Google検索結果ページが全てのhttpからhttps(SSL暗号化通信)に全てリダイレクトされるようになってました。

つまり検索キーワード(クエリ)が暗号化で隠ぺいされ、確認できなくなりました(not provided)。

Google Appsをログアウトしキャッシュ削除してもリダイレクトです。「何をいまさら?」と思う方も多いでしょうが、私が使っているSafari6はリダイレクトされないので気付きませんでした。

なので気付かなかったんです。

#詳細記事→ Googleの検索クエリ暗号化 キーワード取得は不可能になる

会社の偉い人に言われて気付きました。最初に思ったのは「何やっっちゃってくれてんのGoogleさんよー!」です。ユーザがますます霧の中に。

処理されたのは1ヶ月以内だと思います。リファラの取得テストを何度かしてまして、リファラが入っている事を確認した覚えがありますので。その時は問題有りませんでした。

どうやらブラウザ単位で来ているらしく特にFirefoxやらIE10は最近だと思います。サポート外のブラウザではUIも違う事に今回気付きました。

深いですね。Google。(やりすぎかも)

もしかしてと思ってテストしたのはFirefox 24.0betaです。正式ではなく、サポートが無く、かといって激古いわけでも無いということで、これを選びました。案の定、リダイレクトされません。

スクリーンショット 2013-09-12 0.19.13

まず、GoogleのUIがこんな感じです。

スクリーンショット 2013-09-12 0.23.46

古い!古いUIだ。HTML5サポートのWebkit系、独自路線のFirefox系、新しいけどHTML5の対応が遅れているIE9やIE10を共存させて、かつUIの差異を無くすためにブラウザのバージョン単位でハックしていたんですね。

未サポートのブラウザでGoogleヘルプに行くと以下のようになります。

スクリーンショット 2013-09-12 0.17.41

全く気付きませんでした。HTTPSの件とは関係ないかもしれませんが、これは新たな発見です。

そして、もう一つ気付いたことがあります。
「なぜ全てHTTPSにリダイレクトしたのか?」

敢て通信コストが掛かるSSLにリダイレクトしている以上、何かメリットがあるはずです。
(メリットは無い。ユーザのプライバシーを保護するためだとコメントしたようです。2013/9/24 追記 )

そこで思い出したのがSPDY(スピーディ)。HTTP2.0で実装が決まっています。
ja.wikipedia.org/wiki/SPDY

SPDYはサーバ・クライアント間の通信を高速化し、コンテンツを短時間で表示できる仕組みです。Googleが策定。

HTML2.0仕様提案されており、正式に採用の運びとなったようです。SPDYの前提条件はHTTPSだから → Googleの導入規模拡大 → 2つ以上の通信方式のサーバーを持つのは無駄だから統一したい → だったら多数派のブラウザは全てリダイレトしましょという感じでしょうか。勝手な憶測ですが・・・。

これだと最近のGoogleの動き、モバイルの表示速度やページ・スピード等でしきりに高速化を謳っていたのも理解できます。さて、実際は???

*PRISM問題に対応するために全ての検索結果のSSL通信化に対応したとの記載あり。
http://searchengineland.com/post-prism-google-secure-searches-172487