代々木→千駄ヶ谷→信濃町、カルトの本拠地が並ぶ

　北参道駅で降りる。
　あっちいけば代々木、逆にいけば千駄ヶ谷。
　さあ、いよいよ魔法使いをばら撒くか。しかし、サリーちゃんも傘も用意してない。赤旗なら現地調達できるのだが。

　考えてみれば、代々木→千駄ヶ谷→信濃町とカルト団体の本拠地が並んでいる。日本共産党→日本将棋連盟→創価学会。
創立が古い順に並んていて、相次いで創立100周年を迎える。その順番も代々木→千駄ヶ谷→信濃町。信濃町は2030年が100周年にあたる。信者数は３団体とも減少傾向だが、やはり代々木→千駄ヶ谷→信濃町の順に苦しいようだ。カルト度の度合いも代々木→千駄ヶ谷→信濃町だからか。

新将棋会館って１０月１日がオープンだったの？

　高速道路の下、民青会館を右に見て真っ直ぐ歩いて千駄ヶ谷駅に。完成したらしい新しい将棋会館を遅れなせながら見に行くためだ。左に東京体育館。ここだけは数十年前から変わらない。そして右にはいつの間にか千駄ヶ谷の顔になった津田塾大学。そこを過ぎると、ヒューリックの看板が。ここか。随分と駅から近くなった。ここの１階らしい。

　将棋会館。見慣れた石のプレート。奥には「日本将棋連盟」の文字。早速中に入ってみよう。
　自動ドアを開けると、立ち入り禁止の三角帽と縞縞棒。まだやってないのかと守衛さんに聞いてみる。にこやかに「１０月１日オープン」であると。
　なーんだ、そうだったのか。新聞やネットに転がってた写真は、マスコミや一部の人に向けた「一時的お披露目」だったのか。
　日本将棋連盟の入口の隣には「棋の音」というグッズ売り場。旧会館の１Ｆに該当するのだろう。その隣に「棋の音cafe」。軽食・喫茶店のようで、ここだけは営業しているのか、調理場のような場所で人が忙しそうだった。
　ところで、このビルの１Ｆだけが「新・将棋会館」だとすると、対局場は足りるのだろうか。おそらくアマチュア向けの道場も併設するだろう。スペース的に足りない気がするのだが。

　

旧将棋会館は今日が最終営業日

　それでは、間もなく取り壊しの旧将棋会館に行ってみる。
　いきなり「ありがとう東京・将棋会館　本日最終営業日の張り紙」。ラッキーだった。今日で終わりだったのか。

　折角だから何か１００周年記念グッズを買っていくか。ステッカーが安そうだ。だけど、せっかくだから布盤も買っておこう。偶然とはいえ、折角の最終日に来れたのだ。
　将棋を止めてから３０年以上経ったが、それでも将棋会館取り壊しは何かを感じる。布盤を家に帰って広げてみたら、駒台つきの優れもの。しかも裏面に全棋士のサインが入っている。桐谷広人さんは入っているけれど、林葉直子さんは見つけられなかった。

　しかし、最終日なのに一日店長が豊川孝弘か。じゃあ１時まで待つのはやめよう。藤井聡太は無理でも羽生善治かせめて鎌田美礼だったら、鳩の森神社で時間を潰したのだが。

　

創価学会の聖地・信濃町に邪宗が！

　気合で信濃町に行ってみるか。代々木→千駄ヶ谷→信濃町、三大カルト制覇も悪くない。それに、ふと大白蓮華が読みたくなった。池田大作さんが霊山に旅立たれてから、何か変わったことはないのか（読んでみたら、何も変わってなさそうだった）。
　地下食堂街は復活したようだ。博文堂も両方とも開いている。信濃町はフルスペックに戻ったようだ。
　せっかく来たのだから、意味もなくオルゴールも買って帰る。
　信濃町駅の隣アトレを見ると、「つば九郎神社」。信濃町の聖地を邪宗が汚すとは許すまじ！　さっそくニ階へ行ってみることにする。ヤクルトス　ワローズ（アトムズ）の歴代ユニフォームが展示されるとともに、まごうことなき鳥居に祭壇。絵馬も準備されている。
　どうやらスタンプラリーのようで、ここでお買い物をしてスタンプを集めるとスワローズグッズがもらえるということらしい。

　しかし創価学会の皆さんは絶対にアトレに入ってはいけない。池田先生が悲しみます。
　だけど、面白がって入りまくってるだろうな。

　ではまた。

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