自由民主党政務調査会長高市早苗衆議院議員への「児童ポルノ禁止法改定案」に関する陳情について
2013年7月16日
全国同人誌即売会連絡会
本日(2013年7月16日)、全国同人誌即売会連絡会の世話人である中村公彦(コミティア実行委員会代表)は、コミックマーケット準備会共同代表・安田かほるとともに、自由民主党政務調査会長高市早苗衆議院議員への「児童ポルノ禁止法改定案」について陳情を行ないました。これには、日本SF大会からも関係者にご同行をいただきました。
高市議員へは、我々の同人誌の世界の現状や取組みについてご説明し、あらためて「児童ポルノ禁止法改定案」における、「政府は、児童ポルノに類する漫画等(漫画、アニメ、CG、擬似児童ポルノ等を言う。)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究を推進する」という附則第二条について、創作者の萎縮を招く恐れがあるという観点から、反対であることをお伝えしました。
対話は終始和やかに行われ、高市議員からは、「『児童ポルノ禁止法』は、そもそも実在児童の保護を目的としたものです。単純所持については改定を進めていきますが、マンガ・アニメ・ゲームなどに関する部分については今後、自民党・公明党の間で新しく話し合いを行い、いただいたご懸念のないよう、検討します。」とのお話をいただきました。
全国同人誌即売会連絡会は、今後ともこの同人誌の世界の安定した運営と継続のために、関係各方面と話し合いの場をもちたいと考えています。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
末尾ながら、ご多忙の中、我々の陳情にお時間を割いてくださり、真摯に現場の声に耳を傾けてくださった高市議員に心より感謝いたします。