WWD NIGO独占インタビュー　BAPE売却の真実とは？

MAG@管理人

2011-02-07

ファッション情報系のタブロイド誌WWDJAPANさんがBAPE
を売却したNIGOさんのインタビューを独占掲載しています。

1月31日にアベイシングエイプを手がけるノーウェアを香港
のI.Tに売却し、その際に負債も10億を超えていたために
経営破たんで売却した（買収された）と言われていましたが、
実際にNIGOさんとしては「すごく苦しい状況ではなかった」
と語っています。

裏原ストリート界のトップとして君臨していたブランドだけに
裏原ブランド終焉という見方も多い中、WWD JAPANに対し
報道されない「本音」の部分を掲載しています。

WWD JAPAN　　ヤフーオークション

詳しくはWWDにてご確認下さい。

ベイプ（R）の商標もノーウェアの株式も全てI.Tへ売却した。

「正直肩の荷が下りた。」

I.Tの発表では、2009年に2億6700万円、2010年には1億
9000万円の当期純損失を計上し、10億3000万円の債務
を抱えていた。

更に26億もの金融機関への借入金と、17億の店舗賃料
もし払わなければならかった事も明らかになった。

今後2年間はNIGOがエイプのクリエイティブディレクターと
して活躍する契約で、アローズのミスターベイシングエイプ
とサンリオとのベイビーマイロは継続し、自身の個人会社
ニゴールドでヒューマンメイドやショットのメガネデザイン
などを手がけていく。

WWD　NIGO氏独占インタビュー

何故今売却なのか？

反響が大きくてビックリしているが、僕は去年12月に
40歳になり、ブランドも設立20年という節目で前向き
な選択をしたと思っている。

ブランドや会社が大きくなりすぎて僕がコントロール
出来なくなってきていたし、サブプライムローン問題
など自分ではコントロール出来ない事も増えていた
のでパートナーを探していた。

（2009年4月1日に外部からノーウェアの代表取締役を
任せていたが、色々ありノーウェアの社長に戻った。）

8割以上の売上げをしめるメンズの売上げは2006年に
年商75億あったが2009年には50億になっている。

20年ブランドが続いた事は凄いが、今後新規のお客
さんを引き込むかが課題。

凄く苦しいわけではなかったが、僕が経営を見る時間
が多くなり企画もマンネリ化していっていた。

うちには僕に続くナンバー2がいなかったのが辛い。

赤字経営については？

会計ベースが違うので何とも・・・
うちは支払いが滞ったりサラリーが遅れたことはない。

負債10億は事実。

ただ民事再生法なんて絶対嫌だったりブランドが傷つく
のは嫌だった。

何故ITを選んだ？

5年前からベイプを育ててくれたし、日本が大好きで
日本のブランドの事もよく理解してくれている。

後は彼らの扱っているブランドの中で一番の売上げ
だった事も。

熱狂ぶりは日本のピーク時よりも凄くてBAPEの発展
はこれからだと思っている。

僕はクリエイションでは誰にも負けないと思う。

ブランドはどんどん変えなければいけないのにそういう
体質のチームではなかった。

ネット販売でさえも理解してもらうのに時間がかかった。

肩の荷が下りたのでこれからは色々な面白い事が出来
ると思う。

かなり要約しているので、詳しくはWWDにてご確認下さい。

WWD

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