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博報堂系のインターネット広告大手、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム（DAC）は11月からサイト閲覧者の好みに応じた広告を自動配信する事業を始める。閲覧者の所在地や時間帯に合わせて広告デザインも自動生成できるのが特徴。従来より高い広告効果が見込めるとして電子商取引サイトなどに売り込む。

閲覧者の好みに合わせるだけでなくデザインも自動生成する広告配信は珍しい。月額20万円から利用できる。

閲覧者がサイトを開いた段階で閲覧者の行動履歴を瞬時に解析する技術を使う。DACは同サービスの開始にあたり、行動履歴の解析技術を持つソフト開発ベンチャーのアルベルト（東京・渋谷、上村崇社長）に13.7％出資した。広告デザインの自動生成ではロシア系のソフト開発会社の技術を導入した。この方式のネット広告はクリックされる確率が他のネット広告に比べ高くなるという。3年後に年間3億円の事業規模を目指す。