と、町長の足元の氷が割れて、彼は湖にドボン。
ほらほらバチが当たった。
助けてくれとわめいてますが、
直前に自分のした事を思い出しなさいよ。
そんな貴方を誰が助けるというの?
ラグが姉さんに質問です。
氷の柱の生物達は一体なんなのか。
「奴らは"こころ"が全て抜け落ちた時、
変化を始める。摩訶は世界の秩序を乱さぬよう
奴らが変化を遂げる前に
凍らせてこの地に閉じ込めている」
って、えええっ。それだけですか?
ここはたっぷり姉さんから情報を得る所なのに…。
10Pぐらい飛んじゃったよ。
「ニッチは…いつ返してもらえるんでしょうか」
ティルナの泉は傷を癒してはくれるが
即効性は無いようです。
しばしの時が必要。
きっと温泉のようなものですね。
傷が治るまで預かるが治れば
すぐラグのの元へ帰してくれるという。
「妹もいつか大きな感情の揺れを
経験し成長を遂げるだろう。
それまでは妹が何よりも
"こころ"を寄せている
お前のそばにいさせてやりたい」
良い人や~。
「さよならが悲しいのは、
私もよく知っているからな」
おおここでBGMがG線上のアリアですかー。
ラグの仕事はテガミを届けることだといったが、
テガミとはなんだと姉さんが訊く。
俗世界に居ないのだからテガミも知らないよねぇ…。
テガミは人の"こころ"そのもの。
ではテガミを受け取るとどうなるのかと更に
質問が飛ぶ。
「う…嬉しかったり自分の"こころ"を揺さぶられたり…」
「では私達へのテガミは、妹だな」
ハッとするラグに、姉さんは続ける。
「よく届けてくれたぞ、ラグよ」
ここは原作読んで目が潤んでしまった所です。
アニメも悪くはなかったけど、
贅沢言えば、演出、もうひとひねり欲しかったかなぁ。
「ニッチを…ニッチをお願いします。
お姉さんもお元気で…」
ラグは泣きながら頭をペコリと下げて、
背を向け走り出す。
そして振り返り敬礼。
「大変なお仕事、何百年もご苦労さまです!」
姉さんも毛先をピコッとして敬礼するのが可愛い。
毛先で挨拶するのも姉妹そっくりだね。
ラグが行ってしまうと摩訶がたどたどしく言葉を呟く。
「ヒ…カ…リ…」
「あれがヒカリ?まさか…」
ラグが人か、人の形を成した何かなのか確かめるには
少し成長を待たなければ、と姉さん。
「ひとつ楽しみが出来たな。
テガミは"こころ"、
"こころ"を届ける者か」
私さぁ…ピコって女の子だと思ってた…。
男の人なんだって?
次回は「ベリタブリィー修道院」
やった!ラグの女装!
ザジも出るし、予告を見る限り原作通りのようで、
楽しみだーっ。
ここ、大好きなのよねぇ。
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原作の公式HP「テガミバチ」
あらすじ 第九話「ひとりぼっちの200年」
200年前のこと、ニッチと双子の姉は、呪われた子として人々に疎まれ、
ついには彼らの手で葬り去られることになった。川に流され、誰よりも
大切に思っていた妹と引き離された姉は、たったひとりで成長を遂げ、
以来、ずっと摩訶とともに暮らしてきた。だが、やっと巡り会った妹の
ニッチはそのときのことを覚えておらず、「人」であるラグを守ろうと
する。そんな妹の姿にショックを受けた姉は怒りをあらわにし、妹もろ
とも人々を抹殺しようとする。ラグは姉をとめようと、ありったけの想い
を込めた心弾を放つが・・・・・・。
前話はニッチと姉さんが
湖に投げ込まれた所で終わってましたね。
「忌まわしき事柄は湖に凍らせたた。
後世には立派な史実を伝えようではないか」
にっこり笑う当時の長が怖い。
町民達も町長責めてるけどさ、
湖の水を持って帰ろうとしたり、
醜さは変わらないよね。
愚かな"人"。
姉さんは金の剣を振り下ろす。
「今度は私の気まぐれだ。"人"…
消えて無くなれ」
ラグは町長の身体を掴んで横へ飛ぶ。
更にそこへと姉さんの剣は一斉に向かいますが、
ラグの前にニッチが立ちはだかりました。
ニッチの顔の前数十センチで剣先は止まっている。
「なぜ人を庇う…妹よ。
この話は私とお前のことだよ。
そのくだらん遊びを続けるつもりか」
「あそびではない!しごとだ!」
か、カッコ良いよニッチ。
「ラグのしごとは
テガミのこころをはこぶ。
ニッチはラグをまもる。
なにがあってもそれはかわらない」
くーっしびれるねぇ。
町民達はこの隙に出口へと逃げて行く。
ニッチの為に何も出来ないのかとラグは歯噛みする。
俗世界で成長も遂げられず、
人の下僕として付き従うことを選んでいる。
「哀れな妹…お前も消してあげた方が良いか」
金の剣はニッチを襲うがいち早く彼女は
上へと飛んでいた。
それでも姉さんの評価は、
「のろま」
厳しいのぉ。
あ~でもここの上向いた姉さんの顔が、
めっさ美人だ。
構図、良いね~。
「よわい…よわい…ひよわ」
姉さんの金の髪はあらゆるものへと形を変える
優れものですが、
今度は一見素敵な細工の大刀へと変化。
それで空中のニッチをはたくと、
今度は毛を細かくして巨大弓矢へと姿を変える。
見事ですよねぇ。
ニッチが矢の嵐を受けるカットは、随分引きの画だなぁ。
あまり近いと残酷だから?
一瞬にして傷だらけになりますよね。
回転して「ヌニィ~」と飛んでくステーキ可愛い。
「とどめ。今度は別れが言えるな。
さようなら、私のいもうと…」
その時、赤針が姉さんの身体を貫いた。
赤いし、知らない人が見たら心臓撃たれて
血を吹いてるように見えなくもない、
なかなか迫力ある画です。
でも心弾ですから、鎧虫以外はこれで死ぬことはない。
姉さんの身体になだれ込んでくるラグの記憶。
ラグとニッチの懐かしい思い出です。
そう、出会いは駅の構内だったね。
何かを踏んで立ち止まったラグは、
壁の隙間にちょこんと座っている女の子を見つけた。
-ヨタカの駅で
まるで捨てられているみたいだった。
暗い隙間から、海色に光る眼が
ぼくを じっと見ていた。
テガミバチになる前のラグなら規則は関係ない。
その少女にかつての自分を重ねたラグは、
放っておくことが出来ず、
送り先に届ける為、二人で僅かの間旅をした。
-ぼくはその小さな女の子を
助けたつもりでいた。
道中、彼女に名が無いと知り、ニッチと名づけた。
無事、パンツもはかせることが出来た。
-でも本当に助けられたのは…
『ラグ、おまえがさよならにかなしむなら、
ニッチはおまえのそばにいる』
『さよならは、かなしいか?』
もしも"こころ"をなくしてニッチを忘れてしまったら
どうするかと彼女に聞いたことがあった。
う~んと少し考えたニッチは、平気だと返した。
『ラグがわすれても、
ニッチがラグをわすれないからな。
だからずっといっしょだ』
助けられたのは、ラグの方でしたよね。
いつもいつも。
名場面ダイジェストでしたねぇ。
キュンキュン来たシーンですよ。
ニッチがラグを忘れないっていうあのシーンは、
ニッチの作画も良く、表情が凄く可愛かった。
原作より回想長めですが、ニッチとラグの絆の大事な
ところだし、これは良かったかなと思います。
「私の中に…何を入れた…妹…
妹への感情…これは…私に撃ち込んだのは
お前の…"こころ"なのか…!?」
ニッチの元へと駆け寄るラグ。
ステーキもヌニィヌニィ言いつつ駆けつける。
「ずっと…一緒だと?
摩訶と人が…絆で結ばれる…か…」
これで姉さんも分かってくれたかと思ったら甘かった。
町民達は出口へと急ぎながらも、千年生きられる水を
少しだけ持ってきたと話してる。
彼らを見ていれば、確かに愚かなことこの上ないわな。
愚かな"人"のくせに生意気、
自らをわきまえることすらできない生き物が、と
姉さんは怒りで顔を歪める。
そして怒りの矛先はまたニッチへと向かう。
摩訶の"こころ"を忘れ、
自分がされたことすら忘れて、
そんな愚かな"人"に加担する哀れな妹。
彼女は金の髪を更にすさまじい武器へと
変化させた。
「なげ…嘆かわしい!!!何もかもが嘆かわしい!!!」
ええっと…姉さん?
Sなプレイしたりする人が持ってそうな
おっかない道具ですねソレ。
チェーンの先に鉛トゲ玉…って感じ?
素材はチェーンでも鉛でもないのだけど。
ここ、「にゃにもきゃもが、にゃげっきゃわしい」って
言ってくれなくて残念。
ここも感情がエスカレートして、
姉さんの言葉がだいぶおかしくなるのが楽しいのだけど。
まとめて消えろと首をグンッと振った姉さん。
おっかない道具はニッチを抱き起こしているラグの所に
振り落とされた。
ラグってなにげに反射神経良いよね。
トゲ玉、とっさにちゃんとよけてるよ。
ざんぶりと水は被りましたが。
ラグがステーキにニッチを託す。
ステーキったら、ニッチの頭食ったぁー。
いや、咥えたんだな、うん。
ラグは心弾を何発も姉さんに向けて放つけど
彼女はひょいとそれをかわしている。
何発も撃って、ラグは肩で息をしてますな。
あまり無理するとまた倒れるよ。
人を愚かだと姉さんは言う。
でも妹を傷つけるのは愚かじゃないのか。
摩訶は愚かじゃないのか。
「愚かじゃない生き物なんているのか!!?」
これ以上ニッチを傷つけるなら
たとえお姉さんでも許さないと
ラグは再度心弾銃の銃口を向ける。
姉さんはラグの瞳の精霊虫を興味深げに見る。
彼女によると、かなりのエネルギーを残したまま
琥珀化しているらしい。
「"人"の匂いがしないのは
そのためか…?
いや…違うな…?
お前は一体…」
ええーっラグって…人じゃないんですかぁ?
なんにせよ、妹はこれでお別れ。
姉さんは再び髪を伸ばして水中を進み、
なんと今度はザルになったぁぁ。
ここは原作でもちょっと笑ったんだよ。
「妹よ、あの時の別れがなければ
摩訶としてここで共に…」
姉さんの髪で、今度はゴージャスな剣タイプの
弓が出来た~。
「さらばだ、妹」
睫が長くて綺麗な瞳~。
「やめろーっ!!!」
姉さんに向かって走るラグ。
ザクザクと振り降りてくる金の剣を避け、
懐に飛び込んだ。
そして姉さんの豊かな胸に銃口を当てる。
…ラグのえっち。
今、胸がぷるんって持ち上がりましたね。
ラグよ、何もそこに当てなくても…。
いや、わざとじゃなく、たまたま飛び込んで当てたら
そこだったんでしょうけどね。
「人も摩訶もない!
ニッチはニッチだ!
ぼくの大切なニッチなんだ!!!」
ラグが放った赤針。
今度見えたのは見世物小屋でのニッチとの別れのシーン。
チップを渡されて、ご苦労さん、といわれた。
小屋に連れられていくニッチが振り向いた。
『ありがとう。ラグ、さらばだ』
その姿に、姉さんは自分の"別れ"を思い出す。
-まて…いくな…
いくな!…どこへいく…!
ニッチに駆け寄ろうとしたラグの足が、
「いつも…」
姉さんの呟きで止まる。
「いつも…一緒だった…」
あ、ニッチの髪がステーキの頭に被さって、
下手なカツラみたいになってて笑える。
原作でもこのままなんだけど、小さなカットだし
あんまり気にしてなかったよ。
「覚えている…星明りの届かない暗い部屋…
目が覚めると…それは、いつもそばにいた」
互いのほっぺをプニプニつんつん触ってる二人が
凄い可愛いですっ。
「いつも…ふたりだった…」
ある日長が民と共に現れ、
二人を見下ろし呟いた。
おぞましい化け物、もっと早く葬るべきだった、と。
摩訶を恐れて手を出せなかったが、
これだけ摩訶が姿を現さないとなると
摩訶は飢饉で死んでしまったか、
この双子に興味がないかどちらか。
そんなやりとりも、姉さんは起きて聞いていたけど
ニッチの方は眠っていて、聞いてないんだよね。
そして二人は湖へと投げ捨てられる。
この時もニッチは眠っていて、
状況は分かってない。
湖面に落ちた姉さん。
幼児体型でお腹がぽっこり水面から顔出してるのが
面白いよね。
流れていく妹の姿を目で追い、
起きろと心の中で叫んだ。
流れる水の方へいってしまう。
彼女は泳いだ。
どんどん遠くなる妹に近づこうと。
-いつも…いつも二人だった。
だがやがて彼女はおぼれて水中へと沈んでしまう。
-わたしといもうと…
">『あれ…どこ…?
いもうと…いない…いもうと!
わたしは…ひとりになってしまった…』
彼女に突然訪れた孤独。
激しい感情が内側で沸き起こった。
『かなしいよ…さみしいよ
…かなしいよ…さみしいよ
いもうと!!!』
どれぐらいの時が流れたか、
大きな感情の揺れが静まると
姉さんは成長を遂げていたのだという。
そして自分が何者で何をすべきかを理解した。
刻まれた摩訶の記憶、命の理に従うように、
彼女はここにたどり着いた。
「それでニッチは…ニッチを探そうとは
しなかったんですか?」
同じように成長を遂げれば
必ずここに導かれてくる筈だと彼女は考えた。
助けに行かなければ生き残れないようなら
摩訶の役目を継ぐ資格はない。
だからあえて探さなかったようなのだが…
ラグにしてみりゃ信じられませんわな。
「それで…ずっと…」
ラグの瞳からまた涙ぼろぼろ。
「愚かなのはお姉さんの方だよ…
世界でたった一人会いたい妹なのに
ずっと一緒にいたかった妹なのに…」
ひとりぼっちで二百年も、彼女は待っていた。
「"人"はそんなに愚かじゃないよ!!
そんな立派に愚かになんてなれないよ…!!」
面白いことを言うヤツだと姉さんが笑う。
「私の方が愚か、か。
私も結局、愚かな"人"から生まれた子
ということか」
「ヌニヌ!ヌニヌ!ヌニヌーッ!
ヌニーッヌニーッ」
ステーキが泣き叫んでる。
摩訶がニッチを拾い上げたのですね。
それにしてもステーキ、必死だな。
ニッチはアンタの事、非常食としてしか見てないのに
アンタったらニッチのことほぉんと好きだよねぇ。
摩訶がニッチを緩く掴んだまま、
クルクル回すのが和むわぁ。
脱水ですか、お父さん。
心配するラグに姉さんは安心しろと言う。
「摩訶が妹をティルナの泉に連れて行くだけだ」
この洞窟の奥に肉体の傷を癒す泉があるらしい。
「ま、"人"が噂した
"千年生きられる水"などというものは
どこにもないけどな」
ぷははははっ。ニッチが自慢げな時にするムフー顔。
-お姉さんもあの顔するんだ。
やっぱ、姉妹ですねぇ。
町長と町民達は無事出られたみたいだけど、
出たとたん千年生きられる水の取り合いしてます。
見苦しいねぇ。
結局、町長が奪いましたよ。
「わしも千年生きたいんじゃ」
そんなに長く生きたいものですかねぇ。
と、町長の足元の氷が割れて、彼は湖にドボン。
ほらほらバチが当たった。
助けてくれとわめいてますが、
直前に自分のした事を思い出しなさいよ。
そんな貴方を誰が助けるというの?
ラグが姉さんに質問です。
氷の柱の生物達は一体なんなのか。
「奴らは"こころ"が全て抜け落ちた時、
変化を始める。摩訶は世界の秩序を乱さぬよう
奴らが変化を遂げる前に
凍らせてこの地に閉じ込めている」
って、えええっ。それだけですか?
ここはたっぷり姉さんから情報を得る所なのに…。
10Pぐらい飛んじゃったよ。
「ニッチは…いつ返してもらえるんでしょうか」
ティルナの泉は傷を癒してはくれるが
即効性は無いようです。
しばしの時が必要。
きっと温泉のようなものですね。
傷が治るまで預かるが治れば
すぐラグのの元へ帰してくれるという。
「妹もいつか大きな感情の揺れを
経験し成長を遂げるだろう。
それまでは妹が何よりも
"こころ"を寄せている
お前のそばにいさせてやりたい」
良い人や~。
「さよならが悲しいのは、
私もよく知っているからな」
おおここでBGMがG線上のアリアですかー。
ラグの仕事はテガミを届けることだといったが、
テガミとはなんだと姉さんが訊く。
俗世界に居ないのだからテガミも知らないよねぇ…。
テガミは人の"こころ"そのもの。
ではテガミを受け取るとどうなるのかと更に
質問が飛ぶ。
「う…嬉しかったり自分の"こころ"を揺さぶられたり…」
「では私達へのテガミは、妹だな」
ハッとするラグに、姉さんは続ける。
「よく届けてくれたぞ、ラグよ」
ここは原作読んで目が潤んでしまった所です。
アニメも悪くはなかったけど、
贅沢言えば、演出、もうひとひねり欲しかったかなぁ。
「ニッチを…ニッチをお願いします。
お姉さんもお元気で…」
ラグは泣きながら頭をペコリと下げて、
背を向け走り出す。
そして振り返り敬礼。
「大変なお仕事、何百年もご苦労さまです!」
姉さんも毛先をピコッとして敬礼するのが可愛い。
毛先で挨拶するのも姉妹そっくりだね。
ラグが行ってしまうと摩訶がたどたどしく言葉を呟く。
「ヒ…カ…リ…」
「あれがヒカリ?まさか…」
ラグが人か、人の形を成した何かなのか確かめるには
少し成長を待たなければ、と姉さん。
「ひとつ楽しみが出来たな。
テガミは"こころ"、
"こころ"を届ける者か」
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私さぁ…ピコって女の子だと思ってた…。
男の人なんだって?
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次回は「ベリタブリィー修道院」
やった!ラグの女装!
ザジも出るし、予告を見る限り原作通りのようで、
楽しみだーっ。
ここ、大好きなのよねぇ。
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