手帳用として設計されたであろう短いペン軸と極細ペン先を持つボールペン。
低粘度油性ボールペン、アクロボールには数千円の金属軸高級路線や一千円以下の製品群がある。これはその中でも小型化され、1960年代〜1970年代風の見た目を持つ。
2021年2月発売、日本製? 店頭購入。
替芯BVRF-8、付属芯は今回の0.3mm (品番末尾MF)のほか0.5mm (同EF)がある。
ノック負荷380g、ノック機構部品が小さい。
CdA 849とほぼ同じ全長128mm (約5インチ)。
ポケットクリップ、ノックボタン、口金が金属製。合成樹脂部品に鍍金して金属に見せかけることがしばしば行われているが、本品の金属部は本当に金属部品である。
軸色4色、私有品はシルキーラベンダー色。
流線形ペン軸にはゴムグリップも無く手帳のペン挿しにするりと入る。
一体成形された合成樹脂製胴軸をよくよく見ると、金型分割線が見えるのは少々残念である。
橙色表紙は
カードサイズダイアリー。
ポケットクリップは生地に差しやすい。その取付部には紐通し孔がある。これを廃して取付部をノックボタン側へ寄せてくれたほうが私としては良かった。
口金を外して替芯交換。
BAB-50) 本品、替芯BVRF-8
BSGK-10) 同社スーパーグリップGノック式、替芯BSRF-6
口金内にある漏斗状部品──真鍮製受け座が、替芯接合部(ペン先とインク筒との接合部)に生じる段差に掛かり、ばね留めとなる。
この受け座によりクリンプの有無に係わらず替芯を装填できる汎用性があり、他社製ゲルインク替芯、ゼブラNJK芯や三菱UMR-109でゲルインク化だってできる。
比較対象として共に写っている旧来の製品では、替芯の一部にクリンプ(ばね留め)を設けなければ作動しなかった。
◆替芯BVRF-8 (φ3.1mm×97.8、ペン先径2.3mm、JIS油性B型)、日本製
黒赤青緑4色、元来多色用替芯のためペン先に色帯がある、樹脂玉あり
ボール径/筆記距離
0.3mm / 不明、推定400m前後
0.5 / 不明
0.7 / 不明
互換品:同社BSRF-*/BKRF-6、ぺんてるBKS7H/BPS/BXS、
代用品:サクラクレパスNOB、シヤチハタNP-RF、
ゼブラK芯/EK芯/NJK芯、トンボBR-BS、三菱S-7L/スタイルフィット用UMR-109/SXR-89、
口金内の受け座のおかげでクリンプ無し替芯を装填できる反面、パイロット製替芯は他社製JIS油性B型と互換しない場合がある。
JIS S 6039に規定される油性ボールペン替芯型式B型は標準寸法φ3.0mm×98.2、公差がプラス0.2mm、マイナス0.1mmであるが、共通規格を採用しながら公差限界まで寸法を変えている企業もある。
パイロットは標準より太いφ3.1、トンボは下限φ2.9で設計しているため、ペン軸形式によっては互換性に障る。ただし一方通行の代用・転用はできる。
定規で直線を引いた後も、ペン先に発生するダマが少ない。
アクロボールは書き味において三菱ジェットストリームにやや劣るものの、突然書けなくなることがあまりない。
またこれの0.3mmは
三菱ジェットストリームエッジ0.28mmより扱いやすいから、あれが合わなかった人は本品や
元製品アクロボール0.3 BAB-15MFを試されたい。
アクロボールは
三菱ジェットストリーム(2006年発売)に対抗してパイロットが2008年に発売した。
当時ジェットストリームの競合品はこのアクロボールくらいだったが、のち他社からも低粘度油性ボールペンが発売され、その性能は見劣りするようになった。
しかし同社の営業力の為せる業か、今ではジェットストリームに次ぐ品数と普及度で店頭什器を占めている。
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- 2023/09/20(水) 06:00:00|
- ボールペンBallpoint pen
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