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ゼブラ　油性ボールペン　0.5mm　ブレンユー＜BLEN U＞　単色　黒インク　BAS87 価格：176円（税込、送料別) (2024/12/23時点) 楽天で購入

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ゼブラ ブレンユー替芯 :Amazon.co.jp検索

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　ブレンUは同社ブレンBA88の改良型或いは原点となる低粘度油性ボールペン。
　前回のゲルインクのようなフローチューンに、真夏の油性ボールペンを維持するブレンUという印象があり、2024年12月に取り上げるなかではジェットストリームライトに並ぶ重いインクだが、それでも凡百の製品に比べれば破格のなめらかさがある。今月の他製品が異常なのである。
2024年7月～8月発売、日本製。店頭購入。
替芯SY芯。

　ブレンシリーズの特長は筆記時の振動を抑えた「ブレンシステム」にある。
ブレンBA88で替芯芯先を制振、ブレない替芯とペン先が手の力を逸らすことなく紙面へ伝え、余分な力も動きも減らし、筆記時の疲労を軽減した。
1990年代にパイロットがグリップとペン軸径を、2000年代に三菱がインクを、2010年代にゼブラは制振性を改良して書きやすさを獲得したのだった。

本品はそれに加えてポケットクリップを可動式にし、ペン軸径をサラサクリップよりやや細くして携帯性を向上させた。

●ノイズフリー設計
ノック負荷450g前後。ノックボタンには「遊び」が感じられず、押した際にブレず不安がない。筆記中もボタンが揺れず、音をたてない。
ただノック音そのものはあって、この点ラミー ノト等とは違う。また同社サラサナノのうるふわクッションとも違う。
　三菱ジェットストリームライトタッチは同じ効果をさらに簡便な方法で実現しており、この点で三菱のアイデア勝ちだが、こちらが確実。

●ダイレクトタッチ
鍍金された合成樹脂ではなく金属製口金。その内部に樹脂部品を仕込み、替芯芯先がブレないよう安定させる。
　重心が少し前寄りで立位筆記でも安定する(加圧式ではないので上向き筆記には適さない)。同社ウェットニーのように紐通し孔があればもっと良かったかもしれない。

　同社ボールペンの特長が可動式ポケットクリップ、だがスラリ (多色スラリ除く)、ブレンともに可動式ではなかった。
上左からスラリBN11、ブレンBA88、ブレン3C、本品

下左から本品、サラサクリップ、サラサドライ、サラサナノ

本品の可動式クリップは金属鈑を組み込み、従来品より薄くなった。
ただサラサシリーズほど指を掛けやすい形状ではない。ここだけは残念なところだったが挟持力に不具合なく、あまり支障はない。

前軸(グリップ)を外して替芯交換。口金を外してもできる。 [ゼブラ ブレンユーBA87]の続きを読む

1. 2024/12/30(月) 06:00:00|
2. ボールペンBallpoint pen
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　インク粘度がジェットストリームもビクーニャも超えてもはやゲルインクと化した、油性ボールペンらしからぬ低粘度油性ボールペンインクが今回のフローチューンである。2024年6月発売、日本製。
替芯ZRN＊-＊。ビクーニャの発展型というよりエナージェルを油性インク化したような製品で、替芯型式はあれに準じている。
型番200番台、価格300円台、まとめ買いの際には注意。

ノック負荷約350g、軸尾が斜めでノックボタンを押しやすいものの、ボタン径が細くて痛いと感じることがある。
軸尾に埋め込まれた部品をインクと同色で成形、ノックボタンを無色透明にして共用化、コストダウンしている。

　ペン軸表面仕上げの肌触りがいい。塗装かなにかが施されているようだ。
　口金は金属製ではなく合成樹脂製、ポケットクリップは金属製。
　ゴムグリップはべたつきがほぼ無く案外快適。経年劣化するかはわからない。

　グリップ(前軸)を外して替芯交換。
前軸並びにグリップをエナージェルBL70系ペン軸と交換可能。
替芯複座ばねが他社製より太いのが特徴。 [ぺんてる フローチューンBZN20＊]の続きを読む

1. 2024/12/20(金) 06:00:00|
2. ボールペンBallpoint pen
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　高名な低粘度油性ボールペン、ジェットストリームインクが改良され、ライトタッチインクになった。2024年3月発売、日本製？
替芯SXR-L80-05-、0.5のみ。
従来品より三割、替芯は五割値上がりした。またペン軸が7.5mm短くなり、約7g軽くなった。

　なんとゴムグリップではない。
グリップ(前軸)が一体ではなく、ねじ部とグリップが別部品だった。この部品構成は同社スタイルフィットマイスターUE5H-508に似ており、ジェットストリーム4&1ではなくあれの発展型と考えたほうが正しい。
それが仇になって筆記中、ペン軸がギシギシ音をたてて不安になる。

　いっぽうスタイルフィットマイスターペン軸の、軸尾がノックボタンを兼ねる特長を引き継ぐ。

1) 待機状態
2) クリップ兼用スライドレバーを押し出し、シャーペン機構部を出す
3) クリップもしくは軸尾ノックボタンを押してシャーペン芯を繰り出す
シャーペン芯補充はグリップを外し、機構部を引き抜いて行う。付属芯3本。シャーペンノック負荷約990g。
短くなったペン軸に合わせてクリップ兼用スライドレバーも従来4&1より短くなった。

◆替えゴム、シャープ消しゴムS (SKS)
消しゴム露出が足りない。設計者は消しゴム使用をあまり想定していないようだ。消しゴム自体の消字力は良好。
また消しゴムキャップ(ノックボタン)が外しにくい。キャップはスタイルフィットマイスターペン軸と互換し、あちらのほうが外しやすい。

　新旧ともにジェットストリーム4&1の欠点は色の配置。黒と赤、最も切り替えられる二色が隣り合っていない。
ジェットストリームはたしかにすばらしい、しかしこの点において私は同3色ボールペンや他社製品を選ぶことがある。

　前軸を外し、替芯を引き抜いて替芯交換。 [三菱鉛筆ジェットストリーム4&1 (ライトタッチインク搭載) MSXE5-LS-05]の続きを読む

1. 2024/12/10(火) 18:00:00|
2. ボールペンBallpoint pen
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　低粘度油性ボールペン首位を走るジェットストリームが改良され、さらに書き味が軽くなった。黒インク2024年3月発売、赤青インク同年9月発売、日本製？
替芯SXR-L-、0.5及び0.7mm。
従来品より三割強、替芯は二割値上がりした。

　ペン軸形状がパイロット アクロドライブに似てグリップ中央が膨らみ、ペン軸を長めに握ってもペン先付近を握っても扱いやすく、ゴムグリップでもいいと思ってしまう。
が、その書き味はゴムグリップなどいらんと思わせるほど軽い。
そして簡素だ。百年越しにモダニズムが復活したかのようであり、玉砂利のようにカドがとれている。

　話題のノック機構。ノックボタン内側を抑えて揺動を封じる。→ジェットストリーム Lite touch inc　シングルのノックボタンの不思議機構 - ステーショナリー研究室日報
新旧ペン軸でボタン・回転子ともに互換。

　軸尾の傾斜が従来品と逆になって使用者側を向いた。

　グリップを外して替芯交換。 [三菱鉛筆ジェットストリームシングル (ライトタッチインク搭載) SXN-LS-**]の続きを読む

1. 2024/12/10(火) 06:00:00|
2. ボールペンBallpoint pen
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　BiCクリックゴールド類似品のひとつと考えられ、ボールペンが普及して間もない1950〜60年代を舞台にした映画に登場させても違和感ないであろう外見をしている。
同社公式HPは「古き良き時代の懐かしいデザイン」を目指したold-new productsだと言う。

いっぽうインクは近年流行る低粘度油性ボールペンインクを採用、同社はマッハボールインクと呼び、書き味は現代的である。
2019年？発売、軸色15色以上、日本製。ペン軸を半分真鍮化したBP-2、同型シャーペンMP-1 (.5mm)がある。

　ペン先へ至る輪郭が鋭角的でペン先を見易く、ペン差しへ挿しやすい。

　おそらくedcソリッド2ボールペンと同じ工場が生産しており、替芯R-BP1の形状もよく似て、ペン軸上下交換さえできる。

　ノック負荷約310〜350g、金属製ノックボタン。ノック音はソリッド2より小さくBiCクリックゴールドに近い、が音圧を測ってみたらいずれも80dB前後だった。

　社名ANTERIQUEをポケットクリップに縦書きで刻印しているのも古い形式。
クリップはクリックゴールド等に似た形式。厚地にはあまり合わないかもしれない。
　製造時期によって異なるようだが、金具の色がいい。明度を落とし彩度を高めた金色で、経時変化してくすんでも映える。

　下軸(前軸)を外して替芯交換。複座ばねが固定されず紛失注意。
ペン軸上下がカラーセレクトプロジェクトの名で別売りされ、ミニサイズもある。 [アンテリック・ステーショナーズBP-1]の続きを読む

1. 2024/11/15(金) 06:00:00|
2. 万年筆Fountain pen
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　ノートを24時間制ヴァーティカル手帳に変える付箋。30枚綴り。2020年11月発売、2022年7月リニューアル発売、ここにあるのは後者。日本製。店頭購入。

ふせん145mm×40、台紙179×50.4、約4mm厚、約10g (台紙込み)。B6判以上向け。
一時間5mm幅、同社アポイントダイアリー ウィークリーバーチカルB6判と同じ。

左端に糊付け。2.5mm方眼。
23時が下端にあって書き込みづらい。上端の余白を詰めて下端に余裕を持たせるべき。

　紙は青インクが映える淡いクリーム色。単なる白紙より見易く、青インク以外にも映える。
ぺんてるエナージェル0.7や同フローチューン、またサクラクレパス マイクロパーム油性ミリペンで書いても裏抜けがほとんどない。ラミーM66では、裏面から見ると文字が透けて危ういが、裏抜けはやはり少ない。
もっとも付箋の裏には何も書かないものである。

　ポリプロピレン製台紙が定規兼用。140mm目盛をJIS 1級金尺と並べるとわずかに長く、精確さには乏しい。

切り込みが入れられ、ページに差し込める。
差し込んだままにしておくとページを傷めることがあるため、ページの間にはさんでおくだけで十分に思う。

　興味がわいて買ったはいいものの使途が思いつかない。ページの端に貼るという使い方はわかるのだが、用途を見出だせない。
そして、これは手帳以外に使うものだと気づいた。紙の手帳を毎年買っている私には無用の長物だったかもしれない。
いや待てと再考して、24時間制でない手帳に適宜貼ればよいのではないか。となると今までレイアウトに不満があって避けていた手帳と併用し、必要な日だけ本品で24時間制にすれば事足りる。

　同社isshoni．シリーズは手帳(またはPC)に添える製品群。
インデックス付ふせんにはミニサイズ75mm×50とスティックタイプ145×40があり各三種計六種。
本品は後者、デイリー／TO DO／アソート三種のうちデイリーS2437である。

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1. 2024/10/30(水) 06:00:00|
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→パイロット アクロ1000第一回
　アクロ1000は中途半端な製品だ。同形状かつ同型替芯を用いるアクロ300で十分事足りる。金属軸がいいなら上級品アクロドライブが前後ともに金属製で、前軸のみ金属製のアクロ1000より高級感がある。また塗装もアクロドライブのほうがよい。

だから、大容量替芯BRFN-10やBRFN-30を入れられるよう、前軸内径を丸棒やすりでガリゴリ削って拡張した。正味半日もかかっていないが、ドリルを揃えているならそちらのほうが疲れないだろう。

　アクロ1000の普及品用替芯BRFV-10と上級品用替芯BRFN-30双方を共用でき、中途半端なまま利便性が上がった。

BRFN-10 / -30及びBRF-20 / -25はアクロ1000用替芯BRFV-10より短いため、φ6mm×20mmの詰め物を後軸に入れる。
長さは20mmで十分だが、私は僅かに長く20.2mmにして、ペン先が少し長めに出るよう調整した。

元の替芯BRFV-10へ戻す際にはこのφ6mm丸棒を外すのだが、単なる丸棒ではなく内径4mmのパイプにすれば外すことなくBRFV-10芯が通り、双方の形式を共用できるペン軸になる。

2024年10月21日追記：作業して出た削り粉・切り粉を前軸内から除去する、が、前軸を完全分解できないため手間をかけて丁寧に行う。

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1. 2024/10/20(日) 20:00:00|
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　六年前に出た同社アクロボールシリーズ新型。2018年2月発売、2022年2月0.3mm追加発売、日本製？　店頭購入。姉妹品に合成樹脂軸のアクロ300と、300の塗装をつややかにしたイルミリーBIL-80EFがある。
替芯BRFV-10、付属芯、BAC-1SMF：0.3mm黒インク、-1SEF：0.5黒、-1SF：0.7黒。
品名アクロ1000は価格に由来し1,000円税別だったが、2024年10月に値上がりして1,100円(1,210円)になった。通販なら今しばらくは旧価格でも買える。

　外観はゴムグリップ無く一部金属軸、流線形のようなペン軸で古めかしい。
しかし1950年代に設計された本当のミッドセンチュリーデザイン、パーカー ジョッターとは対称的。
ペン先へ向かって細くなるジョッターとは逆に太くして握りやすくし、ジョッターの金属製後軸に対し前軸を金属製にして重心を前寄りにした点に、対称的な設計が見られる。
復古調ならパーカー ジョッターやシェーファー センチネル、BiCクリックゴールドやアンテリックBP-1を薦める。

　鋼灰色がアクロ1000、透明感ある白軸がほぼ同寸法・合成樹脂軸のアクロ300。前述通り軸色にかかわらず付属芯は黒インクのみ。

　グリップ(前軸・下軸)が真鍮製、後軸・上軸が合成樹脂製。軸色が金属色で、塗装で色調を合わせている、が後軸に金型分割線が残っており、肉眼で見れば材料の差がわかる。

　ノックボタンにばねが仕込まれて定位置に戻る。
にもかかわらずノック負荷が約240g、アクロ300より少し軽い。ノック音が甲高く80dB前後ある。
ノックボタンは金属製に見えて合成樹脂、アクロ300と共通部品で、BAB-15用ボタンとも互換。インク色に合わせて変えてもいい。

左からアクロボールBAB-25、アクロ300、アクロ500、本品、アクロドライブ
重心が前寄りで多少重い。アクロドライブよりは軽い。

　グリップは先太り形状、前寄り重心であるにもかかわらず長めに握っても書きやすい、と同時に手帳のペン差しにも挿入しやすい。
ペン軸を長めに持つ(中央付近を握る)なら、替芯を0.7や1.0に替えることを勧める。

　ポケットクリップは扱いやすいが、ラシャ地や厚い手帳表紙などには対応しないと思う。

グリップ(前軸)を外して替芯交換。金属製継手がトリムリングを兼ねる。 [パイロット アクロ1000 BAC-1S第一回]の続きを読む

1. 2024/10/20(日) 06:00:00|
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　六年前に出た同社アクロボールシリーズ新型。2018年2月5日発売、2022年2月1日0.3mm追加発売、日本製？　店頭購入。姉妹品に塗装をつややかにしたイルミリーBIL-80EFと、一部金属軸化したアクロ1000 BAC-1Sがある。
替芯BRFV-10、付属芯、BAC-30MF：0.3mm黒インク、-30EF：0.5黒、-30F：0.7黒。
品名アクロ300は価格に由来し300円税別だったが、2024年10月に値上がりして400円(440円)になった。アクロ400へ改称しよう。通販なら今しばらくは旧価格でも買える。

　バブル景気前、構造改革前の製品群のようにゴムグリップがなくペン軸が細め。
BiCクリックゴールド継続生産、アンテリックBP-1の登場など、ミッドセンチュリーデザイン復権が見られ、アクロ300 / 1000登場が先行していた感がある。ゼブラF-301Aも再輸入されてほしいものだ。
ゴムグリップを持たない製品が増えて個人的には歓迎している。

　透明感ある白軸がアクロ300、鋼灰色がほぼ同寸法のアクロ1000。前述通り軸色にかかわらず付属芯は黒インク。

ノック負荷約270g、ノック音が甲高く80dB前後ある。

ノックボタンは金属製に見えて合成樹脂製、BAB-15用ボタンと互換。インク色に合わせて変えてもいい。
同構造のアクロ1000ノックボタンにはばねが仕込まれて定位置に戻る。

左からアクロボールBAB-25、本品、アクロ500、アクロ1000、アクロドライブ
バランスが気にならない軽さ。金属継手のおかげか重心が中央にある。
アクロ1000ではグリップ(前軸・下軸)が金属に置換されて前寄り。

　グリップは先太り形状で、短く握っても長めに握っても書きやすい、と同時に手帳のペン差しにも挿入しやすい。

(画像はアクロ1000、φ9.8mm。アクロ300は僅かに太くφ10.1mm)
　金属製ポケットクリップは扱いやすいが、ラシャ地や厚い手帳表紙などには対応しないと思う。

グリップを外して替芯交換。金属製継手がトリムリングを兼ねる。 [パイロット アクロ300 BAC-30]の続きを読む

1. 2024/10/10(木) 20:00:00|
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　同社アクロボールシリーズの最上級品。真鍮軸・金属製大容量替芯・回転繰出し式。背広に適した製品。
2015年9月発売、日本製。店頭購入。
替芯BRFN-30、付属芯、BDR-3SEF : 黒0.5mm、-3SR : 黒0.7mm、-3SM : 黒1.0mm。

　軸色はピンクゴールドBDR-3SR-PGDを選んだ。2018年に追加されたこの色は銅に似ている。カッパー(銅色) BDR-3SR-COもあるが、あれはどう見ても鋼鉄色。同社が売り出す軸色の感覚が合わない。
真鍮製ペン軸に透明ラッカーを吹き付けただけの仕上げも加えたらいいのではないだろうか。あれは人気がある。

約210°回転、なめらかに回る。180°ならもっと扱いやすかった。

　作動音が20〜30dB、室内で聞こえる時計の音と同程度らしく、机にペンを置いた音のほうが大きい。ノック音が甲高いアクロボールシリーズのなかでは格段に静か。
2024年12月14日追記：私の呼吸音が入っており、撮り直そうと思っていたのだが、ノック音の比較対象として好都合だと考え直した。ノトやアクロドライブの作動音が小さいことがわかるだろう。

両手で勢いよく操作すると部品がぶつかって50〜60dBの音を出すことに、つい最近になって気づいた。
静音性を重視するなら片手で操作するか品良く操作することを勧めたい。

滑り止め皆無なので、姿勢によっては、片手で回すのが少し難しい。店頭見本を何度か試してやり過ごすことを繰り返していた。
滑り止めは同社2+1エボルトストライプや1970年代日本製筆記具のように蝕刻を施したり、舶来品のように縦溝を彫るなら、高級品の体を失わないだろう。

　アクロボールBAB-150 / -250のくびれたグリップから棍棒のような形状になり、これもまた扱いやすく感じる。書くだけなら滑り止めがなくていい。

　ポケットクリップとペン軸の間隙が広く、厚地にも対応する。可動式ではないため手帳表紙に差すなどムリはさせられない。

左からサンスター ミュートン、ラミー ノトL283、同ノトL282、本品

前軸を外して替芯交換。繰り出し方向と逆に──前方から見て反時計回りに回す。 [パイロット アクロドライブBDR-3SR-]の続きを読む

1. 2024/09/30(月) 06:00:00|
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