先日iPhone6も出てきたのでそろそろスマホ乗り換えについて考えてみたで書きました、次期スマホ乗り換え案検討の続きです。
前回は安いMNP先が見つからなければSIMフリーの端末を買うしかないかという結論になりましたが、ネットを調べていてドコモ回線MVNOの格安SIMでテザリングを実現するもう1つの方法が見つかりました。
アプリFoxFiによるテザリング
それは以下の記事などで紹介されているFoxFiというアプリを使用するものです。
FoxFi (テザリング) : MVNO SIMでも使える Android & iOS アプリ
FoxFiはAndroidアプリで、普通にGoogle Playストアで公開されています。
FoxFi (WiFi Tether w/o Root) – Google Play の Android アプリ
通常、ドコモ端末+格安SIMでテザリングを行うには特殊な手順で端末のroot権を取得し、設定ファイルを書き換えるなどリスクの高い作業を行う必要があります。これは当然メーカー非保証の行為なので、やって端末に何かあっても保証は受けられなくなりますし、最悪端末が全く動かなくなります(俗にいう文鎮化)。
これに対し、FoxFiを使う方法はただアプリをインストールするだけですので、そういう心配がいりません。万一上手く動かなくてもアプリをアンインストールするだけです。
使い方もアプリを立ち上げ、「Password (WPA2)」という項目にアクセスポイントのパスワードを設定して「Activate WiFi Hotspot」というチェックボックスをチェックするだけと、非常に簡単です。
ただ良いことばかりではないようで、端末の種類・OSバージョン・アプリバージョンなどの組み合わせによって、うまく動かない場合もあるようです。
ネットで見た限りでは、Android OSのバージョンが4.2以上に上がると動かない場合が多いようでした。
実機で試してみた
うちの現行端末AQUOS PHONE ZETA SH-02EのAndroid OSバージョンを確認したところ4.1.2でした。これはいけるかもしれないと思い、実際にFoxFiをインストールして試してみました。
結果としては、ちゃんとFoxFiによるアクセスポイントが作られ、iPad miniやMacBook ProからWiFiで接続できることが確認できました。
現状使っているのはドコモ純製のSIMですので、格安SIMでも必ず同様にうまく動くという保証はありませんが、FoxFiの外見上はただアプリが通信しているだけですので恐らく動きそうです。
また発売から既に2年近く経った機種ですので、今後OSのバージョンアップがあることもなさそうですから、そちらの面で動かなくなることもなさそうです。
ただしFoxFiはテザリングを開始してから20〜30分程度経つと、課金を求める警告メッセージが出て一旦切断されるようです(手動で解除すれば継続使用は可能)。継続的に使うためにはアプリ内から「Unlock Full Version」のメニューを選んで課金する必要があります(Playストア経由で現在723円)。
乗り換え方針見直し
というわけで、次期スマホ乗り換え案は以下のような優先順位に見直しました。
- コスト的にリーズナブルな安いMNP先が見つかればMNPする
- 適当なMNP先が見つからなければ、ドコモ回線は解約して現行端末+格安SIMで運用する。テザリングはFoxFiを利用する
- 格安SIMでFoxFiが正常に動かなければ、SIMフリー端末の購入を検討する
MNP先が見つからなくても、2番目で済めば必要なのは格安SIMの初期費用・使用料とFoxFi Unlockの723円だけです。
世間ではiPhone6やiPhone6 Plusが飛ぶように予約されているようですが、現状自分はスマホにそれほどの高性能は求めていませんので、これで済めば身の丈に合った低コストでスマホ利用を継続できそうです。
訂正(2014/9/14)
SH-02E+格安SIM使用時、FoxFiではテザリングできない可能性が高いことがわかりました。詳細は以下の記事をご参照ください。
→次期スマホ乗り換え案 見直しの見直し