性愛を防ぎたい？独身なのに既婚者を装う「ダミー指輪族」
薬指に指輪をしている人を見ると、「恋人がいるんだな」と考える人もいるだろう。
もちろん、そうした人は多いのだろうが、中には誰とも結婚していないのにイミテーションとして左手薬指に指輪をはめ、異性からの求愛をブロックしている未婚者がいるようだ。
画像をもっと見る
■ダミーの指輪で既婚者を演じている男性も
編集部が全国20代〜60代の未婚男女603名を対象に調査したところ、「独身だが、異性に言い寄られるのが面倒で左手薬指に指輪をはめている」と回答したのは、わずかながら男性に多いと明らかに。
女性はアクセサリー感覚で指輪を身につけることができるが、男性が左手薬指という特別なポジションに指輪をはめるというのは、相当の覚悟がいることだろう。
また特徴別でも調査をしたところ、興味深い結果を得ることができた。
関連記事：スポーツ中に炭酸飲料ダメって本当？飲みながら箱根駅伝コースを走ってみた
■「先生、好きです」→「無理です！」
顕著な差が見られたのは「先生と呼ばれる職業に就いている」人たち。教職ではない人に比べ、10ポイント以上高い数値に。
生徒や保護者と関わる立場であるため、そうした人たちと恋愛関係に発展したら面倒だと考えているのだろうか。ダイレクトに求愛を拒否する代わりに、既婚者を演じることで寄せ付けないようにしているのかも。
関連記事：恋愛の障害？30代男性の4人に1人が「年収嘘つき」経験アリ
■じつは本人もツライ？
編集部では、普段からダミーの指輪をしているという演出家の30代未婚男性から、興味深い意見を聞くことができた。
「新人女優の演技指導をしてその子に成果が現われてくると、僕への尊敬の気持ちを愛だと勘違いして告白してくる子がいます。 ひとりの男としては、かわいい子に言い寄られれば正直嬉しいし、なびく手前まで行くんですけど…。
そこで関係を持ってしまったら、各方面の信頼をなくして仕事に響きますから。 現場に入るごとにダミーの指輪を左手薬指に装着して、若い演者の前では結婚してる体裁をとります」
このようにダミーで薬指をしている人の中には、「性愛」をおさえるためのリスクマネジメントの一種として考えている人もいるようだ。
（取材・文／しらべぇ編集部・大木亜希子）
調査期間：2016年3月18日～2016年3月22日
対象：全国20代～60代の未婚男女603名（有効回答数）
