第67回:故障HDDからのデータ救出
本日ご紹介するのは、HDD(ハードディスク)からのデータ救出です。
データ救出ってどういう事!?
一般的に、パソコンで作成した様々な文章や表などのデータ、写真や動画のデータ、あるいは年賀状ソフトや会計ソフト等のデータベースは、パソコン内のHDD(ハードディスク)と呼ばれるところに、すべて保存されています。
そのため、パソコンの電源を切っても、データが消えることなく、また使う事ができるのです。
ただ厄介な事に、このHDDには寿命があります。(精密機械なので当たり前なんですが、、、)
使い方にもよりますが、一般的には3年~4年程度と言われています。(SSDでも、あまり大きくは変わりません。)
ですので、寿命、あるいは落下などの衝撃による破損があれば、HDDのデータは読み書きができなくなります。その時に、大切なデータを新しいHDD等に復元する事をデータ救出と言います。
HDDの故障って具体的にどういう状態!?
大きく分けて、論理障害と物理障害に分かれます。
論理障害:
「ファイルシステム」が破損、、、つまりデータファイルを正しく読み取れなくなった状態
(MBR損傷、ディスクチェック画面が出るなど、巡回冗長検査(CRC)エラーなどがこれに当たります。)
物理障害:
HDDは、「データを格納する部品」や「データを読取る部分」、「制御している基盤」など様々な部品から構成されています。これらの何れかが物理的に壊れた状態
(磁気ディスク(プラッタ)面損傷、磁気ヘッド故障、基盤故障などがこれに当たります。)
また、障害程度により、軽度/中度/重度と分類しています。
例えれば、本棚です。
データを本、本を入れている棚をHDDそのものとすると、
論理障害の場合、本自体が破れたりして読めなくなった状態です。
物理障害の場合、棚(HDD)が壊れているので、本そのものを探したり、片付けたりする事が一切出来なくなった状態です。
HDDが故障したらデータは救出できないの!?
壊れた状態によるので、診断して見ないと、どちらとは言い切れません。
ただし、経験上、自然故障の場合、ある程度までは救出できる可能性が十分にあります。
(保障は出来ませんが、あくまで今までの経験上です、、、あしからず)
どうやって故障したHDDからデータを救出するの!?
一言でいうと、HDDの電源を入れずに、何もせずに、業者に依頼して下さい。
電源を入れる事で、今の状態がより一層悪くなり、データ救出が出来なくなる可能性が、グゥ~ンと上がるからです。
良くあるケースが、自動スキャンのメッセージが出てきたため、慌ててスキャンしてしまうことがありますが、論理障害の場合、セクタ不良といったデータ破損部分が、自動修復の様なスキャンを行なってしまう事で、余計にデータを壊してしまいます。
また、物理障害の場合、データを読みとるヘッダー部分が、データを記録しているプラッタ面を物理的に傷つけ、データそのものを読み取れなくしてしまう事があります。
ですので、パソコンが起動しないとかデータが開けないといった場合、専門業者に依頼した方が、一番良いです。
ちなみに弊社では、壊れた状態により、以下の様に対応しています。
論理障害の場合: 弊社で対応しています。
物理障害の場合: 弊社と提携しているHDD復旧専門会社と連携して、対応しています。
蛇足ですが、弊社でもHDD救出に必要な機材を、今年また刷新しました。かれこれ3世代目となり、
対応容量も10TBを超えてきました(*´▽`*)
データ救出だけでなく、バックアップ目的のHDD複製やHDD消去などでも、大いに活躍してくれる、、、ハズです。
HDDの故障って、壊れる前に分からないの!?
故障の予兆は、ある程度は分かります。
例えば、以下の症状に当てはまる場合、故障の始まりと考えて、何かしらの対策を考えた方が良いです。
・HDDから異音がする。(カタカタ、ブーン、ガリガリ、カラカラ、、、など今までしなかった音が鳴り始める。)
・Windowsの起動に失敗する。
・Windowsが勝手に再起動する。
・頻繁にフリーズ(画面が固まる)する。
・ファイルの読み書きに失敗する。あるいは時間が掛かるようになる。
・HDDのスキャンディスクを頻繁に要求される。
・HDDのフォーマットを要求される。
・S.M.A.R.T.情報を見て確認する(専用ソフトが必要です)
データ救出を依頼したいけど中身を見られないか心配、、、
よくあるご質問ですが、弊社では基本的にHDDの中身までは見ません。
もちろん、復旧後に確認の意味で、上位階層のフォルダ構成や、サンプルデータを確認して頂く事はあります。また、○○フォルダにある★★ファイルが復旧できたか確認して欲しいとご依頼があれば、確認します。
ですので、基本的には見ませんし、必要があれば最小限にとどめていますので、ご安心下さい。
ただ、心配だから出張で来て行なって欲しい、、、は無理です。
データ救出は、診断だけでも1日から数日、長いと1週間以上掛かりますので、お預かりで承っております。
何卒ご了承下さい。
最後に
HDDは消耗品です。いつか必ず壊れます。
ですので、HDDは壊れる前提で、データのバックアップを日頃から行って下さい。
それさえ忘れなければ、データ復旧なんて、あまり心配しなくても大丈夫なんです(´・ω・`)
【宣伝・・・(*´ω`)】
システム葵では、個人様向けでも企業様向けでも、パソコン修理から、パソコン設定、パソコンの使い方、LAN環境構築、ソフトウェア開発まで、様々な実績がありますので、困ったことがあれば、お気軽にご相談下さい。
データ救出ってどういう事!?
一般的に、パソコンで作成した様々な文章や表などのデータ、写真や動画のデータ、あるいは年賀状ソフトや会計ソフト等のデータベースは、パソコン内のHDD(ハードディスク)と呼ばれるところに、すべて保存されています。
そのため、パソコンの電源を切っても、データが消えることなく、また使う事ができるのです。
ただ厄介な事に、このHDDには寿命があります。(精密機械なので当たり前なんですが、、、)
使い方にもよりますが、一般的には3年~4年程度と言われています。(SSDでも、あまり大きくは変わりません。)
ですので、寿命、あるいは落下などの衝撃による破損があれば、HDDのデータは読み書きができなくなります。その時に、大切なデータを新しいHDD等に復元する事をデータ救出と言います。
HDDの故障って具体的にどういう状態!?
大きく分けて、論理障害と物理障害に分かれます。
論理障害:
「ファイルシステム」が破損、、、つまりデータファイルを正しく読み取れなくなった状態
(MBR損傷、ディスクチェック画面が出るなど、巡回冗長検査(CRC)エラーなどがこれに当たります。)
物理障害:
HDDは、「データを格納する部品」や「データを読取る部分」、「制御している基盤」など様々な部品から構成されています。これらの何れかが物理的に壊れた状態
(磁気ディスク(プラッタ)面損傷、磁気ヘッド故障、基盤故障などがこれに当たります。)
また、障害程度により、軽度/中度/重度と分類しています。
例えれば、本棚です。
データを本、本を入れている棚をHDDそのものとすると、
論理障害の場合、本自体が破れたりして読めなくなった状態です。
物理障害の場合、棚(HDD)が壊れているので、本そのものを探したり、片付けたりする事が一切出来なくなった状態です。
HDDが故障したらデータは救出できないの!?
壊れた状態によるので、診断して見ないと、どちらとは言い切れません。
ただし、経験上、自然故障の場合、ある程度までは救出できる可能性が十分にあります。
(保障は出来ませんが、あくまで今までの経験上です、、、あしからず)
どうやって故障したHDDからデータを救出するの!?
一言でいうと、HDDの電源を入れずに、何もせずに、業者に依頼して下さい。
電源を入れる事で、今の状態がより一層悪くなり、データ救出が出来なくなる可能性が、グゥ~ンと上がるからです。
良くあるケースが、自動スキャンのメッセージが出てきたため、慌ててスキャンしてしまうことがありますが、論理障害の場合、セクタ不良といったデータ破損部分が、自動修復の様なスキャンを行なってしまう事で、余計にデータを壊してしまいます。
また、物理障害の場合、データを読みとるヘッダー部分が、データを記録しているプラッタ面を物理的に傷つけ、データそのものを読み取れなくしてしまう事があります。
ですので、パソコンが起動しないとかデータが開けないといった場合、専門業者に依頼した方が、一番良いです。
ちなみに弊社では、壊れた状態により、以下の様に対応しています。
論理障害の場合: 弊社で対応しています。
物理障害の場合: 弊社と提携しているHDD復旧専門会社と連携して、対応しています。
蛇足ですが、弊社でもHDD救出に必要な機材を、今年また刷新しました。かれこれ3世代目となり、
対応容量も10TBを超えてきました(*´▽`*)
データ救出だけでなく、バックアップ目的のHDD複製やHDD消去などでも、大いに活躍してくれる、、、ハズです。
HDDの故障って、壊れる前に分からないの!?
故障の予兆は、ある程度は分かります。
例えば、以下の症状に当てはまる場合、故障の始まりと考えて、何かしらの対策を考えた方が良いです。
・HDDから異音がする。(カタカタ、ブーン、ガリガリ、カラカラ、、、など今までしなかった音が鳴り始める。)
・Windowsの起動に失敗する。
・Windowsが勝手に再起動する。
・頻繁にフリーズ(画面が固まる)する。
・ファイルの読み書きに失敗する。あるいは時間が掛かるようになる。
・HDDのスキャンディスクを頻繁に要求される。
・HDDのフォーマットを要求される。
・S.M.A.R.T.情報を見て確認する(専用ソフトが必要です)
データ救出を依頼したいけど中身を見られないか心配、、、
よくあるご質問ですが、弊社では基本的にHDDの中身までは見ません。
もちろん、復旧後に確認の意味で、上位階層のフォルダ構成や、サンプルデータを確認して頂く事はあります。また、○○フォルダにある★★ファイルが復旧できたか確認して欲しいとご依頼があれば、確認します。
ですので、基本的には見ませんし、必要があれば最小限にとどめていますので、ご安心下さい。
ただ、心配だから出張で来て行なって欲しい、、、は無理です。
データ救出は、診断だけでも1日から数日、長いと1週間以上掛かりますので、お預かりで承っております。
何卒ご了承下さい。
最後に
HDDは消耗品です。いつか必ず壊れます。
ですので、HDDは壊れる前提で、データのバックアップを日頃から行って下さい。
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