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2013年8月 9日 (金)

Amazonへの要望書

要望書●実例

貴社ポイントサービスから小社商品の除外を求めます

2013年8月6日

Amazon.com Int'l Sales, Inc. 御中

株式会社○○○○
代表取締役 ○○○○
東京都○○区○○○
tel.03-○○○○ fax.03-○○○○

謹啓

いつも小社の書籍の販売にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
さて、貴社が昨年8月より、「〈Amazon Student〉プログラム」の名のもとに、10%ものポイントサービスを実施しつづけていることは、極めて遺憾なことと考えております。というのは、ポイントサービスによる販売行為は、公正取引委員会の判断をまつまでもなく、値引であり、再販売価格維持契約違反であることは明白だからです。同時に、契約を遵守されている書店との公正な競争を阻害し、ひいては、再販制度そのものを崩壊させる道に繋がります。これらの点につきましては、小社の加盟する日本出版者協議会が貴社に対して再三にわたり、問題を指摘し、改善を求めてまいりましたが、今日に至るも何らの改善もみられないのは、まことに遺憾です。小社としましては、貴社の値引販売をこれ以上放置することはできません。

つきましては、小社の出版物を貴社のポイントサービスの対象から1ヵ月以内に除外されるよう、強く要請いたします。

なお、貴社が小社商品をポイントサービスの対象から除外しないということを明言されるのであれば、小社としましては、取次店に対して、小社商品の貴社への出荷を停止するよう指示せざるを得ない場合も生じますので、あらかじめご了承下さい。

誠に勝手ながら、小社要望につき、文書にて8月20日までにご回答いただきますようお願い申し上げます。

謹白 

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