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赤報隊顕彰街宣(朝日新聞東京本社前)に行ってきた

昭和でも赤尾敏が普通にやってた「殺人鬼顕彰」


赤報隊顕彰街宣 そもそも、憲法記念日恒例の朝日新聞本社前「赤報隊顕彰」デモって、そんなに驚くことだろうか。
 大日本愛国党の赤尾敏氏は毎年「烈士」山口二矢を顕彰していたし、山口二矢は元愛国党員で浅沼稲次郎を殺す前に「脱党」という形にしている。

 かつては神戸支局前で顕彰をしたり、ライフル銃を構えるパフォーマンスをしたり、世間を驚かせた「パフォーマンス」。最初はインパクトがあったけれど、安倍さんの国葬の際に、国葬当日に山上徹也のコスプレをしたり、ついに「射的」パフォーマンスまで飛び出した今、霞んだ感がある。あっちの方がよっぽど酷いのだ。
築地本願寺 何せ、肝心の朝日新聞社が安倍さん殺しを称える映画を紹介して「顕彰」するだけではない。多数のテレビ局や文化人知識人や弁護士が、烈士・山上徹也を宗教2世と称して暗に「顕彰」している。そんな今、朝日新聞社前で赤報隊を礼賛する政治効果はどれくらいあるのか。

築地市場の外国人観光客はグローバルでダイナーシティー


築地市場 日比谷線築地駅から地上に出る。
 不自然にお洒落な築地本願寺の建造物を過ぎると、旧築地市場というのか、魚屋寿司屋が群雄割拠している一帯がある。食ってみると確かにうまい。
 そういえば、ここも外国人が多い。ただ一昨日行った箱根と違って、外国人の種類が明らかに「グローバル」で「ダイバーシティー」。そのグローバル勢力を相手に、英語を駆使して各店舗が売り込みをしている。観光地は英語ができないと商売にならない世の中になってきたようだ。

 その魚屋寿司屋密集地帯を抜けて右を見ると、「あの」新聞社の東京本社がそびえ立っている。戦後昭和の昔から「偏向報道」と批判され続けた「日本のプラウダ」朝日新聞。昭和・平成・令和と「アカイ アカイ アサヒ アサヒ」と保守派から批判されながらも、赤井邦道あかいほうどうを守り続けたあの新聞社だ

本多勝一の影響力は消えたけど…


朝日新聞社 あの事件が起きたのは1987年の憲法記念日。その後、一水会のように、ある人は公然とまたある人は言質を取られぬように言い訳をしながら、赤報隊を「顕彰」した。そして、その際にしばしば「本多勝一」という名前が上がる(昨日の日記「赤報隊はもうコスパに見合わない」)。今にして思えば、日本軍の中国での蛮行を中国現地でインタビューした「中国の旅」だけではなく、本多勝一が新聞社外のミニコミなどで「戦争犯罪人ヒロヒト」のような発言をしていたことに腹を据えかねていたのだろう。
 そしてある日、朝日新聞に「社外活動禁止令」が敷かれ、本多勝一は社外で仕事ができなくなった(他の人は社外で仕事をしている)。
 あれからもう三十数年、本多勝一の影響力はほぼ絶滅したが、赤報隊の亡霊は未だに残っている。



朝日新聞社前赤報隊顕彰街宣 ネットでは散々楽しんだ「赤報隊顕彰」デモや街宣。ライブで見るのは初めて。

 何というのか、抗議している人を含めて、身内で楽しんでる感が強すぎる。街宣が終了すると、顕彰組と抗議組が「お疲れ様~」って築地の飲み屋で乾杯してるんじゃないか。そんな風に見えた。
 自分は道路の向こう側で見ていたが、時折若い女性やカップルが楽しそうに鑑賞している。あの雰囲気だと、何を叫んでいるのか明らかに理解しているように感じた。私と同じようにスマホで新妻舞美さんと左翼の激闘を楽しそうに撮影している女性もいた。

 道路の向こう側からだと、右側でメガホンで何か叫んでるオバサン(ラストの動画(1)参照)が気になる。あと、白髪の紳士風の男性が目立つ。あのオッサン、ただならぬ気配で、私も睨まれた。
朝日新聞社前赤報隊顕彰街宣 しばらく混沌状態。というのか、抗議側(若干名)がメガホンで差別だレイシストだと叫んでいる。それが一段落したのか、しばらく周辺が静まり返る。小康状態になり「あれ、終わっちゃうの?」と思ったら、新妻舞美さんが演説開始。終わるとしばらく小康状態。
 昨年度動画で見たときよりも「元気感」はあったが、やっぱり「身内でやってる」感が強い。警備が一番大人数だったような印象だ。

朝日新聞の方がテロリスト殺人鬼を擁護している今、赤報隊顕彰の意義って?


 オウマーが消えれば地下鉄サリン事件も風化するように、旧在特会系が衰退すれば赤報隊事件も風化する、ということなのか。ただ、オウム真理教は事実上終わり、他のカルトも衰退、伝統宗教ですら衰退している中、朝日新聞の偏向報道は健在…いや、朝日新聞の売上も激減。そうなれば、赤報隊の「ありがたみ」もなくなる。徐々に新聞は「狙う価値がない」媒体になっている。

 それよりも何よりも、山上徹也顕彰の方がよっぽど酷いのだ。極右は「乗り越えられてしまった」のではないか。
 今や朝日新聞や「リベラル」知識人や弁護士こそが、安倍さん殺しのヤマガミを巧妙に擁護する最大で最悪のテロリスト。安倍さん殺しを擁護する新聞社に「赤報隊顕彰だ!」と脅しをかけても、どれだけインパクトがあるのか。



 では動画を2本お楽しみ下さい。

赤報隊顕彰街宣(於・朝日新聞社東京本社前)1


赤報隊顕彰街宣(於・朝日新聞社東京本社前)2

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sinzinrui

西村雅史(本名・本写真)。元オウマー(オウム真理教追っかけ)です。共著に「オウム真理教大辞典(2003)」。オウム真理教グッズコレクターで裏モノ雑誌出演多数。取材・お仕事・苦情・抗議は【[email protected]】までお願いします。酒飲みですが多分そこそこには普通人です。

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