WindowsからMacへのiTunesライブラリの移行(ファイルがどこにあってもOK)

iTunes20070203.jpg

なんだかLeopardがやけに重いなーと思ったら、
10.5.1になってからsyslogdが超絶にCPUを食いまくってる。
web上では、Mail.appとの問題が取りざたされているが
うちはMailじゃなくてVMwareでそうなった。でも解決法は同じ(英語を第一言語にする)。
うーん。早く直してくれ>Apple



それはさておき、 iTunes の Win → Mac ライブラリ移行手法。
ポイントは2つある。
【1】mp3ファイルの文字コード問題
【2】ライブラリ管理ファイル自体を変換


【1】文字コードの問題
ライブラリ管理ファイル(iTunes Music Libary.xmlなど)は
WinもMacもUTF-8で管理している様子。
なので問題は、mp3のID3TAG・・タグ・・・のほう。

WindowsのiTunesの場合、Shift-JISでつけたTAGも読める。
MacのiTunesの場合、Shift-JISのTAGは文字化けします。
iTunes上で作成されたmp3に限れば、どちらのiTunesもUTFで作成される(たぶんUTF-8?)

Windowsで大量にmp3を持っている場合、普通はShift-JISでエンコードされているだろうから
ライブラリをMacに持って行った場合文字化けの嵐になる。
というわけでこいつの変換方法は2つ。

(1)Windows上で、SuperTagEditor改(STEP)を使い、UTF-16などにエンコードし直す
(2)Windows上で、iTunesから全曲選択して「ID3タグを変換」してしまう
   (強制的にiTunesで作ったmp3と同じになる)

ただし(1)はエンコードがうまくいかないことがある(UTF-16(US)などと出たら失敗)
(2)はタグそのものが消えることがある。
順番としては、(2)を実行してから、タグが消えてしまった曲だけ(1)で打ち直すのがよい。
そういうファイルに出会う確率は1/100ぐらいだった。

#ちなみに(2)は1万曲で4時間ぐらい。


【2】ライブラリの移行
ここからが本題。
「iTunesの曲をiTunesディレクトリで管理している場合」
   webになんぼでも載っていて丸ごとコピーでいいらしい。
「あるディレクトリ以下を全部読み込ませている場合」
   これも載っていて、丸ごと読み直しでいい。しかし
「あるHDDの中に、自分で管理する音楽フォルダがあり、その一部だけ読ませている」場合は
   これはもうマジでライブラリそのものを直に変換するしかないのだ。
   しかもwebのどこにもそんな方法載ってないんだな。

今回は3つめの方法を書く。しかも、対象はネットワークドライブ(笑)
文字コードはWindows上で変換したが、今度はMacで作業する。

(1)まずMacのiTunesで、ネットワーク上にある対象の曲ファイルを、一つだけ読ませる
(2)このとき出来たiTunes Music Libray(.xml)を、どこかにコピーしておく。
(3)WinのiTunesから「iTunes Music Library.xml」だけをMacのデスクトップにコピー

(4)ここで(2)(3)を両方開き、ファイルのパスを見比べる。

   私の場合はこう。
   ネットワークドライブのマウントポイントは「pub」で、
   WinではNドライブを割り当てているという前提。
   Winは file://localhost/N:/hogehoge/hagehage/nandakore.mp3
   Macは file://localhost/Volumes/pub/hogehoge/hagehage/nandakore.mp3

   ここまでくれば後は簡単。


(5)こんどは(3)をMacのテキストエディットで読み込んで、置換を行う。

   「N:」を「Volumes/pub」にすればよい
   (一応間違えて読まないように、「localhost/N:/」を「localhost/Volumes/pub」にした)
   一括変換すれば数秒で終わる。

   ちなみにWindowsのテキストエディタでは文字化けする。
   Wzなどを使っても見たが、書き込むときに文字コードの判別に失敗して
   ファイルを破壊したり、あまりよろしくない。
   Apple製のソフトだからApple製のソフトで扱えということで。

(6)変換したiTunes Music Library.xmlをiTunesでインポート

   インポートはこれまた4時間ぐらいかかった。



以上で完了。この方法の場合、iTunesのプレイリストも全部引き継がれる。幸せだね。

ちなみにWinのiTunesは、1,000曲を超えるあたりで相当重くなるのだが
Macの場合は、10,000曲でも非常に動作が軽い。
理由はWikipediaによるiTunesの項、概説参照。

これでmp3のまともなタグエディタがMacにあれば完璧なのだが・・・
開発環境が無償でついてくるからDo At Yourselfということか。

コメント

PC間iTunesライブラリ移行(音楽データ保管場所も変更の場合)は、どこを探しても見つからなかった方法だったのですが、こちらに書かれていて無事解決しました。
大変助かりました、ありがとうございます
^^

新しくMacを買い、どうやってiTunesライブラリをPCから移行しようか探していたときに
参考にさせていただきました。
iTunesライブラリを手動でWindowsからMacに移行するのはとても大変そうですね。
パソコンに疎い私には到底無理そうだったので、CopyTrans TuneSwiftという
ソフトを使いました。このソフトを使うと音楽データだけでなくアプリなどiTunesライブラリ
全体を簡単に移行できます。
私のように不器用者にはありがたかったです。
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WindowsからMacへ、メールとiTunesの移行。

こちらは、WindowsのノートパソコンからMacBookへスイッチされた方から。音楽データは外付けHDDに移動してあり、iTunesの方は、おそらく問題はないと思うんですが…OEのデータって…いけたかなぁ…。

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