ホンダが開発している小型ビジネスジェット機「ホンダ・ジェット」に搭載されるターボファンエンジン「HF120」が、米国連邦航空局(FAA)による連邦航空規則のPart33が定める型式認定を取得し、量産に向けたステージに入った。
HF120は、ホンダとゼネラル・エレクトリックによる折半出資子会社、GEホンダ・エアロ・エンジンズが開発と製造を担当。これまでの認定試験では、計13基のエンジンによる広範囲な飛行テストと地上テストが行われ、1万4,000サイクル、9,000時間を超える試験実績を積み重ねてきた。
GEホンダのテリー・シャープ社長は「この認定取得によって、我々のチームはこの上なく素晴らしい一年の締めくくりを迎えることができました。このエンジンの優れた技術を証明するためにたゆまず努力を続けてきたチームにとって、これは新たなスタートでもあります。今後の事業展開に向け、サプライチェーンや製造プロセスの強化を続けていきます」とコメントした。