デバイス間の行動は「検索」で引き継がれる!マルチスクリーンワールドの紹介
先日、Googleが公開したスクリーンメディア(スマートフォン、パソコン、タブレット、テレビ)の調査データを掲載したサイト、「マルチスクリーン ワールド」が複数デバイスの「同時利用」の傾向からスマートフォンの普及率など、多くのデータをわかりやすい視点で紹介してくれていて中々興味深いです。
詳細は中を見て頂ければ良いのですけど、個人的に気になったものだけをピックアップしますね。
ユーザーはデバイス間をどうやって跨いでいるのか?
エンハンストキャンペーンやユニバーサルアナリティクスに見受けられるように、ユーザーがデバイスを跨いで活動しているのは読者の方々も周知の事実として受け入れなければならないフェーズにあると思います。ここで、僕が感じていた問いは「ユーザーはデバイスをどうやって跨いでいるのか?」です。これに対しGoogleは以下の3つの問いかけをあげています。
- URLを直接入力して目的のサイトを訪問した
- メールなどで自分宛にリンクを送った
- 同じキーワードで検索した
「同じキーワードで検索した」が圧倒的であろうということでは予想通りと言えばそうなんだけれど、ほとんどの行動において「メールなどで自分宛にリンクを送った」に対して倍以上の差がついていることに愕然としたわけです。ショッピングに至っては3倍以上ですよ、奥さん。
※「URLを直接入力して目的のサイトを訪問した」はちょっと普通じゃないよね。
いいですか?ユーザーがどれだけ気に入った商品を見つけて「後で買おう」と思っていても、68%のユーザーは再度検索という行動を起こすという事になります。特にスマートフォンリスティング広告では上位に表示させることがユーザーとの接点を多く持つコツですから、検索連動型広告を出さないなんてことは機械損失になり得ると考えるのが自然ですよね。
※スマートフォンリマーケティングも同様と考えることが出来るかな。
勿論、これらのデータはGoogleが提供しているわけですから、多少の手前味噌感も考慮しなければなりませんけど、こういった行動はスマートフォンを使っているみなさんであれば容易に想像することができ、あながち遠い数字ではないことも理解できるはずです。
その他にも「スマートフォンを使用しているときに、どこで広告を目にしますか。」という問いに対して57%のユーザーが検索連動型広告の存在を既に理解していたりなど、多くの気づきを与えてくれます。こういったデータは毎回考えさせられますね。
おまけ
完全におまけですけど、博報堂DYグループが出したレポート「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」第6回分析結果報告では更に興味深いデータも公開されました。
※2013年6月のスマートフォン保有率
スマートフォンの普及って今年に入ってから明らかに鈍化してない?
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