2005年 08月 08日
衆議院解散
参議院で郵政法案が否決されましたが、昔習った二院制というしくみによれば、この法案は衆議院に差し戻しのはずです。そして、そこで3分の2以上の賛成があれば法案を可決できることになっていたはず。ただ、今の状況では衆議院の3分の2以上の賛成を得るのはとても無理ということでしょう。そこまでは私にもわかります。
しかし、継続審議とか内閣総辞職とか他にも選択の余地もあったはずですが、昨日森さんがつぶれたビールの缶とウーロン茶の缶と干からびたチーズを持って首相官邸から出てきて会見に応じた時から、こりゃダメだなと思っていました。
しばらく前に、週刊誌などで「小泉自爆テロ解散」という見出しを見た記憶がありますが、首相(自民党総裁)の任期が切れかかっている小泉さんに、自民党に対する執着を感じることがなくなっていました。
つまり、郵政法案が可決されてもされなくても、総裁任期を終える小泉さんがむちゃくちゃをやりはじめるのではないかという不安を持っていました。
今までは、自民党員のほとんどがいわゆる小泉人気に便乗することによるご利益と、そこそこ物わかりの良い小泉さんとの蜜月が続いてきたのだろうと思います。小泉さんからみると自民党が自分にひれ伏しているように見えたかも知れませんし、自民党からみると手綱をつけた暴れ馬程度の認識だったのかもしれません。
しかし、それはあくまでも小泉さんが総裁の椅子に引き寄せられていたからこそ保たれていた絶妙のバランスだったのでしょう。その総裁の椅子に先がないとわかったら、もはや暴れ馬は手綱を振り切って走り出したということのように見えます。
とりあえず、自民党は分裂選挙をやらざるを得ないと思います。
そして、選挙のあとで政権を取るためには、とんでもない奇策が待っているかもしれないと敢えて予言してみたいと思います。
小泉さんは自民党をぶっつぶします。そして、選挙の後で政権を取るために連立政権を作る際に、自民党がなくなってしまっていて新しい党ができるということになるとどうでしょう。
そうです。自民党総裁の任期は党の消滅とともになくなり、小泉さんは新たな党の首班として再び総理大臣になることができるのです。これこそが、小泉さんの狙いだとしたらなかなかおもしろいと思いませんか。
ついでにもう一つ予言を。
この選挙のどさくさで、事実上はもう総理大臣ではないのだから靖国でもどこでも個人として行くのに何の不都合があるか、という理屈はどうでしょう。
かくして、がっかりしているように見える小泉さんは、実はいろいろとやることができて大喜びしているというのは、単なる政治音痴のつぶやきでしょうね。
お粗末でした。
しかし、継続審議とか内閣総辞職とか他にも選択の余地もあったはずですが、昨日森さんがつぶれたビールの缶とウーロン茶の缶と干からびたチーズを持って首相官邸から出てきて会見に応じた時から、こりゃダメだなと思っていました。
しばらく前に、週刊誌などで「小泉自爆テロ解散」という見出しを見た記憶がありますが、首相(自民党総裁)の任期が切れかかっている小泉さんに、自民党に対する執着を感じることがなくなっていました。
つまり、郵政法案が可決されてもされなくても、総裁任期を終える小泉さんがむちゃくちゃをやりはじめるのではないかという不安を持っていました。
今までは、自民党員のほとんどがいわゆる小泉人気に便乗することによるご利益と、そこそこ物わかりの良い小泉さんとの蜜月が続いてきたのだろうと思います。小泉さんからみると自民党が自分にひれ伏しているように見えたかも知れませんし、自民党からみると手綱をつけた暴れ馬程度の認識だったのかもしれません。
しかし、それはあくまでも小泉さんが総裁の椅子に引き寄せられていたからこそ保たれていた絶妙のバランスだったのでしょう。その総裁の椅子に先がないとわかったら、もはや暴れ馬は手綱を振り切って走り出したということのように見えます。
とりあえず、自民党は分裂選挙をやらざるを得ないと思います。
そして、選挙のあとで政権を取るためには、とんでもない奇策が待っているかもしれないと敢えて予言してみたいと思います。
小泉さんは自民党をぶっつぶします。そして、選挙の後で政権を取るために連立政権を作る際に、自民党がなくなってしまっていて新しい党ができるということになるとどうでしょう。
そうです。自民党総裁の任期は党の消滅とともになくなり、小泉さんは新たな党の首班として再び総理大臣になることができるのです。これこそが、小泉さんの狙いだとしたらなかなかおもしろいと思いませんか。
ついでにもう一つ予言を。
この選挙のどさくさで、事実上はもう総理大臣ではないのだから靖国でもどこでも個人として行くのに何の不都合があるか、という理屈はどうでしょう。
かくして、がっかりしているように見える小泉さんは、実はいろいろとやることができて大喜びしているというのは、単なる政治音痴のつぶやきでしょうね。
お粗末でした。
総裁任期は選挙に勝つと延長されるという前例(中曽根内閣)がありますので、ここで勝てばさらに小泉は政権を取れます。
たとえ失敗して退陣しても、本来の総裁任期からすれば、せいぜい半年程度の短縮にしかならないわけで、小泉首相にとっては失うものは少なく得るものは大きい、博打としては割の良い選択です。
今まで常勝を続けてきた民主党が、まともな対案すら出せない郵政改革をテーマにした選挙なら、たぶん、勝てると踏んでいるし、私も自民党は勝てるような気がする。
たとえ失敗して退陣しても、本来の総裁任期からすれば、せいぜい半年程度の短縮にしかならないわけで、小泉首相にとっては失うものは少なく得るものは大きい、博打としては割の良い選択です。
今まで常勝を続けてきた民主党が、まともな対案すら出せない郵政改革をテーマにした選挙なら、たぶん、勝てると踏んでいるし、私も自民党は勝てるような気がする。
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inoue0さんはほんとうに物知りですね。選挙に勝って総裁任期が延長されるなどという話を聞くと、今回の解散劇で憔悴しているように見える小泉さん、実は影で喜んでやる気満々になっている顔が目に浮かぶようです。
選挙の中で注目されそうなのは自民党同士の争いでしょうから、ある意味でおもしろい結果が出る可能性もあり、久々に投票率が上がったりするかもしれませんね。
国民にとってほんとうに大切な年金や戦争、景気を争点にさせずに選挙に突入するところなんぞは、やはり小泉ただものではない?!
選挙の中で注目されそうなのは自民党同士の争いでしょうから、ある意味でおもしろい結果が出る可能性もあり、久々に投票率が上がったりするかもしれませんね。
国民にとってほんとうに大切な年金や戦争、景気を争点にさせずに選挙に突入するところなんぞは、やはり小泉ただものではない?!

お久しぶりです。
政争で荒れてる日本を脱出してドバイなぞに来ています。
郵政が最重要課題とも思えんが、それが出来なくては他のことは出来ないというのが小泉PMの言い分です・・・。
こちらは冷房で窓のが結露するほど熱いですが、熱帯化しつつある日本でこの選挙を政治家は乗り切れるのでしょうかね?
まぁ私は転居したてなので選挙権は行使できませんが・・・。
政争で荒れてる日本を脱出してドバイなぞに来ています。
郵政が最重要課題とも思えんが、それが出来なくては他のことは出来ないというのが小泉PMの言い分です・・・。
こちらは冷房で窓のが結露するほど熱いですが、熱帯化しつつある日本でこの選挙を政治家は乗り切れるのでしょうかね?
まぁ私は転居したてなので選挙権は行使できませんが・・・。
ドバイですか。そこからのコメントは、おそらく始めてですね。
ドバイというと、1973年の事件を思い出すのは年齢ですね(^^)。丸岡修と4人のパレスチナゲリラがパリ発東京行きの日航機を、ハイジャックして、しばらくそこの空港にいたはずです。
気をつけて、旅をお続けください。
ドバイというと、1973年の事件を思い出すのは年齢ですね(^^)。丸岡修と4人のパレスチナゲリラがパリ発東京行きの日航機を、ハイジャックして、しばらくそこの空港にいたはずです。
気をつけて、旅をお続けください。

なんか中東はハイジ
ャックとか大韓航空機爆破とか飛行機ではいいイメージないですね・・・。ちなみに中東諸国はイスラエルのスタンプが旅券にあったら入国できません。
結局両替間違えで朝から銀行によばれ、部屋でCNNやZDFみながらうだうだしてます。今からホテルのプールで本でも読みながら涼んできます。採用試験の2次もありますし^^;。
今日は夕方から行動しないと・・・。
中東はなかなかいいところですよ。まぁドバイはイスラム圏でもまだラフですからね。
ャックとか大韓航空機爆破とか飛行機ではいいイメージないですね・・・。ちなみに中東諸国はイスラエルのスタンプが旅券にあったら入国できません。
結局両替間違えで朝から銀行によばれ、部屋でCNNやZDFみながらうだうだしてます。今からホテルのプールで本でも読みながら涼んできます。採用試験の2次もありますし^^;。
今日は夕方から行動しないと・・・。
中東はなかなかいいところですよ。まぁドバイはイスラム圏でもまだラフですからね。

>参議院で郵政法案が否決されましたが、昔習った二院制という
>しくみによれば、この法案は衆議院に差し戻しのはずです。
>そして、そこで3分の2以上の賛成があれば
>法案を可決できることになっていたはず。
ちなみに衆院で三分の二以上の賛成で再可決された法案は
今までに19例あります。(全て55年体制前の話ですが)
>しくみによれば、この法案は衆議院に差し戻しのはずです。
>そして、そこで3分の2以上の賛成があれば
>法案を可決できることになっていたはず。
ちなみに衆院で三分の二以上の賛成で再可決された法案は
今までに19例あります。(全て55年体制前の話ですが)

19例もあるのになぜこうしたか?ですね。そして明日選挙なのに郵政民営化がなぜか公務員削減問題にすり替えられた。私は、民営化された郵便貯金がどうなるか?が論点になるかと思ったら見事はずされたと思います。民間銀行と同じに1000万円までは保証され、それ以上はOKとなるが保証されないのか?その信金運用はもう法的シバリはないのか?そして潰れた場合の保証は前述のペイオフとなるのか?過疎地の特定郵便局はいずれ廃止になるのか?はちっともわからないままです。
いずれにせよ、今回の選挙で国民が試されています。小泉方式が成功してしまうと、愚かな政治屋たちは今後選挙の度に次々と選挙民を愚弄した策略を繰り出して来るような予感がします。
戦後の教育政策が愚民を作ることを目指してきたのだとしたら、みごとにしてやられたということになります。
明日の選挙が日本の転換点になる可能性は否定できません。
戦後の教育政策が愚民を作ることを目指してきたのだとしたら、みごとにしてやられたということになります。
明日の選挙が日本の転換点になる可能性は否定できません。
by stochinai
| 2005-08-08 21:37
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Comments(8)