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博報堂DYホールディングスはアニメーションを使った広告事業に参入した。テレビなどの広告は実写が大半だったが、新製品が普及した近未来の様子など、実写では難しかった描写をしやすくなる。世界で高い評価を得ている日本のアニメ技術を活用し、海外での受注獲得も目指す。
アニメ広告事業のため、新会社「スティーブンスティーブン」を設立した。
資本金は3000万円で、博報堂DY傘下の博報堂が51%、博報堂DYメディアパートナーズが32%、アニメ映画監督の神山健治氏が10%を出資した。
新会社の社長に就任した古田彰一氏によると、アニメキャラクターが商品を売り込む広告はこれまでにもあったが、新商品や技術の内容をアニメで表現する広告はあまりなかった。
例えば新しい通信手段を使った商品が普及した近未来の姿をアニメで描けば、それを見た人は商品を購入した後の生活がどう変わるかについて、イメージを膨らませやすくなるという。
詳細なCG(コンピューターグラフィックス)を活用した実写広告の作製も手掛ける。