米国の核使用、「日本と意思疎通」初めて明文化…北朝鮮と中国念頭に「核の傘」強化 2024/12/29 読売新聞オンライン
日米両政府が初めて策定した拡大抑止に関するガイドライン(指針)に、有事の際の米国の核使用について日本と意思疎通するとの内容が盛り込まれたことがわかった。自衛隊と米軍が連絡を取り合う「同盟調整メカニズム」(ACM)を活用し、日本側の要望を伝える。こうした運用形態を構築することで日本を守る「核の傘」を強化し、北朝鮮や中国への抑止力を高める狙いがある。
いいですね。これで日本の核抑止力は一段階強化されたということです。抑止力と言うものを突き詰めていけば、自主核武装にたどり着くのは当然ですが、日本が置かれている政治状況を考えれば、ほとんど不可能です。従って、アメリカの提供する核の傘をより信頼性のあるものにする努力は欠かせません。今回の政府発表は、中露朝に対する効果的な抑止力を確立しつつあるという意思表明に他なりません。
ピースキーパー
何度も言うようですが、これで完全ではありません。我が国の抑止力は、アメリカによる拡大抑止に依存しているわけですが、アメリカの意志が揺らげば、即、日本国に消滅の危機が訪れるという危うい体制でもあります。他国に命運を委ねるということはそういうことなのです。今回の決定は、アメリカと日本が、中露朝の核使用の危険性が増したと判断した結果だと思います。このまま指をくわえていれば、3か国が危険な行動をとる可能性が高い、と判断したのでしょう。いずれにしても、拡大抑止は、想定する相手に対し、その信頼性を不断にアピールしなければ効果を発揮できません。今回の日米両政府の発表は、良かったと思う次第です。
問題を指摘するならば、アメリカ政府よりも日本政府の意思決定の方でしょう。アメリカ政府は、大統領を筆頭に定期的に危機管理のためのトレーニングをおこなっています。様々なシナリオに基づき国家としてどのように対処すべきか、意思決定を素早く、効果的にするため、日常的に能力向上を図っているということです。最終的に核兵器使用の決定をするのは、アメリカ合衆国大統領になるわけですから、大統領の意思決定が適切に行われることが必須の条件となります。サポートする人と体制が盤石でなければならない理由があるのです。
日本政府の意思決定要領が、普段から適切に維持されているのかについて、酒楽にはコメントするに値する情報を知りません。しかし、これまでのメディアによる報道を見る限り、お寒い状況だろうな、と思います。特に最終的に防衛の意志を決心する総理大臣、その人の意志と判断能力に依存しているのですから、現状は厳しいと言わざるを得ないでしょう。安部さんのように、常に我が国の置かれている状況を正確に認識している人でなければ、適切な判断はできません。総理交代の必要があると思う次第です。
国を防衛する、という国民の意志の発露が戦争を抑止する根源です。国民の意志は、国会において、内閣において意思表明されることが必要であり、重要です。他国は、対象国の政治情勢を冷静に観察し、隙あらば…と考えているものです。それも昨日や今日ではなく、何十年も前から。史記を読めば大陸の考えがよく理解できます。歴史を忘却している日本政府にそういう認識がないのは、致命的です。石破はいろいろな意味で、危険な存在です。早く交代させる必要があると思います。主権者の一員として当然の意思表明です♪
プレミア12優勝チームが台湾紙幣に 頼総統の支持率も急上昇 台湾有情/産経ニュース 2025/1/8
優勝の熱狂は分断を超越する何かを予感させる。ネット上にはこんな声もあった。「常に台湾人民がこれだけ団結できれば、敵は侵攻しようとしないだろう」
これですね。日本人は声高に自己主張する文化ではありません。そこが少し気がかりです。ただ、大陸は、日中戦争の記憶がまだ残っているでしょうから、簡単に一線を越えることはしばらくないでしょう。しかし、自衛隊を毛嫌いする地域があり、自衛官志望者が少ないという現状は危険です。その危機感を日本人が共有できるか否か、そこがキモだと思います。ワールドカップで日本がベスト8以上の活躍をするのを期待したいと思います♪
日米両政府が初めて策定した拡大抑止に関するガイドライン(指針)に、有事の際の米国の核使用について日本と意思疎通するとの内容が盛り込まれたことがわかった。自衛隊と米軍が連絡を取り合う「同盟調整メカニズム」(ACM)を活用し、日本側の要望を伝える。こうした運用形態を構築することで日本を守る「核の傘」を強化し、北朝鮮や中国への抑止力を高める狙いがある。
いいですね。これで日本の核抑止力は一段階強化されたということです。抑止力と言うものを突き詰めていけば、自主核武装にたどり着くのは当然ですが、日本が置かれている政治状況を考えれば、ほとんど不可能です。従って、アメリカの提供する核の傘をより信頼性のあるものにする努力は欠かせません。今回の政府発表は、中露朝に対する効果的な抑止力を確立しつつあるという意思表明に他なりません。
ピースキーパー
何度も言うようですが、これで完全ではありません。我が国の抑止力は、アメリカによる拡大抑止に依存しているわけですが、アメリカの意志が揺らげば、即、日本国に消滅の危機が訪れるという危うい体制でもあります。他国に命運を委ねるということはそういうことなのです。今回の決定は、アメリカと日本が、中露朝の核使用の危険性が増したと判断した結果だと思います。このまま指をくわえていれば、3か国が危険な行動をとる可能性が高い、と判断したのでしょう。いずれにしても、拡大抑止は、想定する相手に対し、その信頼性を不断にアピールしなければ効果を発揮できません。今回の日米両政府の発表は、良かったと思う次第です。
問題を指摘するならば、アメリカ政府よりも日本政府の意思決定の方でしょう。アメリカ政府は、大統領を筆頭に定期的に危機管理のためのトレーニングをおこなっています。様々なシナリオに基づき国家としてどのように対処すべきか、意思決定を素早く、効果的にするため、日常的に能力向上を図っているということです。最終的に核兵器使用の決定をするのは、アメリカ合衆国大統領になるわけですから、大統領の意思決定が適切に行われることが必須の条件となります。サポートする人と体制が盤石でなければならない理由があるのです。
日本政府の意思決定要領が、普段から適切に維持されているのかについて、酒楽にはコメントするに値する情報を知りません。しかし、これまでのメディアによる報道を見る限り、お寒い状況だろうな、と思います。特に最終的に防衛の意志を決心する総理大臣、その人の意志と判断能力に依存しているのですから、現状は厳しいと言わざるを得ないでしょう。安部さんのように、常に我が国の置かれている状況を正確に認識している人でなければ、適切な判断はできません。総理交代の必要があると思う次第です。
国を防衛する、という国民の意志の発露が戦争を抑止する根源です。国民の意志は、国会において、内閣において意思表明されることが必要であり、重要です。他国は、対象国の政治情勢を冷静に観察し、隙あらば…と考えているものです。それも昨日や今日ではなく、何十年も前から。史記を読めば大陸の考えがよく理解できます。歴史を忘却している日本政府にそういう認識がないのは、致命的です。石破はいろいろな意味で、危険な存在です。早く交代させる必要があると思います。主権者の一員として当然の意思表明です♪
プレミア12優勝チームが台湾紙幣に 頼総統の支持率も急上昇 台湾有情/産経ニュース 2025/1/8
優勝の熱狂は分断を超越する何かを予感させる。ネット上にはこんな声もあった。「常に台湾人民がこれだけ団結できれば、敵は侵攻しようとしないだろう」
これですね。日本人は声高に自己主張する文化ではありません。そこが少し気がかりです。ただ、大陸は、日中戦争の記憶がまだ残っているでしょうから、簡単に一線を越えることはしばらくないでしょう。しかし、自衛隊を毛嫌いする地域があり、自衛官志望者が少ないという現状は危険です。その危機感を日本人が共有できるか否か、そこがキモだと思います。ワールドカップで日本がベスト8以上の活躍をするのを期待したいと思います♪
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