米生物学誌の表紙に荒木飛呂彦のイラストが採用 99
ストーリー by yoosee
もしかしてオラオラですかぁ? 部門より
もしかしてオラオラですかぁ? 部門より
朝日新聞の記事によると、アメリカの生物学専門誌「Cell 9月7日号」の表紙に漫画家・荒木飛呂彦氏のイラストが採用されました。
イラストは生理学研究所(NIPS)の瀬藤光利・准教授らが発見したタンパク質の「スクラッパー(壊し屋)」をイメージしたもので、脳内の神経伝達物質の量を調節するため、スクラッパーが別のタンパク質を攻撃(分解)する様子が描かれています。
こうした学術誌には通常、細胞の顕微鏡写真などが載りますが、瀬藤准教授が荒木氏の大ファンだったことから研究成果のイメージを描いて欲しいと依頼したところ、荒木氏がこれを快諾。Cell編集部も日本の漫画に興味を示したため採用になったそうです。
准教授が大ファンだから依頼って… (スコア:4, おもしろおかしい)
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ああ・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:ああ・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
例文としてはかなりアリアリアリアリな気がするぜ
Re:ああ・・・ (スコア:1, 興味深い)
期待通りの絵柄でした。
最近見かけたやつ(オフトピ) (スコア:2, 興味深い)
Re:最近見かけたやつ(オフトピ) (スコア:1)
インパクトファクター (スコア:2, おもしろおかしい)
CELLってかなりインパクトファクターが高い学術誌なんですな
http://www.nacos.com/nakanishi/102_impactfactor.html [nacos.com]
Re:インパクトファクター (スコア:2, 参考になる)
ありませんが,CellはNature,Scienceと並んでいわゆる三大紙(CNS)の一つです.
まあCNSでひとまとめにするのは生物系の人がほとんどかと思いますが.
#でもNatureも最近はほどんど生物系な気も.PhysicsとかMaterialsとかの大部分が
#実質的に切り離されましたし.
Re:インパクトファクター (スコア:2, 興味深い)
生物(特に医学系)の方が、インパクトのあるニュースになりやすいようなので、全体的にその流れですね。
特にその傾向はnatureから始まって、scienceに流れて、最近ではcellにまで波及したなぁという印象です
まずは、だ (スコア:2, すばらしい洞察)
流石にここまでやるかどうか (スコア:1)
RはRevolution・Return・Rememberの意味です
時事ニュースにも出てますね (スコア:1, 参考になる)
日本人研究者論文、イメージ化-「ジョジョ」荒木さん
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007090700051 [jiji.com]
(人体内での細胞の戦いはドラマである!!!!!!!! http://blog.lares.jp/log/eid1843.html [lares.jp] から)
大きめの写真 (スコア:2, 参考になる)
http://www.jiji.com/jc/p?id=20070907090733-5517281 [jiji.com]
Re:大きめの写真 (スコア:1, 参考になる)
# 張られる写真がどんどん大きくなって、ついには原寸大を超えたりして
お約束 (スコア:1, 興味深い)
Re:お約束 (スコア:2, おもしろおかしい)
CELLだけに?
#18号を吸収できず不完全体なのでAC
肥満、痩身、老化に関しての細胞だったら (スコア:1)
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Re:肥満、痩身、老化に関しての細胞だったら (スコア:1, すばらしい洞察)
google検索:荒木飛呂彦の真実 [google.com]
# 今年7月の写真はさらに若返ってた。腹出てたけど。
添削 (スコア:1, おもしろおかしい)
#やっぱ意味は通るもんだな
Re:添削 (スコア:2, すばらしい洞察)
簡単なのは「される」をつけて受け身であることを明示すること。「米生物学誌の表紙に荒木飛呂彦のイラストが採用される」としておけば誰も文句は言うまい。
もうひとつ、受け身でなくする手もある。助詞を少々差し替えて、「米生物学誌が表紙に荒木飛呂彦のイラストを採用」とすればよい。長さが変わらない分、こちらのほうがいいかもしれない。
Re:添削 (スコア:1, おもしろおかしい)
訳)
本家スラドが採用した生意気な荒らしがピッコロをぶっ飛ばし
ファンは大変だな (スコア:1, 参考になる)
瀬藤准教授はいつもどおり手に入れるんだろうけど、こういった学術誌と
縁のないファンは手に入れたくても、そもそもどこで売ってるのかわからないから、
確保が非常に困難。
Re:ファンは大変だな (スコア:3, 参考になる)
Cell Pressのサイトで購読手続きができます。
購読は一年単位で、料金が日本からだと269ドル/年です
Re:ファンは大変だな (スコア:4, 参考になる)
大学生協とかだったら、1冊単位で購入可能ですよ
#ヒトゲノム解読特集の、natureとかは増刷かかるくらい売れてました
Re:ファンは大変だな (スコア:1)
入会金と年会費払えばOKなところも多いようだし。
#以前、何故か某学会の大会の招待メールが届いた事が…入会した覚えもないんだけどなぁ…
#その大会の実行委員に知人もいないし…
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Re:ファンは大変だな (スコア:1)
Re:ファンは大変だな (スコア:2, 興味深い)
Youthの半分はバファリンでできています。
射程距離ってどのくらいなんだろう (スコア:1)
パラメータは破壊力・スピード・射程距離・持続力・精密動作性・成長性で、
射程距離は数値を、他はA~Eで。
(A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ)
なんかYahoo!にもリンクが (スコア:1)
バイオテック業界におけるオタクネタの地位 (スコア:1)
あっちのバイオテック業界、こんなのばっかですなw。
Re:バイオテック業界におけるオタクネタの地位 (スコア:2, 参考になる)
こちらで…… [jpn.org]
Re:なぜスタンドなんだ? (スコア:5, おもしろおかしい)
これがッ!スクラッパーだッ!
そいつに触れることは分解を意味するッ!
うん、確かにぴったりだ。
Re:なぜスタンドなんだ? (スコア:1)
#個人的には、ジョジョは台詞の言い回しだけが面白いだけであって、作品的にはバオーやビーティー、アイリンのほうが面白いと思う。
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Re:なぜスタンドなんだ? (スコア:2, 参考になる)
バオーはすでに21年前に他の雑誌 [taka-shiro.com]の表紙で書いていますから.
Re:波紋の力の謎が生物学的に解明された (スコア:3, すばらしい洞察)
マジで研究対象にされてもおかしくないから困る。
Re:波紋の力の謎が生物学的に解明された (スコア:2, 興味深い)
むしろこの件を取っ掛かりに瀬藤准教授は荒木先生を研究対象にするつもりなんじゃないのか?
だって瀬藤研究室って究極的には不老長寿と老化の解決の研究 [nips.ac.jp]をしてるんだぜ
Re:波紋の力の謎が生物学的に解明された (スコア:1)
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俺達に出来ないことを (スコア:5, おもしろおかしい)
あっさりとやってのける. そこにシビれるッ! あこがれるゥ!!
Re:邪推ッ! (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:邪推ッ! (スコア:2, 興味深い)
地位なんて、結果の後に勝手についてくる事もあるし。
#出世や名声狙って、捏造論文を出されるよりははるかにマシです。
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Re:そんな事よりもこのスタンドの能力は? (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:そんな事よりもこのスタンドの能力は? (スコア:1, 興味深い)
と思いましたよ。
助教授が無くなったかと思ったら
助教(何かの略じゃないよ)が新設されたりしてややこしい限り
スラドでは取り上げられてなかったっけ。
# A-超スゴイ~E-超ニガテ の表もあったら良かったのに
Re:そんな事よりもこのスタッフの肩書きは? (スコア:1)
なんで大学じゃないのに教授とか准教授って肩書きがあるんでしょうね。
研究実績や研究室の規模を表しているわけでもないし、
研究所内でのランクを表したいのであれば、上席研究員とか
主任研究員とか室長とか色々あると思うんですが。
もしかして総研大云々の関係かなあ・・?
#ジョジョは3巻まで読みました。。。
ごめんなさい。
Re:そんな事よりもこのスタッフの肩書きは? (スコア:1)
大学院を持っている [nips.ac.jp]からでは?
ということでしょう。上記のリンク先によれば、
だそうですよ。
# 「教授」「准教授」の呼称に法令上の規定があるかどうかは知りません。
Re:そんな事よりもこのスタンドの能力は?(オフトピ) (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:イラストのおかげて (スコア:1)
さておき、肝心の論文の内容が元の論文中の図を切り出して表紙をつとめるぐらいの内容だったのか、それとも内容的にはそこまでじゃなかったにしても論文中のイメージ図にひかれた担当者がついかっとなってやってしまったのか、それとも元の論文のオリジナルには岸辺露伴のヘブンズ・ドアーの原稿が入っていて、本と化した担当者へ「このイラストを表紙で使う」と書いたためなのかはよくわかりませんけど。
Re:イラストのおかげて (スコア:1, 参考になる)
それでは、あがりませんよ。
ある雑誌のI.F.をあげるためには
「その雑誌に掲載された論文がI.F.がついている雑誌(できるだけI.F.が高い方がいい)で、
発表後3年以内に引用される」
ことが要件です。
つまり、「I.F.がついている/高い雑誌」に注目されやすい論文が出ることが必須の条件です。
再帰的な評価方法ですね。新聞サイトはそもそもI.F.はついてないので、そこで引用されても無意味です。
googleのランク付もそんな感じでしたっけ(評価の高いサイトからリンクされているサイトは評価を高くする)?
さて、現時点では医学・生物系の雑誌がI.F.が高い傾向にあります。
これは、これらの研究の実験が短時間で済むこと(2週間で論文数本とかいうレベル)、
短期間での参照・引用が多いという業界の特徴によるもので、
I.F.の評価方法と業界の特徴が一致したものといえましょう。
さて、一方では温暖化の影響とかいう研究もあります。
温暖化の影響を知るには、10~数十年前の気候状態と比較しなければならず、その当時の論文を引用することもざらです。
でも、その当時の論文を引用しても、その論文を掲載した雑誌のI.F.はあがりません。
ロングセラーは評価されないのがI.F.です。
これはI.F.の欠点とはいえません。
「インパクト」を計るもの、と名乗っているのですから、
短期的な影響しか計れないと理解しているならば正しく使える指標でしょう。
問題は、この指標が論文を評価する絶対の指標だと思っている人が居ることです。
#そもそも、論文ではなく雑誌の評価基準でしかないのに:p
Re:イラストのおかげて (スコア:2, 参考になる)
IFって単に被引用数(をその雑誌の論文数で割ったもの)だけで計算していた気がします.
どんな論文誌(ってもIFついてる奴だけですが)でも,1回引かれれば1ポイントだったはず.
勿論高IFの雑誌で引かれれば,それを読んだ人がまた引いてくれる可能性が上がりますので
間接的には寄与しますが.
>発表後3年以内に引用される
この点他の方にちょっと補足.
例えば2006年のIFでしたら,2004年または2005年にある雑誌に掲載された論文がA本で,
2006年にそれらが引用された回数が累計B回なら,IFはB/Aになります.ですのでカウント
されるのは発表年の翌年及び翌々年の2年間での被引用回数となります.(発表年を含めて
3年以内,ただし発表年と同じ年に引用された回数は含まない)
Re:イラストのおかげて (スコア:1, 参考になる)
IFがあがるには、「IFが付与されている雑誌」に引用される必要があるため
IFが着いていない通常の新聞紹介では、直接IFを引き上げる効果はありません
また、表紙は、本文とは別のページ番号(よくあるのはPage A, B, C,,,,など)が振られ
論文にカウントされません、
従って、本文を読んで、適切に評価し、それなりの雑誌に掲載できる能力のある方しか
IFに影響を与えることは(ほとんど)ありません
だからこそ、IFは学術論文の評価法として、一定の権威を持っている訳です
新聞掲載でIFがあがるなら、トンデモ論文も高い評価を得かねません
私が、一つ気になるのは、いつの時点で荒木氏に表紙執筆を依頼したのか?
以下は、私の少ない経験に基づいているので、予想なのですが、、、
通常、論文の出版にはかなりのスピードが要求されます
もちろん、査読から出版まで数年かかる論文もありますが
Cellクラスの雑誌に載るような研究成果なら、スピードも重要なファクターです
雑誌によりますが、審査には時間がかかっても、
受理からのプロセスは非常に早く、1−2ヶ月の間に掲載されることも多いです
その間に、ゲラチェック、掲載号の調整、編集部による表紙の選定、web公開etc,,,があるので
著者に対して、表紙執筆を依頼してから締め切りまで非常に短い可能性があります
私も、2っの論文誌に表紙作成依頼を受けましたが
通知から締め切りまで、1週間以内、
さらに、編集部の評価によっては、書き直しを命じられました
従って、表紙掲載の知らせを受けてから締め切りまでの間に
世間的にさして知名度のない研究者(失礼)が、荒木氏と知り合いになり
論文の内容と表紙に載る栄誉を理解してもらい、
多忙な荒木氏が表紙を仕上げ、締め切りに間に合わすのは
通常、不可能と思われます
事前に表紙を準備していたとか、荒木氏に対して強力なコネがあったとか?
普通の研究者だったら、難しいですよね、、、、、
いずれにしても、著者、編集部、荒木氏それぞれの思惑があり
掲載までの、調整が難しかったと思われます
表紙の採用を行った、Cellの編集者は、すばらしいですね
「浮いていた」例 (スコア:2, 興味深い)
今はもう昔(1999年11月),英国医学雑誌BMJで確か「医療における新技術のインパクト」とかいう特集で,スタートレックのビジュアル(ヴォイジャーの「ドクター」)などを盛り込んだちょっと風変わりな号がでたことがあった事を思い出しました.
個人的には,楽しく読みましたが...
大切な誌面はもっと本来の目的に使うようにと言うような読者から批判があって,もう二度とこんなことはしませんと編集長が謝っていたと記憶しています.