毒沼地のゾンビマン、映画館に現る！

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２０２５年１月１日の元日、水曜日、なんばパークスシネマの様子です。
みなさま、あけましておめでとうございます。
今シーズン最初の映画鑑賞、一番大きなシアターにお客さん十数人と寂しいものでした。
むちゃくちゃ寒い朝でしたからね。

この映画は見終わって、ちゃんとした原作があると知り驚いたのですが、それだけのんさんの映画に仕上がっていましたからね。
多くの文豪が泊まったという「山の上ホテル」に自腹で泊まり、自らも執筆活動に入る加代子（のん）は、とりあえず恰好から入る私好みの人物なのですが、訪ねてきた大学の先輩で、編集者の遠藤（田中圭）から、上の階の部屋に大物作家の東十条（滝藤賢一）がいる事を教えられる。
加代子にとって東十条は因縁の相手で、新人賞に輝きながら東十条の酷評により作家デビューできずにいた加代子は、そのことをずっと根に持っていた。
メイドに化けて東十条の原稿を妨害することに成功した加代子は、以後、自らのデビューと東十条の妨害に奮闘し、それに気づいて加代子と攻防を繰り広げるふたりのいたちごっこが延々と描かれる。



この映画、天真爛漫さが狂気と化す加代子のキャラが強烈！
隣に座る野郎のキンタマを無邪気に握りつぶすようなのんさんの役作りが強烈で、この映画のすべて（汗）…
だからこの映画は賛否両論やと思いますが、のんさんのファンなら笑って許せます（汗）…
ただ、出版界の闇というか、問題点は鋭く描かれていますので、才能がありながら世に出られない作家の方はメガトン級の共感が得られると思います。



しかし綺麗に生まれながら、まったく女性の色気が感じられないのんさんの痛いキャラが濃いわ、いくら１９８０年代が舞台でも、奇抜なのんさんのファッション・センスとか（爆汗）……
でも、それだけ“のんさんワールド”全開の映画なので、ファンはたまらんかも。
私はコメディ映画としてちゃんと笑えたので楽しめました。

[２０２５年１月１日、『私にふさわしいホテル』、なんばパークスシネマ・スクリーン⑦にて鑑賞]


この記事、本当はもう少しボリュームあったんですが、書き上げたものがネットの接続不良で消えてしもて（涙）
なんとか最低限、書き直しました。
いきなりすったもんだしてますが、本年も当ブログ、よろしくお願いいたします。