タイトルのような検索キーワードでこのページを見に来たとても勇敢かも知れないあなたに贈る。

このページにたどり着く前に、あなたがどれほどの検索をしてきたか知るすべもないが、この記事を書いてる今日時点でiphone5のガラス割れに対する修理は、現実的にAppleストアか認定修理施設に任せる以外にないはずだ。

それでもこんな検索をするのは、その20800円という値段に納得がいかないか、それほどお金をかけたくない・・・つまり金が無いのが正直なところだろう。
しかもやっかいなことに、少しばかり何かを直した経験があって、そのくらい直せるんじゃね?と思ってるに違いない。

その程度の認識なら素直にAPPLEに行け。

この段階も通ってきたとは思うが、今やiphoneの修理屋など沢山あって、そこでもほぼ同じ値段だったか、広告はでてるのに5は扱っていないとかそんな理由だと思う。

その程度の認識なら素直にAPPLEに行け。

交換部品としてガラスと液晶一体のアッセンブリーを見つけたが、その値段も20000円近いし、ガラスだけなら安く売ってるから自分でなんとかやってみると思ってる奴!

アッセンブリーを買って自分で直すか、必ず直るAPPLEに行け。

ガラスだけを交換したいと思い、ガラスだけを買った奴。
ベゼルも買わない時点で下調べが足りなすぎる。

その程度ならやめとけ。

自分で修理に失敗したら、もうAPPLEには持っていけず、修理屋にいつ入るかわからないパーツが入るまで修理できなくなる。

その覚悟があるものだけこの先を読め。

まず大事なことだから言っておく!

俺は失敗した。

失敗した人間の言うことだから信じるな。


まず最低限の工具はそろえろ。

分解はここを見れば簡単だ。

http://www.ifixit.com/Guide/Installing+iPhone+5+Display+Assembly/10906/1

ガラスが割れてるのだから同じように吸盤が使えると思ったら大間違いだぜ!
それをセロハンテープを貼ったくらいで行けるなんて思った時代が俺にもあったよ!
無理だから。

ホームボタンの中を壊さないようにそこからこじれ!

どこにどのネジが使ってあったかが必ずわかるようにしておけ。

そんな基本はわかってると思うが・・・
blogネタの為じゃなく自分なりに写真も沢山とっておけ。

それほど難しくもなく、リンク先と同じようにガラスと液晶一体のアッセンブリーだけの状態になったと思う。 
ここからが最大の難関だ。

割れたガラスを剥がせ!

ただそれだけだ。

そして残った接着剤をきれいに除去しろ!

ただそれだけだ。

簡単だろ?

プラスティック製、角が丸くなってる平べったいもので、ある程度強度があるものがいいな。
ギターのピックみたいなやつ。

コツはなるべく寝かせて使う。
そして最後までテコの原理のようにしないこと。
ガラス自体やピックで液晶が割れる。

ガラスがある程度とれたら液晶をつないで電源いれてみろ。
これで液晶が割れてるようなら、もう苦労してガラスを剥がす必要もない。
晴れて解放されたのだ!乙

運良く?悪く?最後までガラスを剥がした奴は接着剤の除去だ。

さあ、お前なら何を使ってこの接着剤を剥がす?

昔、ガムを取るにはチョコレートと教わったよ。
俺はチョコレートをぬってみた。
たしかに本当に少しだがとれる。

だが理論としては油分が粘着力を弱まらせるのだから、オイル系が良いと思う。

ここで揮発しやすい灯油、ガソリンなども有効かもしれないな。
俺はやってない。

パーツクリーナーという意見もあった。
試してほしい。

結論を言うと、俺はジッポライターのオイルを使った。
ハッキリ言おう。

もの凄く早く除去することに成功した。
だが、最後まで読め。

歯ブラシにジッポオイルを垂らして、ゴシゴシしてティッシュで吹くを繰り返す。

接着剤除去後の液晶テストも成功。
ちゃんと表示されるし、タッチもできた。

次は接着だ。

平らな場所で日があたらない場所でやれ。
何か適当な紙を用意して、ガラスの枠を鉛筆で縁取りしろ。
ベゼルも合わせて内側の線も書け。

そこに液晶を固定してもいいし、だいたいの位置決めにしてもいい。
この精度は後に重要になる。

ポイントは2つ

表から見て液晶部に気泡がないようにすること。
裏から見て位置を正確に出すこと。

接着には透明度が高いUV硬化接着剤を使う。
もちろんUVライトも必要だ。

もしお前がリア充で彼女がいるならネイル用のやつを借りるのも手だ。
まあ安いもんだから買え。

液晶面のホコリを取って、脱脂する。
接着剤を多めに液晶中央部に盛り、ガラスを押しつけながら気泡を外にだす。
この時接着剤が大量にあふれ出る。
UV硬化というだけあって、普通の接着剤のように固まらないからキレイに拭き取れ。
裏にして位置も調整する。
ベゼルを合わせるのが確実だが、接着剤がつかないように気をつけろ。

このときに紙を何枚か用意しておき、裏、表を変える度に新しい紙にするとはみ出した接着剤まみれになりにくい。

気泡が無く、位置も決まり、はみ出し接着剤も拭き取ったらUV照射。

これで固まって動かなくなる。

もちろんガラス面の表についてると固まってしまうので注意だ。

日向で硬化を待つ。

ここまできたらもうどうしようもないのだが、もう一度液晶をチェックする。
さて、ここからだ・・・

この段階でうまくいってれば、あとは元通りに組み付けるだけだ。
ほぼ勝利したに等しい。
最後に心配なのは位置がずれてるとうまく収まらないということだ。
この部分は俺はうまくいったと思ってる。

だが、俺の失敗はこの液晶チェックで発覚した。

液晶に色ムラが出てしまった。

これはあくまで予想だが、おそらく接着剤除去のオイルが隙間から入り込んだか、接着剤が入り込んだのだと思う。

ただし、表示されているものが識別できないとかではない。
あくまで色ムラだ。

そこで、勇気ある挑戦者のあなたたちよ!
洗浄工程に使う薬剤と、接着剤の浸入には十分気を付けてくれ!
そこで失敗しなければ勝利は近い!

その後、俺は組み立てを行った。
最後にコネクターを繋いで、これがOKなら、はめ込んでネジを止めれば終了ってところで液晶が全く点灯しなくなった。

一度取り外し、コネクターを繋ぎなおしたが症状は変わらなかった。
多少作業を焦った部分はあるが、組み立てにおいてミスをしたとは思っていない。

おそらく、組み立て時に液晶を立てて作業する段階があり、その際液晶内部に入り込んだ液体が基盤部分でショートしたのだと推測する。

順調だっただけにショックが大きかった。

その後一度最後まで組み立てようと、はめ込みまで行ったが、もう一度外そうと思ったときにベゼルを破損させ、その引っかかったベゼルをもう一度押し込もうとしてガラスを割った。

集中力が切れたら一瞬でボロボロになった。

さあ、最後まで読んだ交換チャレンジャーの諸君。
俺の失敗を笑いとばし、勝利を掴んでほしい!

そして勝利したときは、その話を聴かせて欲しい!

健闘を祈る!