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NTTドコモは2012年3月期のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の販売を当初計画より200万台超上積みする。スマホブームで販売ペースが予想を上回っており、新機種の投入効果で従来型携帯からの買い替えも進む。データ通信収入も伸びるため今期の連結営業利益(米国会計基準)は前期比3%増の8700億円弱と従来予想より約200億円増える見通しだ。
ドコモは11月から携帯電話の上位機種で従来型を廃止、機種数の半分をスマホにする方針を固めている。スマホ販売は600万台を予定していたが上積みにより今期は800万台超と従来型携帯を含めた総販売台数でも4割を超える。前期のスマホ販売は252万台だった。
従来型携帯電話に比べスマホ利用者のデータ通信料金は1人当たり1700円程度高くなるケースが多く、利益を押し上げる。今期の連結売上高は1%増の4兆2500億円強と従来予想を数百億円上回る見込み。増収は07年3月期以来5年ぶりとなる。