H1一つでここまで出来るCSS見出しデザインのアイデア9個
HTMLはh1要素だけで、CSSの「border」や「box-shadow」「transform」「linear-gradient」、擬似要素の「:before」や「:after」を使った見出しデザインをご紹介します。まずはサンプルをご覧ください。
サンプルページ »
01.切り取り線
紙を切り取ったようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
垂直方向の影のオフセット距離を設定しただけでは、左右両脇にも影ができてしまうので、一旦5px下に影をオフセットしたうえで、広がり距離を負の値(-4px)にし縮小することで、上部の影のみを残しています。
border-top:1px dashed #aaa; border-bottom:1px dashed #aaa; background:#eee; text-shadow:1px 1px 0 rgba(255,255,255,1); box-shadow: 0 5px 4px -4px rgba(0,0,0,0.3) inset;
02.テープ
テープを貼ったようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
「box-shadow」で両脇のはみ出したテープを追加していますが、それより先に元のh1要素に影を設定することでコンテンツの縁とはみ出したテープの境目にも影を落とすことでき、貼り付けたようなデザインを再現しています。
また、全体を3度傾けたあと、h1要素を3度傾いた平行四辺形に変形させることで、コンテンツと背景の境目が垂直になります。
text-shadow:1px 1px 0 rgba(255,255,255,1); box-shadow: 0 1px 2px 0 rgba(0,0,0,0.2), 30px 0 0 0 #f0e800, -30px 0 0 0 #f0e800; transform: rotate(-3deg) skew(-3deg);
03.リボン
リボンを巻いたようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
傾きは、「02.テープ」と同様に、全体を傾けたあと、h1要素を傾いた平行四辺形に変形させることで調整しています。折り返しの三角形は擬似要素の「:before」と「:after」で「border」を追加。上下のラインは「linear-gradient」で表現しています。
transform: rotate(-3deg) skew(-3deg); box-shadow:0 1px 2px 0 rgba(0,0,0,0.2); background-image: linear-gradient(top, transparent 8%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 8%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 12%, transparent 12%, transparent 88%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 88%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 92%, transparent 92% );
三角形の作り方は、以前の記事「アクセントに使えるCSSのborderと擬似要素を使った立体的な見出しデザイン」で詳しく紹介していますのでそちらをご確認ください。
04.吹き出し
漫画の吹き出しのようなデザインです。
>サンプルとソースを見る »
ポイント
「border-radius」で丸みをだし、内側と外側にベタ塗の影を設定することで表現しています。三角形は「:before」と「:after」の「border」で追加しています。
border-radius:18px; background:#fff; box-shadow: -7px -5px 0 0 #e8e8e8 inset, 2px 3px 0 0 #000;
05.アメリカンな(?)吹き出し
アメリカンテイストな(?)吹き出しのようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
文字は「text-shadow」を2つ重ねることで装飾しています。背景のストライプは、「linear-gradient」で45度に傾いたラインを作成し、それを4×4pxのタイルを繰り返し配置しています。
text-shadow: 1px 1px 0 #fff, 2px 2px 0 #999; background-image: linear-gradient(to bottom -45deg, transparent 40%, rgba(0, 0, 0, 0.1) 40%, rgba(0, 0, 0, 0.1) 60%, transparent 60% ); background-size:4px 4px;
06.付箋
付箋のようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
「:before」で三角形を作成し、右側と下側に「box-shadow」でh1要素と同じベタ塗の影を設定して付箋を表現しています。「:after」で背景色に透明度を設定した帯を傾けて配置することでマーカーを再現。
box-shadow: 12px 0 0 0 #ffc, 0 12px 0 0 #ffc, 1px 15px 4px -3px rgba(0,0,0,0.2); } :before{ width:0; height:0; border-width:12px 12px 0 0; border-style:solid; border-color:transparent; border-top-color:#cc9; } :after{ width:120px; height:20px; background:rgba(255,182,182,0.4); transform: rotate(-1deg); }
07.メタルプレート
金属の板のようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
「border」や「box-shadow」で、1pxのハイライト/影を設定する事でエッジの効いた板を表現しています。背景色のグラデーションでメタリック感を出しています。
background-image: -webkit-linear-gradient(top, rgba(220, 220, 220, 1.0), rgba(240, 240, 240, 1.0) 25%, rgba(235, 235, 235, 1.0) 30%, rgba(240, 240, 240, 1.0) 36%, rgba(235, 235, 235, 1.0) 50%, rgba(215, 215, 215, 1.0) 80%, rgba(210, 210, 210, 1.0) );
08.モザイク
モザイクのようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
「:before」と「:after」を40px四方のボックスに設定し「:before」には上から下に10pxずつグラデーション、「:after」には左から右に10pxずつグラデーションしたものを重ねる事で表現しています。グラデーションはホワイトの透過度合いを調整し、背景色で元の色を設定しているので背景色を変えるだけで、色をすぐに変える事ができます。
background-image: -webkit-linear-gradient(left, transparent 20%, rgba(255, 255, 255, 0.1) 20%, rgba(255, 255, 255, 0.1) 40%, rgba(255, 255, 255, 0.3) 40%, rgba(255, 255, 255, 0.3) 60%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 60%, rgba(255, 255, 255, 0.5) 80%, rgba(255, 255, 255, 0.6) 80%, rgba(255, 255, 255, 0.6) 100% );
09.旗
旗のようなデザインです。
サンプルとソースを見る »
ポイント
紐の部分は「:before」に文字「<」で表現し、棒の部分は「:after」の「border」に傾きと角丸を設定しています。
h1:before{ content:"<"; position:absolute; top:middle; left:-10px; width:0; height:0; font-size:25px; line-height:1.0; color:#c96; } h1:after{ content:" "; position:absolute; top:-2px; left:-10px; width:0; height:130%; border:#600 solid 2px; border-radius:2px; transform: rotate(-2deg); }
いかがでしたでしょうか?そのままコピペ使っていただいても、アレンジして使っていただいても、ご活用いただけたら幸いです。
以下のfacebookコメントやシェアから感想やご意見、ご指摘などいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
TwitterやFacebookではブログの更新情報とあわせて、Webやデザイン関連のニュースをお届けしています。