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14504 story

Debian GNU/Linux に Win32 インストーラ登場 23

ストーリー by yoosee
ClickToGo! 部門より

yab 曰く、

Debian boot ML のアナウンス文(英文)によると、Robert Millan氏が mingw32を使って Windows から Debian installer を起動させるランチャーを作成した。 ubuntuの同様のプロジェクトから発想を得たという。 CPUを自動認識してi386またはAMD のネットブート用カーネルイメージを取得し、grub4dos経由でDebian installerを起動する仕組みになっている。 このインストーラの利点として以下のようなものを挙げている。

  1. CDやUSBストレージなどのメディアが無くても良い
  2. インストールのためにCDを焼いたり、BIOSをいじって(その時だけ)CDを優先ブートデバイスにする必要がない
  3. インストールメディアを持ってなくてもいつでもインストールできる
  4. 友人にインストールを勧めるときに、CDをあげる代わりにURLを書いた紙、一枚渡すだけで済む
このインストーラを使うと、現在はDebian GNU/Linux etch(テスト版/次期安定版)が入るようだ。 スクリーンショットWin32版インストーラーなどが公開されている。
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  • 乗せてみました (スコア:5, 参考になる)

    by setu (6905) on 2007年01月29日 14時53分 (#1100407) ホームページ 日記
    kmutoさんの日記に紹介があり、ちょうど、外部からのブートができないで困ってる中古のノートPCがあったので、昨晩、試してみました。快適です。ダウンロードを待ってCDを焼いたり、BOISをいじったりとか、なんでもない作業だと思っていたのですが、実際に、ウェブからそのままデビアンのインストールが始まると、気分が非常に楽です。

    アプリケーションをダウンロードしてインストールするくらい、お手軽な気分になれるので、驚きました。やっぱり、OSのインストールとなると、知らずにストレスを感じていたんですね。

    GUIインストーラだと10MBくらい、TEXTインストーラだと5MBのファイルをダウンロードしたあと、ウィンドーズを画面にYESと答えて再起動。リブートのときに、「Debian-Installer」を選ぶとGUIのインストーラが立ち上がる。ここからは、普通のインストーラといっしょです。

    日本語を選ぶ。あらかじめ、ひとつのパーティションを消して未使用にしておいたので、ディスクは「使ってない領域を全部使う」みたいなのを選んで、、、。あとは、ユーザ名とか、ほとんど頭を使う設定はないです。

    何もてこずることなくLinuxに入りました。今、そこから書いています。

    そのままのデスクトップだと、古いノートPC(400Mhz-CPU, 128MB-RAM)には重そうだったので、後から、xfce4 デスクトップを載せてログインしなおしたら、快適にさくさく動いています。インストーラで日本語を選んでいると、日本語入力も自動的に設定してくれていて、何も考えることないのが驚き。Ubuntu並に簡単になりましたね。
  • ウイルス的GNU (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年01月29日 13時17分 (#1100329)
    メールのリンクをクリックしたら自動的に Debian マシンにされちゃうウイルスも作ろうと思えば作れそう?

    以下オフトピ
    もう一歩進めて、BeOS みたいに Windows のパーティション上のファイルを cloop マウントして
    そこにインストールできれば、つまりパーティション切りなおす必要もなくなれば、入門者を増やす武器になるような気がする。
    仮想マシンでいいじゃん、て話もあるけれど、やっぱりネイティブで動くかどうかは、
    Windows が必ずしも必要ではないと思わせるかどうかに大きな差があると思うし。
    • > 自動的に Debian マシンに

      ユーザが一切触ることなく、全自動でインストールするのって可能なんでしたっけ??
      # そういうインストーラってできるの??

      --
      マジで知らないので AC
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 14時06分 (#1100374)
      cloopじゃなくてR/W可能なloopbackファイルシステムですよね。
      おいらも、どうせならリブート不要なインストーラーにしちゃえばいいのに、と思いました。
      パーティションはWindowsに切らせて、ext3などでフォーマットしてファイルシステムを展開。リブートしてすぐに使える。
      削除するときもWindowsのアプリ管理から削除。パーティションを元に戻してきれいさっぱり。となったら完璧かな。
      現在でもKnoppixで似たようなことをできるのですが・・・
      親コメント
    • MLD [mlb.co.jp]
    • 汚染おせん、っと。
  • by nezuku (25740) on 2007年01月29日 13時34分 (#1100354)
    > 友人にインストールを勧めるときに、CDをあげる代わりにURLを書いた紙、一枚渡すだけで済む
    紹介ページにURLがずらっと並んだOpenDocumentテキストファイルがありますね
    http://people.debian.org/~rmh/goodbye-microsoft/propaganda.odt [debian.org]
    #そんなにWindowsからの移行を勧めたいのならば,Word形式のファイルも置けばいいのに

    それはさておき,インストール後インストーラを呼び出したWindowsを
    簡単に消す機能があれば,謳い文句の"Say goodbye to Microsoft. Now."が
    完全に実現できそうですが,流石にそこまでは実装はしないか.

  • by SteppingWind (2654) on 2007年01月29日 15時08分 (#1100412)
    CPUを自動認識してi386またはAMDのネットブート用カーネルイメージを取得し、grub4dos経由でDebian installerを起動する仕組みになっている

    これを見るとインストール用カーネルとしてCPU種別ごとの物を用意しているようなのですが, インストール程度の作業でそこまでする必要はあるのでしょうか? もちろん実稼働環境ならCPU種別ごとの固有機能を使って最適化するってのは当然考えられるのですが, インストールというならシステムボトルネックはディスクIOやネットワークレイテンシでしょうから, あまり意味があるとは思えません.

    と思ってリンク先を読んでみたら, AMDじゃなくて64bitサポートの有無で切り分けてるみたいですね. それにしてもインストーラが64bit空間を必要とは思えないし, 32bitモードで64bit空間のストレージやファイルシステムを使えないわけじゃないしで, インストール用カーネルを切り分ける必要性については分からないままなんですけど.

    • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 23時29分 (#1100821)
      AMD64とi386は別アーキテクチャ扱い、と思ったほうがよいです。ライブラリなど、単純に混ぜて使うことはできません。ちょっと前のFlash9の話題で出ていたnspluginwrapperは、そういう不便さを一部解消するものです。

      最近のDebianをインストールするとわかりますが、インストール中通常の(インストール専用でない)ツールも使います。同じアーキテクチャでないとかえって不便。
      親コメント
    • AMD64のユーティリティやアプリケーションをインストール/実行するならカーネルもそうでないとダメじゃない?
    • > これを見るとインストール用カーネルとしてCPU種別ごとの物を用意しているようなのですが,
      > インストール程度の作業でそこまでする必要はあるのでしょうか?

      インストールと言う本来の仕事で考えると全然必要ない気がしますが、一方で。

      インストールって結構いい感じの「統合テスト」でもある気がします。
      ファイルシステムはIOボトルネックになるぐらい叩くし、ネットワークも必要だし、
      ハードウェア認識もしなくちゃいけないし。

      サーバ側のHDDの容量がたっぷりある事を考えると、わざとインストール環境ごとにkernel用意して、
      『うまくいかない環境があったら、教えてっ』
      というのは、決して無駄ではない気がします。
    • by Anonymous Coward
      その位ちゃんと判定していないと再起動で立ち上がらんかもしれんだろ。
      リスクを考えると当たり前と言っても過言じゃないと思うぞ。

      一度そういうので「使えん」と思われると致命的だからな。

  • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 20時29分 (#1100646)
    デュアルブートにするのは結構上級者向けだよね。(今回はMBR書き換えなしだろうけど)
    サーバー用途以外で試してみるならならVirtual PC 2004の仮想ディスクにDebian素直
    に入れた方がいいんじゃないか思う。またcygwin環境でコンパイルするくらいなら、仮想環
    境でコンパイルしてネットワーク経由でアクセス。サーバー環境がLinuxで開発環境がWindows
    ならいちいちWindows向けのコード書く必要なくなる。
    Debianとともにある生活がもっとも簡単に実現できるんだけどな。

    # 以上おふとぴでした
    • 余計な話かもしれないけど・・・・

      デュアルブートにするのは結構上級者向けだよね。(今回はMBR書き換えなしだろうけど)


      デュアルブートもGRUB [gnu.org]使って構築すればMBRは弄らないので、ディスクの調子が悪くなったときにMBRを消し消しするのもOKよ。

      でもデュアルブートは再起動しないと他のOSが使えないので、あまり嬉しくない。

      それじゃ・・・
      Cygwinは初めてインストールしたときにGNUツールをconfigure&Make一発で構築できたのには感動したけど・・・
      • コマンドプロンプト上で動かすということで日本語使う必要がある場合はシフトJISしか表示できないとかのがどことなく不便。
      • やっぱしCygwinは細かいコト言えばUNIXではないので、どことなく悩ましいところがあるような気もする。
      • MSのサイトでUNIXからWindowsへの移植にCygwinを紹介しているページをみたときは驚いた。

      CoLinuxは・・・
      • いちよう本物のイメージファイルが動く
      • EPIA-800でも、そこそこ快適な気がした。
      • でもクラッシュしたときにディスクが壊れて「イメージファイルは別のドライブにインストールするべきだったと後悔先に立たず。」ということで気持ちが萎えた。

      Inter-face誌に付いてきたVMWareは・・・
      • ペンチ4以上を要求したので私のPCにはインストールすらできなかった。


      最近は・・・
      明日ローン(実質64%)倒債したヌードマシーンなIBM鯖をアウトレット価格でゲットしたので・・・
      フリーのLinux環境でWindowsのアプリが動いてくれたら嬉しいような。

      PS;でもIBMよりBMIとかお腹周りが気になるような。
      --
      大槻昌弥(♀) http://www.ne.jp/asahi/pursuits/ootsuki/
      親コメント
    • ほれ。
      Windows上のUNIX環境はどれが使いやすい? [srad.jp]

      # 過去記事どんどん探し難くなっていくぞ
    • MBR書き込みの、デュアルブートでトラブルになったことって、ここ数年ないですけど。最近は、ウィンドーズが乗ってたら自動的にブートのメニューに追加してくれますから、ユーザの考えることはないですよ。
    • >Virtual PC 2004の仮想ディスクにDebian素直に入れた方がいいんじゃないか思う。
      それなら素直にイメージを用意したほうが良いんじゃないかな。
typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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