日々の戯言

February 24, 2007

週末の朝

■ 週末なので、簡略なエントリーを書く。
 1 最近のテレビ・ドラマで観ているのは、次の三つである。
  ① NHK大河ドラマ『風林火山』
   / 明日辺りから盛り上がりそうである。
  ② NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』
   / これは面白い。第一回放送分は、宇崎竜童さんの必死の演技が、印象に残る、
     「バルク・セール」とは、価値の落ちた資産を二束三文で「まとめて売る」意味らしい。
     こういうドラマを作るから、NHは侮れない。
  ③ 『華麗なる一族』
   / 「キムタク」だけが確かに浮いている。この俳優を除けば、「昭和の雰囲気」は確かに伝わるのだが…。
 2、最近、入手したワイン
  ① コンポジション・レイフ[2004] /ヨーゼフ・マイヤー
   / 残念ながら、「ラマレイン」は手に入らないので、「コンポジション・レイフ」を代わりにする。
  ② カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト[2000]
   / 思わず買ってしまった。2000年モノに眼が眩んだ結果である。
 3 最近の音楽
  ① 「水蓮―しなやかに歌って」(シィー・ヤン)
   / 中国の女性シンガーであるシィー・ヤンによる「山口百恵ナンバー」のカヴァーである。収録されているのは、「しなやかに歌って」、「秋桜」、 「曼珠沙華」、「横須賀ストーリー」、「 いい日旅立ち」、「さよならの向う側」である。全曲、中国語で歌われている。「百恵さんの歌も、アジア共通の歌になりつつある」と実感させられる。特に「秋桜」が味わい深い。
  ② 「ベートーヴェン:交響曲第7番」 (カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団)
   / クライバーの「ベト7」には、ウィーン・フィルを振ったものがあるけれども、このライブ版は「凄い演奏」である。しかし、この演奏を聴くときは、聴くほうも構えていないと疲れる。普段は、ギュンター・ヴァント辺りを聴いているのが、よいのであろう。

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February 02, 2007

モノ語り 1

■ 最近、購入したモノを紹介する。
 ① ULTRASONE ヘッドフォン PROline2500 オープンエア ダイナミック型  
  : このヘッドホンは、値段が非常に高い。ただし、雪斎のように、賃貸マンションの自室で夜中に音楽を聴くという生活を続けていると、ヘッドホンに「いいモノ」が欲しいとおもっていた。「音質」だけではなく「健康」に配慮したというのが、この商品のセールス・ポイントなので、思い切って購入してみたのである。
 聴いてみると、実に「安心感のある」モノである。かなり長時間、装着していても、耳が痛くならない。昔、とある人物に中古のベンツに乗せてもらったことがあったけれども、そのときに抱いた感想に似ている。雪斎は、基本的に、「モノは、シンプルにして、かつ堅牢であればいい」という考え方の持ち主なので、こういう「安心感を与える」モノは、有り難いと思う。

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November 18, 2006

『カノッサの屈辱』

■ 連日の訃報である。

□ <訃報>仲谷昇さん77歳=俳優
 個性的な演技で活躍した俳優で演劇集団円代表の仲谷昇(なかや・のぼる<本名・昇流=のぼる>)さんが16日、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため東京都内の病院で亡くなった。77歳。葬儀は家族による密葬で、劇団葬を後日行う。自宅は非公表。喪主は未定。
 中央大を中退し文学座演劇研究所に入り、後に座員に。1953年、今井正監督「にごりえ」で映画に初出演し、中平康監督「猟人日記」「砂の上の植物群」では主役を務めた。
 63年、芥川比呂志らと文学座を脱退し劇団雲を結成。75年には演劇集団円を結成し92年から代表。舞台、映画、テレビで名脇役として活躍し、深夜番組「カノッサの屈辱」(フジテレビ)では教授役を務め人気となった。
(毎日新聞)

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September 22, 2006

どうでもいい判決

■ 時間がないので感想を一言だけ書く。
 

□ 9月22日付・読売社説(1)
 [国旗・国家訴訟]「認識も論理もおかしな地裁判決」
 日の丸・君が代を教師に義務づけた東京都教委の通達と校長の職務命令は違法――東京地裁がそんな判断を示した。
 教師には、そうした通達・命令に従う義務はない、国旗に向かって起立しなかったり、国歌を斉唱しなかったとしても、処分されるべきではない、と判決は言う。
 都立の高校・養護学校教師、元教師らが、日の丸・君が代の強制は「思想・良心の自由の侵害だ」と訴えていた。
 学習指導要領は、入学式などで「国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう指導するものとする」と規定している。判決は、これを教師の起立・斉唱などを義務づけたものとまでは言えない、とした。
 しかし、「指導」がなくていいのだろうか。不起立で自らの主義、主張を体現していた原告教師らは、指導と全く相反する行為をしていたと言えるだろう。
 判決は、「式典での国旗掲揚、国歌斉唱は有意義なものだ」「生徒らに国旗・国歌に対する正しい認識を持たせ、尊重する態度を育てることは重要」と言っている。だが、こうした教師たちのいる式典で、「尊重する態度」が生徒たちに育(はぐく)まれるだろうか。
 教師らの行動に対する認識も、甘すぎるのではないか。「式典の妨害行為ではないし、生徒らに国歌斉唱の拒否をあおる恐れもない。教育目標を阻害する恐れもない」と、判決は言う。
 そもそも、日の丸・君が代に対する判決の考え方にも首をかしげざるをえない。「宗教的、政治的にみて中立的価値のものとは認められない」という。
 そうだろうか。各種世論調査を見ても、すでに国民の間に定着し、大多数の支持を得ている。
 後略

 いいたいことは、ただ一つである。教師は、「他人を教える」という職分をまっとうしているか。
 もし、こうした政治活動のために、教育に投下されるべき精力がそがれえるならば、そちらのほうが問題である。
 ところで、国旗・国歌のごとき題材で、「思想良心の自由」が議論されるのは、解せない。
 これは所詮は、「礼儀」の問題である。下らぬ。

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August 28, 2006

西洋占星術と「冥王星」脱落

■ かんべえ殿が「占星術」フリークであったのを知って、かなり驚いた。実は、雪斎も、かなりの「占星術フリーク」なのである。自宅に西洋占星術関連の英文専門書が数冊ある。
 因みに、雪斎のホロスコープには
 乙女座に、天王星、冥王星
 牡牛座に、木星
 山羊座に、水星、金星    があり、
 それぞれが四重のグランド・トラインを形成している。
 それ故、「冥王星」が脱落すると、吉相とされるグランド・トラインの有難みが減るようで、寂ししい。
 「冥王星」には、「究極」、「再生」、「極端」という意味合いがある。
 ホロスコープから判断すると、「神懸り」的なことをやるという意味合いになるのであるけれども、果たして、どうなのであろうか。どうやら、「冥王星」脱落によって、雪斎の「神通力」も消滅ということであろうか(苦笑)。
 もっとも、安心したこともある。雪斎の「冥王星」は、「第8ハウス」に位置しているのであるけれども、この相は、間違えば「カサノヴァ」になってもおかしくない相である。若き日の雪斎は、「おいおい…。全然、違うだろ…(そうだったら、ムフフだが…)」と思ったものである。これが弱まるのであればという想いもあり、そうなると寂しいという想いもある。
 それにしても、雪斎の周囲には、「占星術フリーク」が意外と多いものだということが判った。強烈な「確信」の下に振る舞っているような人物であっても、拠り所が要るということであろう。そういえば、アドルフ・ヒトラーにも、フランクリン・ローズヴェルトにも、傍らに占星術師がいた。ロナルド・レーガンの傍らにも、居たようである。

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August 21, 2006

「甲子園」の夏

■ 「甲子園」の決勝は、引き分け再試合のようである。
 雪斎の言いたいことは、ただ一つである。
 「準々決勝と準決勝、決勝の間に一日ずつ『休養日』を入れろ」。
 こういう話が何故、出て来ていないのかが不思議である。
 ニュースでインタビューを受けた人々が「明日も頑張って…」と言っているけれども、「冗談じゃないな…」と思う。
 ああいう炎天下の環境で下手をすると三日も連続で野球をやることを当然と思う感覚が解せない。
 ピッチャーに至っては、一試合百数十球も投げるわけだから、昨日も含めると四試合で軽く五百球近くは投げるのであろう。控えピッチャーでどれだけカヴァーできているのか知らないいけれども、「これは、やりすぎであろう…」と率直に思う。
 「頑張れ…」などと妙な「精神主義」を称えてはいけない。
 こういう「非合理」は止めるべきだと率直に思う。
 もっとも、延長は15回までになったし、控えの人数も増えているようであるから、以前よりも、ましになっているのかもしれないけれども…。
 「岩見沢苫小牧」と「早稲田」の若者達が「いい試合」をしていたようであるだけに、主催者を含む大人達の「鈍感さ」を腹立たしく思う。
 幼稚園に上がる前の時分の雪斎にとっては、「太田幸司」はヒーローの名前だった。太田さんは、三十七年前、「甲子園」決勝の延長十八回l、翌日再試合を独りで投げ抜いた青森・三沢高校のピッチャーである。確か、三沢の隣町の八戸の中心街で開かれた「凱旋パレード」を母親と見に行ったような記憶が、おぼろげながらある。子供の頃は、熱心に「甲子園」の中継を観ていた。「深紅の優勝旗」は、「岩見沢苫小牧」が一気に津軽海峡の向こうに持っていくまでは、「白河の関」ですらも越えなかった。「甲子園」には、東北人の落胆が詰まっている。
 雪斎が高校三年の夏、我が母校は、県大会決勝で敗れ、「甲子園」行きを逃した。それ以降、雪斎は、「甲子園」を観ることもなくなった。

 訂正、三年の間、「駒大苫小牧」ではなく「駒大岩見沢」だと思い込んでいたようである。昔の思い込みで書くと、こうなる。「甲子園」がいかに関心の範囲から消えていたかの証明である。こっぱずかしいが、「三方ヶ原戦後の家康の自画像」として、さらしておこう。

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July 09, 2006

日曜の午前の戯言

■ 日曜の午前である。 ドイツ―ポルトガル戦は、ドイツの勝ちであった。 
 

【シュツットガルト(ドイツ)8日時事】サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第24日は8日、当地で3位決定戦を行い、地元のドイツがポルトガルを3-1で破り、1970年大会以来の3位となった。ポルトガルは過去最高の66年大会の3位に並ぶことはできなかった。
 相手のうまいパス回しにリズムがつかめずにいたドイツは、後半11分にシュバインシュタイガーが強烈なミドルシュートでW杯初ゴールを挙げて先制。4分後には同選手のFKがオウンゴールを誘うと、同選手がさらに加点し、相手の反撃を終盤の1点に封じた。5ゴールで得点王争い首位のドイツのクローゼには得点がなかった。ドイツはバラックが欠場する一方、GKカーンが最終戦で出場。ポルトガルのフィーゴは後半途中から出場し、アシストを記録した。日本の上川徹氏は無難に主審を務めた。

 上川徹主審は、日本代表チームよりも先に、「世界最高水準」に到達した。こういうレフェリーという仕事は、意外に日本人には向いているかもしれない。レフェリーという仕事の前提は、公正に「仕切る」ということで、プレーヤーその他との「信頼」が出来上がっていることである。日本は、米国や欧州諸国と並ぶ「高信頼社会」とのことであるから、こうした社会土壌からならば、国際舞台で活躍するもう少し多くのレフェリーが登場してもいいであろう。上川主審は、道を開いた、上川主審に乾杯である。

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July 04, 2006

孤高の鷹

■ 拙ブログでは、ことがあるたびに、小椋佳さんの『孤高の鷹』を引用していた。この曲は、元々は1996年正月にテレビ東京系列で放映された「徳川剣豪伝―それからの武蔵」のテーマとして使われたものである。この曲が収録されている小椋さんのアルバムは、「バラードセレクション~ことなり~」である。「巌流島」以後の宮本武蔵を描いた物語の雰囲気にはあっていたと思う。

このたびの命 思い為す宿命 好まずと言えど 戦いの嵐 荒れ止まず 挑みの心 また湧き止まず

誰のようにも 生きられず
誰のようにと 生きもせず

梢の高み 孤高の鷹が
心ならずの 爪を磨く

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June 21, 2006

よたよた…。続々

■ 梅雨時の身体の具合の悪さは如何ともし難いので、本日以降、当面の間、永田町勤務を完全SOHO勤務にすることにした。
盆明けの「永田町のお祭り」に備え、体力、気力その他をリカヴァーさせなければならない。
   ところで、さる筋から、「マカ」を勧められた。「マカ」ね…。
   早速、大学近くのドラッグ・ストアで購入する。一瓶5000円である。高っ。
   これは、いいのかしら。
   この三日、「元気の出ない」エントリーを書いた。
   明日から、まじめな国際政治分析を用意しよう。
   先ずは、「くじら」である。

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June 20, 2006

よたよた…。続

■ 19日中の北朝鮮のミサイル発射も、「なかった」ようである。
   自傷癖で周囲を冷や冷やさせる若い女性の深層心理は、「私、寂しいの。誰か構って頂戴」だとか。
   北朝鮮も、このパターンなのか。
   付き合いきれんな…。

■ 金曜日以降、相変わらず身体的な調子は好転しない。
   にもかかわらず、やることは、溜まっている。やることが多すぎる。
   大学に居た頃は、七月中旬で授業を終えれば、実質二箇月の夏休みに入ったものであるけれども、今年は、そうは行かないであろう。おまけに、盆明けには、「楽しい楽しい」自民党権力闘争の本格化と来ている。 
   「永田町に居るうちに嫁さんをもらって、永田町から足を洗ったら、夏の二ヶ月は嫁さんと避暑地にこもって、研究に没頭だ…」。
   最近は、そうしたことを考えるようになっている。雪斎も、歳を取ったものである。

■ ワールドカップで気になるのは、韓国は勝ち抜けるのかということである。
  現時点では、韓国が勝ち点数で首位を走っているけれども。次のサイクルでフランスとスイスが勝てば、韓国は一次リーグ敗退である、フランス―トーゴ戦は常識的にフランスの勝ちである。スイス―韓国戦は、スイスの強さを見ると、韓国有利とはとてもいえない。只今、スイス―トーゴ戦が終わったけれども、確かにスイスは強いチームであった。
  もし、韓国一次リーグの敗退ならば、四年前の四傑進出は何だったのかという話になる。サッカーの世界では、欧州と亜細亜を隔てる壁は、まだまだ高い。

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