行きたかった所。
娘を送ってから、急いで片付けを済ませて向かったのは、市立図書館。この古い建物は建てられたのが1899年。
ちょうど工事中で見苦しい画像ですが・・・ 古い建物とつながっている新しい建物。なんだかとってつけたみたいではないかしら~???と思わず言いたくなります。
でもひとたび中に足を踏み入れると、そんな疑問は頭から消えてしまう。この光。開放感。図書館とは思えない空間。天井の照明はまるで星空のよう。
増設という形で1997年に建てられた新しい建物は、「Calendar of Light」という名があるのだそう。北欧の光は一年を通して七変化します。それを体で感じ取れる建物ということかしら。
窓辺のイスと机のコーナーは人気があって、いつも人でいっぱい。
でもパラパラと読書だけしたければ、
ここが特等席でしょう。人影まばらというのがまたいいのです(笑) だれにも邪魔されずに本に没頭できる?!
今日向かったのはこちらのコーナー。デザイン関連の本ばかりが並んでいます。
嬉しいことに、図書館に並ぶデザイン本は英語版が多い。図書館に行くとは言っても、スウェーデン語の本が読めるわけではないから・・・
気になる本を見つけては、このコーナーにもあるイスでパラパラ。 娘と一緒にも何度か来ているけれど、やっぱり一緒だと自分の読みたい本のコーナーではゆっくりできない。だから待ってました、この時を。思わず時間を忘れそうになります。
子供と一緒の時は、決まってこちら。
子供用コーナーもかなり広い。低めのソファや、イスが並び、
まるで教室のようにしつらえられていて、長居してもあきません。
もちろん、カフェも入っているので、読書や調べ物の合間にお茶もランチも可能です。う~ん、スウェーデン語がわかったら、ここにある本を思う存分読めたら、本当に楽しいだろうなぁ~ 私は所詮、とーっても表面的な利用法しかできないけれど、それでもやっぱりここにいると何となく慌しい時間から開放されたような気分になって嬉しい。
さぁお迎えの時間までに私もお昼食べなきゃと、またいそいそと図書館をあとにして、今日行ってみたかったカフェを目指したのだけど、あいにく満席。というより、外の席が満席。店内を覗いてみたところ、中の居心地はあまり良くなさそうだったので、どうしてもお天気のいい日に外に座りたい。出直すとしましょう。
気を取り直して、今とても気に入っているこちらへ。
おそらくオープンしたのは春だか初夏だったような。ここはいつも通るお買い物通りなのに、以前は何のお店だったか思い出せないくらい、自分に関係のない建物でした。新しくコーヒー屋さんになったんだなぁとは思っていたのですが、少し前にお友達と一緒に行って以来、味&雰囲気ともに大好きになりました。
店内はカウンターのみ。あとはテラス席だから、真冬はどうするんだろう・・と勝手な心配。このカウンターの板は、まるで日本ですよね。
この街では見かけたことがなかったブリオッシュがあるというだけでもポイント高し(笑)
サンドイッチも小ぶりなサイズが珍しく、普段はサンドイッチのみでお腹いっぱいになるところを、小さなサンドとデザートなんてオーダーができるのも嬉しいのです。
お店の人に、写真を撮ってもいい?と聞いたら、
このマシーンは絶対、撮ってよ!と言われました(笑) 自慢のコーヒー豆ロースター(?)だそうです。お兄さん、わざわざ
床に無造作に置かれた麻袋まで開けてくれて、
"This would be a great picture!"
ですって。これは生のコーヒー豆。それを店内で上の機械を使ってローストしているのだから、炒りたての美味しいコーヒーなのですね。でも手でゆっくりドリップコーヒーを作ってくれるわけではありません。こちらでは基本的にエスプレッソ系がメインです。とにかく、カフェラテ好きが多いですね~ ただのコーヒーをオーダーすると、コーヒーメーカーで入れた保温状態のコーヒーをくれます。
でもこれだけ生の豆とロースターと、
キンキラに輝くこのエスプレッソマシーン(?)を見たら、保温されたコーヒーを頼むのは損した気分になるというもの。日本のようにゆっくりと時間をかけてハンドドリップコーヒーを淹れてくれるお店ってないような。
ピンボケ続きですが、店内の雰囲気が少しでも伝われば・・・
色々と食べてみたいものはあったけど、図書館で予定より長居してしまったので、バスの時間まで残りわずか。ペストとチーズをはさんで焼いたパンのみをオーダーしました。 お皿の代わりにトレイというのも、この街では初めて。美味しかったけど、あぁ~でも一人カフェはイマイチつまらない。やっぱり今度は幼稚園が終わってから娘とお茶しにこよう~っと。